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みなさんこんにちは。早いもので、2009年もあと2ヶ月くらいになりました。
忙しくてブログ更新に手が回りませんが、細々と続けますのでお付き合いください。

さて、本日は約1月前の記事から。ここ数日はとりためてあった記事をご紹介していくと思いますので、ご了承ください。

気になる記事の内容は、外来ガエル捕獲大作戦と、その表彰の話です。
人によって微妙に感じるかもしれませんが、まず一度お読みくださいませ。↓


オオヒキガエル捕獲大作戦 功労で喜友名さんら表彰
2009年9月11日

 【石垣】石垣島全域に生息する特定外来生物オオヒキガエルの「石垣島オオヒキガエル捕獲大作戦」(環境省主催)の表彰式が5日、石垣市の環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで開かれ、最も多い1166匹を捕獲した喜友名茂さん(57)らが入賞した。全体では昨年(2582匹)の約2倍の5097匹が捕獲された。環境省の田村努自然保護官は「目標の3000匹を大幅に上回った。皆さんの頑張りに感服します」とたたえ、今後、定点調査などにつなげていく。
 オオヒキガエルは中南米原産の大型のカエルで、サトウキビの害虫駆除のために31年前、石垣島に持ち込まれた。
 大作戦は昨年に続いて2度目。8月9日から31日まで行われ、71人が参加した。
 1位の喜友名さんは熱帯花き農家。23日の期間中、18日間捕獲し、「農業をしているからオオヒキガエルがいる場所は把握している。捕り方にもこつがある」と話した。
 最も大きな個体を捕獲した人に贈られる「ビッグトード賞」は、713グラムの大物を捕まえた波照間博さんに決まった。


ということでした。

皆様どう思われましたでしょうか。
私は正直、なんでこんなことになってしまったのだろう、という思いです。

と言っても、このような功労賞を出したことに批判をするわけではございません。
また、捕獲作戦に批判するわけでもございません。

正直申しますと、残念なのです。
大作戦を行わなければならず、また功労をねぎらわなければならないほどの数にオオヒキガエルがなってしまったことに対して。

この記事を見て、真っ先に思ったことがそれです。

しかし、やはり外来生物を専門としている目から見ると、このような大作戦及び功労賞は駆除に非常に効果的でもあるのです。

短期間に大人数を動員し、駆除することは効果的です。何年にも渡ってダラダラと続けると、駆除→繁殖→駆除→・・・というイタチごっこにしかなりませんから。

また、功労賞を出すことによって、参加者の意欲を上げ、おそらくボランティアがおおいであろう駆除作業に参加してくださること自体をねぎらうことは大事なことなのです。

このような駆除作戦は各地でも行われております。
釣り大会を開催し、ブラックバスをそのまま駆除する事と全く同じことなのです。

ですから、このような大作戦と功労賞は、外来生物駆除において参加意欲や外来生物と言えども命を奪うことに対する罪悪を少しでも和らげる効果があるのです。

ただ、やはり大会を開催しなくともよい、駆除作業を労わなくても良いくらいに外来生物の数を増やさないでおきたいところですね。

やはり、先ずは水際対策および防除をしっかりする、ということです。

多くの人は生き物を殺すことに抵抗があるでしょう。
外来生物を研究している私だってそうです。

自ら手を下すことには、やはり抵抗があります。
なぜなら外来とか在来とか抜きにして、生き物が大好きですから。

外来生物でも、生き残るための戦略を見ていると感心させられることが多いですから。

だから、駆除大作戦しなくても済むよう、水際対策・防除が重要なのです。

もちろん、今蔓延してしまったものには駆除なり、移動規制なり、防除なりの対策を施す必要があります。これはもう致し方のないことです。
日本の生き物も大好きで大事ですから。個人的にも、科学的重要性においても。

オオヒキガエルの捕獲大作戦は、その土地の自然を守るためには仕方のないことです。
ブラックバスやブルーギルほど悪名は世に知られてないぶん、可哀想だと思う方は少なくないでしょう。

しかし、何度もこのブログで申してますが、将来の日本の自然のために今やるべきことは何かを忘れてはいけないのです。
今後哺乳類でも駆除大作戦などが出てくると思いますが、可哀想だと思っても、その裏には各研究者や機関、農家の方々が意図していることがあるのだ、と考えてみていただけると助かります。

テレビでも新聞でも、単純にニュースを見て鵜呑みにしすぎると危険ですよ。
新聞やテレビの方々だって裏に意図していることがあるのですから。

だって同じ人間だもの。

引用元:琉球新報 2009/09/11 『オオヒキガエル捕獲大作戦 功労で喜友名さんら表彰』
URL:http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-149726-storytopic-5.html
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2009.10.28 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。今日も生態工房さんでインターンをしてまいりました。

今日の内容は外来種駆除作業だったのですが、午前中に光が丘公園のバードサンクチュアリ池にてワナを回収した後、サンクチュアリ入り口にあるビオトープのような小さい池でウシガエルを駆除することになりました。

大きさはだいたい2×7mくらいの小さな池。記憶を頼りにしてるので、もうちょい小さいかもしれません。

ここにいるウシガエルは、今年オタマジャクシから成体になったくらいの小さな個体です。たぶん体長3~5㎝くらいですね。ですが、うじゃうじゃいるんですよ。

ふと池を見てみると、みな水面に出てきているのです。でも、近づくとすぐに水中に潜ってしまい、なかなか捕まえられない。

このウシガエル捕獲は、実は前に1回挑戦してました。しかし、捕獲数ゼロ。アメリカザリガニを1匹捕獲しただけでした。

この池の環境は、底質は泥、水深は2~30㎝ほどでしょうか。人が入るには浅いですが、横幅が狭いため、駆除作業がしにくくなっております。
植物はほとんど生えておりません。

生息している生き物は、アメリカザリガニとウシガエル、タニシっぽい貝(種は不明)、そしてトンボのヤゴでした。
おそらくヤゴのためにつくられた池なのでしょう。しかし、私がヤゴを見たのは今日初めてで1回きりでした。


ウシガエルの駆除は非常に大変でした。先ほども申し上げたように、近づくとすぐ水中に潜ってしまい、見失ってしまう。

捕まえるのは虫取り網とかタモ網のちっちゃいやつで捕獲しますが、最初とっていた方法は、水面に浮かんでいるカエルを直接網で挟み撃ちにしようとしてたんですよ。

しかしなかなかとれない。うまく網に入っても、水中なのですぐスイスイ~っと逃亡されてしまいました。何より、網を入れると泥が舞い上がって一気に視界不良になります。そしてカエルも池の撹乱が落ち着くまで水面に現れません。

非常に効率が悪かったんですね。で、結局捕れず。

それを踏まえて、今回は方法を変えてみました。

まず、カエルの行動を観察し、考えました。

近づくとすぐに水中に潜ってしまうけど、実際は泥の中に逃げ込んでいるだけじゃないのか?
で、落ち着いたらひょっこり水面に出てくるだけじゃないのか。

水中に潜るとはいっても、深くないし何より広い池じゃない。逃げられる場所は限られている。
むしろ、水中をスイスイ逃げるほうが、カエル達にとっては外敵に発見される確率が高くなるにちがいない。

おそらく水面に出ていた場所からそう遠くない泥の中にもぐるのだろう!

このように考え、駆除の方法を変えてみました。カエルを狙うのではなく、底の泥をあさる。

読みは当たりました。

まず、水面に出ていたカエルに接近しながら、水中に逃げ込むのを確認。すぐさまタモ網を使い、逃げ込んだ場所近辺の泥をザバーっと掬い取っちゃいます。

次に、タモ網に泥を入れたまま、虫取り網の柄で(細いやつに限りますが)泥をかき回します。かき回すというよりかは生き物が入ってるのか探すわけですけど。

もし、生き物がいれば、カエルならおもてに出てくるし・・・というか柄から逃げようとするので明らかに生き物の動きがわかります。

いたらタモ網の中から虫取り網で生き物を掬い取ります。いなければ泥を池の中に戻します。

この方法で前回はゼロだったウシガエルですが、本日は15匹捕獲することに成功しました!
アメリカザリガニも前回1匹だったのですが、今回は4匹に増えました!!


生き物を直接目視して捕獲するのが理論上では簡単ですが、相手も動物ですので動き回り、逃げ回ります。そしたら、その動物がどんな行動をとるのかを考えて捕獲しなければなりません。

むしろ、そうしなければ捕獲効率は上がらないでしょう。

研究にせよ調査にせよ駆除にせよ、ある一種に対して何らかの行動を起こすときには、植物なら生活史、動物なら生態や行動を把握し、常に考えなければ効率のよいものにはならない、と思いました。

教授のおっしゃったとおり、私のトウネズミモチの研究でも、ちゃんと生活史を踏まえなければ行き当たりばったりの駆除方法研究になってしまうのだなぁと、理解できた気がします。

ちなみに、作業後の池をのぞいたら、ウシガエルが4~7匹ほど水面に現われてました。・・・どんだけー!!

99%駆除することはできても、最後の1%が非常に難しいとは誰かが言っておりましたが、まさにその通りだと思います。

しかし、その1%に尽力するかしないかで、結果はぜんぜん違うと思います。0になるか、100に戻るか。どちらかでしょうね。
2008.10.30 / Top↑
どーもー、ちょっとお久しぶりのゆーにです。

祝!!5000HIT!!!他のブログに比べたらまだまだなんですが、これだけ専門的な内容に偏らせているのにこれだけたくさんの人に見て頂けたのは素直に嬉しいです!

これからもよろしくお願いしますー(>▽<)


今日は記事ではなくyoutubeより、ウシガエルの動画です。

日本でもよく見かけるウシガエル。最近だと・・・あぁ、善福寺公園だったかな?そこで声を聞きました。善福寺公園にはトウネズミモチもあり、ワカケホンセイインコもいたり、探せば外来種だらけだと思います。

というか東京や埼玉、神奈川などの都市公園はほとんど外来種に席巻されてるといってもよいでしょう。

なんたって皇居のお堀にブラックバス・ブルーギルがたくさん居るくらいですからー(ちゃんと駆除もしているようです)

前置きはさておき、ウシガエル(bullfrog)の動画です。national geographicより。食欲旺盛なウシガエルの食べっぷり、どうぞご覧あれ。そしてそのすさまじさに冷や汗を流しましょう。



何を食べているんだ、何を。そこまで食うかッ!!

非常に恐ろしいですね。都会はともかく(いや別にどうでもいいというわけではないですが)、貴重な生態系に入らないことを祈ります。

ちなみに、西表など南西諸島にはオオヒキガエルが侵入し、イリオモテヤマネコなど貴重な種に被害を出しています。オオヒキガエルは猛毒持ちですからね。

さらにちなみに、このbullfrogという単語でyoutubeで検索かけると、生きたマウスを食べさせている動画などスプラッタなものがあります。検索の際はご用心。おそろしやー。

さらにさらに、ブラックバスにカエルを食べさせる動画もありました。さすが海外、狩猟民族。

たまにはまったり、こんな感じでいかがでしょうか。
2008.07.23 / Top↑
こにちは、ゆーにです。今日は前回書いたシロアゴガエル関係です。

半年くらい前の記事になりますが、シロアゴガエル駆除に関することも書かれていたので記事にいたします。

では、まず新聞記事から。↓

シロアゴガエル空港周辺の生息分布確認 環境省

繁殖場所の除去作業に着手

石垣空港周辺で定着が確認されている特定外来生物の1つ、シロアゴガエルの生息地が同空港周辺を中心に東西約8キロ、南北約3キロにわたって点在していることが分かった。環境省那覇自然観察事務所では、繁殖に使われている沈砂池を干上がらせることによってシロアゴガエルを除去する方法に着手し、空港北側の沈砂池1カ所で作業を終えた。

同事務所では、シロアゴガエルの繁殖期にあたる今月末まで、ほかの繁殖場所でも除去を進める。除去が難しい場合にはプールなどで使っている塩素剤の投入も検討していく。塩素剤の投入は専門家の意見を踏まえて行い、飲料水やプールの消毒に使用しているものを使用していく。実際に塩素剤を投入する場合には、公表することにしている。
 シロアゴガエルは今年7月末に石垣空港周辺で定着が確認されたあと、8月上旬の調査で、南北約1600メートル、東西約500メートルの範囲に分布する同空港周辺の7地点で繁殖が分かった。その後、調査地点を同空港から東西南北に広げていったところ、調査地点100カ所のうち、38カ所で夜間に鳴き声が聞こえ、生息を確認した。

すでに除去作業を終えたのは、同空港北側にある20メートル四方の沈砂池。作業では、オタマジャクシ約1000匹を除去するとともに、内部をポンプで排水して干上がらせる方法で行った。シロアゴガエル以外の生物は9月16日に近くの水場に移動した。
 同事務所は今後もシロアゴガエルに関する情報提供を求めている。石垣自然保護官事務所(82-4768)。


でした。

以前に那覇自然環境局から出されていた報道発表資料からの記事だと思います。報道発表資料はコチラ

シロアゴガエルは空港周辺に点在しているようですが、すでに一ヶ所で除去作業が終わっているようですね。

その方法を記事から推測しますと、水がある状態でオタマジャクシを網などにより除去し、さらに池をポンプで排水し、干上がらせるというものでした。

しかし、報道発表資料によりますと、池の形や大きさなどのために池を干上がらせる方法が使えない場合もあるようです。

そのときには、プールの消毒に使う塩素剤を投入し、駆除する方法もあるようです。

この方法を行うときの留意点はいくつかあるようです。
①塩素剤を投入する場合は、飲料水(0.1mg/L~1.0 mg/L)やプールの水(0.4mg/L ~1.0mg/L)程度の塩素濃度を一定期間(数日~1ヶ月程度)維持する
②塩素剤の使用により、人間に対する影響はほとんどない
③池に残された小動物はほぼ全滅することになる
④塩素剤投入により駆除するシロアゴガエルの幼生以外の小動物の死亡を極力回避するため、ヤゴなどを近接する水場に移動する

これを留意してやらないと、シロアゴガエルは駆除できないどころか、在来種まで非常におおきなダメージを与えてしまいます。
しかし、この方法を用いることは毒を使うのですから、生態系に大きな影響を与えてしまい、必ずしも望ましい方法とはいえません。
那覇自然環境局もやむなき手段でもちいるのか、可能な限りは池干しをするようです。

効率的な駆除方法ではあるものの、かなり負荷をかけてしまう方法のため、注意が必要ですね。実行の際はちゃんと呼びかけを行うようです。

哺乳類とは異なり、両生類は小さい生き物ですので、人海戦術やたくさんの罠を仕掛ける方法は望めないのでしょう。

捕獲効率の高い罠を考案するか、あるいは一気にこの塩素剤による駆除方法で駆除し、ここで終わらせるのか。

どちらがいいのかは分かりません。どちらもリスクとベネフィットがあるのですから。この采配は難しいですね。

ネタ元:八重山毎日新聞 2007/10/23 『シロアゴガエル空港周辺の生息分布確認 環境省』
URL:http://www.y-mainichi.co.jp/news/9689/
参考:那覇自然環境局 http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2007/1022a.html
2008.04.02 / Top↑
お久しぶりです。ちょっと多忙につき更新が遅れてしまいました。

今日はyahoo!ニュースより特定外来生物の目撃情報です。

発見されたのはシロアゴガエルでした。

以下に記事を転載します。

シロアゴガエル確認 特定外来生物、在来種に影響も

 【粟国】粟国村で特定外来生物シロアゴガエル(アオガエル科)が確認された。帰省中の村出身者が7日、農作業の際に見つけ、同村役場に届けた。
 同村では、2、3年前から目撃情報はあったが、同村役場に報告されていなかった。役場では、環境省などと調整しながら今後の対応を検討している。
 シロアゴガエルは、1964年に沖縄本島中部で確認後、県内各地に生息域を広げた。在来のカエルなどに影響を及ぼす恐れがあるとして2006年2月、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)に基づいて、特定外来生物に指定。飼育や保管、運搬などが禁止されている。



以上・・・とのことです。

さて、まず沖縄県の粟国村はどこか、調べてみましょう。google earth大先生、出番ですよ!

粟国島2


というわけで沖縄の横でした。完全に隔離された島ですので、もし影響が出始めたらちょっと危険ですね。どんな在来カエルがいるのかな。

さて次に問題のシロアゴガエル。どんな生き物なんでしょうか。

アオガエル科のシロアゴガエル属のシロアゴガエルです。ちゃんとヒキガエルやウシガエルと同等に扱われていますね。単になんとかガエルのなかま、とかではなくて。

東南アジア原産で、自然林にも市街地周辺にも生息できるようです。さすが外来生物。

なぜ特定外来生物なのかといいますと、生息環境や繁殖場所が在来のカエルと重なっており、エサなどを巡る競合が起きることと、在来種からは発見されていない寄生線虫がシロアゴガエルの雄の生殖腺から確認されており、在来種への感染が懸念されているからだそうです。

シロアゴガエルは本州では全くニュースすらお目にかからないものの、沖縄の方では結構事例が多いみたいです。wikipediaにも載っていませんでした。

乾燥に強いようで、資材に紛れてもたらされたり、ペットとして飼育されていたようです。

そろそろ沖縄も小笠原とおなじような状態におちいりそうですね。
暖かい地方の方が生き物は生息しやすいので、外来種の被害も大きくなるのはわかります。

でもその分多様な生態系を持っているので、撹乱されすぎないで欲しいですね。ガラパゴスみたいに外来植物800種!みたいな状態にならないことを切に祈っています。

先ほどネットでシロアゴガエル情報を手に入れたのでまたカエル記事になるやもしれません。ではでは。


ネタ元:yahoo!ニュース/琉球新報 2008/03/24 『シロアゴガエル確認 特定外来生物、在来種に影響も』
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080324-00000011-ryu-oki
2008.03.26 / Top↑

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