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みなさまお久しぶりです。U1です。お元気ですか?
ここのところ全く記事を書く時間がありませんでした・・・。
仕事では外来生物を扱わないので、外来生物の世間的な流れが今どのあたりにあるのか把握できていない状態です。3~4年くらい前は「普及!啓発!」が流れだったと思うんですが、今は何が流れだろうか・・・。

さて、本日のお題は「愛知県の外来生物」について。
名古屋に来て1年が過ぎたところですが、愛知は外来生物情報が多くない・・・。

実際は、名古屋市が外来生物対策の協議会を立ち上げていたり、外来カメに詳しい教授がいたり、外来種を考える市民団体もあったりするのですが、多くが「名古屋市」であり「愛知県」ということではないんですね。
もしかしたら情報があるのかもしれませんが、散在していると思います。

ならば、ということで、まず愛知県の生物情報をまとめてみたいと思います!!!
せっかくCOP10も愛知・名古屋で開かれたんですしね。

なお、これから書く情報は私の知っている限りです。抜け落ちがあると思いますが、その場合はお教えいただけると幸いです。
また、未確定情報盛りだくさんですので、真に受けると痛い目を見るかもしれません。
昔見つかって、今いるかわからないのも載せますので、ご注意ください。

情報が無さすぎるので、実際に調査される方がいれば教えてください。

■愛知県の外来生物リスト
赤字:外来生物法における特定外来生物
青字:外来生物法における要注意外来生物
紫字:愛知県「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」における生態系に著しく悪影響を及ぼすおそれのある移入種

○魚類
カダヤシ(各地のため池・水路・学校等)
ブルーギル(各地のため池・河川等)
オオクチバス(同上)
コクチバス
ナイルティラピア
・ジルティラピア?
カラドジョウ(水田・水路)
オヤニラミ(河川;国内外来)
カムルチー(ため池・河川)

○甲殻類・貝類
カニヤドリカンザシ(河口・海)
カサネカンザシ(河口・海)
コウロエンカワヒバリガイ(河川・河口)
カワヒバリガイ(河川)
ムラサキイガイ(河口・海)
ミドリイガイ
スクミリンゴガイ(水田等)
シナハマグリ?(河口)
タイワンシジミ(川)
・ヨーロッパフジツボ(河口・海)
・アメリカフジツボ(河口・海)
タテジマフジツボ(河口・海)
・サキグロタマツメタ(河口・海)
アメリカザリガニ(ため池・水田)
チチュウカイミドリガニ(河口・河川)

○両生類
ウシガエル(ため池等)

○爬虫類
アカミミガメ(ため池・河川)
カミツキガメ(ため池・河川)
ワニガメ(ため池・河川)
ハナガメ(名古屋ため池)
トゲスッポン(名古屋ため池)

○鳥類
ソウシチョウ
・ドバト
・コジュケイ?
コブハクチョウ

○陸上節足動物
アルゼンチンアリ(都市(田原市))
セアカゴケグモ(セントレア空港、名古屋港)
・ヒロヘリアオイラガ(セントレア空港)
ホソオチョウ
アカボシゴマダラ
タイワンタケクマバチ(豊田市)

○哺乳類
ヌートリア(河川)
アライグマ(里山等)
ハクビシン(里山等)

○植物(代表的なもののみ)
オオキンケイギク(路傍・河川敷)
セイタカアワダチソウ(河川敷等)
スイレン(ため池等)
ヒメジョオン(各地)
セイヨウタンポポ(各地)
トウネズミモチ(都市公園)
モウソウチク(里山)
ホテイアオイ
・オオアラセイトウ(各地)
タカネマツムシソウ
ハリエンジュ
キショウブ

・・・


ざっと書き出してみましたが、こんな感じでしょうか?
植物なんかは多すぎてもともと書いていませんが、他の分類群もいくつか取りこぼしがあると思います。
愛知はあまり多くないかも!と、たかをくくっていたら、出るわ出るわ・・・。北海道のウチダザリガニとか、小笠原のグリーンアノールとか、よく新しい外来魚が見つかる琵琶湖とかとは異なり、特徴的な生き物はそんなに多くないようですが、だからこそあまり外来生物が注目されず、詳細に調査されていないのかもしれません。

逆に、調査じゃなくて駆除は進んでいると思います。
オオキンケイギクなんかはバンバン駆除されているみたいです。
田原市のアルゼンチンアリは防除が行われました。
名古屋では、ため池保全の活動で水抜きを行って外来魚やカメ等を駆除してます。
これからはアライグマやスイレンも駆除していくらしいです。
トウネズミモチは「なごや外来種を考える会」の方と駆除活動を行いました。

駆除も大変重要ですが、現状把握も大切だ、というのを本日愛知の外来種の情報を調べてみて思いました。
駆除しちゃえば調査しなくていいじゃん、と思うかもしれませんが、その駆除が本当に個体数抑制あるいは根絶に効果的かは、やはり調査しなくてはわかりません。

今は港が近いので、私も時間をみつけてコウロエンカワヒバリガイの現状でも見てみようかと思います。
みなさんも何か調べてみてはいかがでしょうか?

参考:
愛知県「条例に基づく移入種の公表について」
http://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/gairai/jorei.html
国立環境研究所「侵入生物データベース」
http://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/
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2011.06.12 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。
修士論文提出が近くなり、かなり焦っております!!
あまり更新できなくてすみません。若干散漫な文章になるかもしれませんが、お付き合いください。

さて・・・、気をとりなおして。
本日はニュースのご紹介です!

オキナワキノボリトカゲってご存知ですか?
沖縄にいるキノボリトカゲのなかまです。なかまというか亜種ですね。

このキノボリトカゲ、環境破壊やマングースによって絶滅危惧種になっております。
しかし、ある地域で駆除が要望されているとのこと。

いったいどういうことなんでしょうか?記事を確認してみましょう!↓

絶滅危惧なのに駆除要望 九州にオキナワキノボリトカゲ

2009年12月2日9時43分

 本来は九州にはいないオキナワキノボリトカゲが、宮崎県日南市と鹿児島県指宿市で見られるようになり、日本爬虫両棲類(はちゅうりょうせいるい)学会(会長・松井正文京都大教授)は、駆除などの対策を求める要望書を環境省と両県に送った。沖縄や奄美諸島が生息域で、環境省のレッドリストで絶滅危惧(きぐ)2類に指定されているが、天敵がいない南九州では在来生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるという。

 オキナワキノボリトカゲの全長は最大で20センチ余り。やや開けた森林地帯で半樹上性の生活をして、日中に獲物を探し昆虫などを食べる。

 要望書によると、生息が確認された2市の一部では、かなり高い密度でおり、近い将来、急激に分布を広げる恐れがある。日南市での調査では、アリからセミまでさまざまな昆虫を餌としていた。

 分布が広がった場合、南九州の生物多様性への悪影響が強く懸念されるが、駆除や封じ込めの具体策は実施されていない。外来生物法で規制しているのは、外国からの生物で、オキナワキノボリトカゲのような「国内外来種」は対象になっていない。

 要望書を起案した太田英利・兵庫県立大教授は「まだ、九州での分布は限られているが、生息密度は沖縄や奄美よりも高くなっている。生物多様性の保全を考える時、国内外来種に対する法規制がないことが大きな問題だ。今回の対策を急ぐとともに、同様な問題の再発防止を徹底する必要がある」と話す。(米山正寛)


ということでした。

つまり、この絶滅危惧種オキナワキノボリトカゲですが、おそらく人の手によって宮崎と鹿児島に持ち込まれ、地域の在来生態系に悪影響を及ぼしかねないとのことで駆除が要望されているのですね。

外来生物法は国内外来生物は規制されていません。
小笠原でアカギという樹木が在来の森林生態系に広がっておりますが、アカギ自体は沖縄のほうで見られるため、法律で規制されているわけではないのです。
といってもちゃんとアカギは駆除しておりますけれど。

ではアカギのように、外来生物法に関係なく駆除対策すればいいじゃない!となるかもしれません。

ただ、そこで皆様が頭をひねるのは、オキナワキノボリトカゲが絶滅危惧Ⅱ類であるということ。
レッドリストに載ってしまっているのです。

レッドリストに法的な規制力はありませんが、だからといって簡単に駆除してしまっていいのか?ということが問題になるのです。
ただでさえ沖縄では数を減らしているのに、駆除という方法でよいのか、これが議論になるのですね。

単純に考えれば、一定数を捕獲して沖縄や奄美で再放蜥蜴をすれば、九州でも数が減るし、沖縄では数が増えるし、一石二鳥になるのですけれどね。

しかし、簡単にできないのが現状。
ウィキペディアでみますと、どうやらすでに九州では個体数が2万匹にもなっているようです。
ちゃんと探せばもっと信頼性のある参考資料も出てくることでしょう。

まず、2万匹をどうやって根絶するのか?

一匹でも逃せば、またそこから増える可能性がある。それが生き物です。
取り逃したのがオスだったら平気かもしれませんが、メスだった場合おなかに卵があることも考えられますから。

小笠原のグリーンアノールはまだまだ根絶には至りません。

オキナワキノボリトカゲも、どのようにして根絶すればいいのか。
単純に駆除してくださいと言われても、しっかりとした計画を立てなければ根絶は難しいのです。

しかし根絶しなければ昆虫層などに影響が出るのも事実。

私としましては、研究者も行政も一丸となって取り組んでいただきたいと思うところです。
そういえば、九州といえばマングースが侵入しておりましたが、どうなったのでしょうね。

ちなみに、人の手を介さなければ、これ以上の分布は九州でとまるはずです。海、泳げませんから。多分。


外来生物といえばほとんどが外国原産だと思いがちですが、このような国内外来種も問題になりうるのです。
外国産ならば、動物の生命倫理などを無視すれば、駆除根絶で片がついてしまいます。

しかし、地域に入った外来種が国内産で、しかも絶滅危惧ならばどうすべきでしょうか。
貴重種だから守るべきでしょうか、在来生態系を守るために駆除根絶すべきでしょうか。

意見は分かれますし、正解は導かれないでしょう。
なぜなら、外来生物問題は人の意識の問題だから。

でも、もし理想論をいえるならば、このオキナワキノボリトカゲの事例では、

まず沖縄のマングースを根絶し、捕食者を減らす。
次に、沖縄のオキナワキノボリトカゲの生息数・密度を確認する。
少なければ一定数を九州から導入し、九州の残りを根絶。
多ければ九州のオキナワキノボリトカゲを根絶。

ということになるのでしょうかね。

まぁ、絶対にできない・・・というより時間がかかりすぎてキノボリトカゲが半端なく広がってしまうから現実的ではないのです。

やはり、入れないのが一番。放さないのが一番。

どうかペットなどを逃がさないでください。

彼らは自由になれたわけではないのです。
食事がとれるかどうかわからない生活、捕食者におびえなければならない生活。
万が一生き抜くことができたとしても、次に待ち構えるのは処分です。

全ての生き物が、檻から出ることが幸せ、とは限らないのです。

引用元:朝日新聞 2009/12/02 『絶滅危惧なのに駆除要望 九州にオキナワキノボリトカゲ』
URL:http://www.asahi.com/eco/TKY200911290245.html
2009.12.09 / Top↑
こんにちは。ゆーにです。
最近日本各地で地震が多いですね。
自然災害には気をつけましょう、と言っても準備をして気をつけるくらいしかできませんね。

外来生物は気をつけるだけではダメです。問題が起きる前、起きてからも対処のしようがあります。
根絶なんか無理だ、と思ってるから根絶できないのです。
私の水槽にはびこっていたサカマキガイ。全て手作業で根絶させました。不可能では無いのです!

・・・とまあ、前置きはこの辺にしておいて、本日の記事に参りましょうか。
今日は約1ヶ月前に配信されていたニュースより。

小笠原の現状、でしょうか。国が世界遺産へ登録しようと頑張っておりますが、はたして。

小笠原諸島:「世界遺産」へ外来種の壁…駆除作戦続く
2009年8月20日 10時58分 更新:8月20日 13時1分

 希少な昆虫類を食べるグリーンアノール=環境省提供 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に推薦される東京都の小笠原諸島。希少生物が多く「東洋のガラパゴス」と呼ばれるが、外来種の動植物がすみつき、登録の壁となっている。政府が推薦書類を仮提出する来月をにらみ、島では駆除作戦が続く。世界遺産に登録される勝算は?【下桐実雅子】

 「思いのほか、捕れるな」。財団法人・自然環境研究センターの戸田光彦主席研究員がつぶやいた。木の幹に市販のゴキブリ捕獲器をくくりつけると、米国産トカゲ「グリーンアノール」が捕まった。オガサワラシジミなどの希少種を食い荒らす厄介者だ。戸田さんは設置しやすいよう改良した「アノールトラップ」を開発。父島に05年末から設置し、5000匹以上を捕獲した。現在の推定生息数は全域で数百万匹。根絶は遠い。

 植物の外来種の代表格は、薪(まき)の材料となる「アカギ」。東南アジアなど原産で、在来の樹木より大きく、森を専有して在来植物との共存を拒む。農薬を注入して枯らす作戦を続け、弟島で06年に根絶した。西島では海鳥を捕食する東南アジア原産のクマネズミを捕獲、08年に根絶を確認した。

 ◇
 都心から1000キロ離れた小笠原諸島は、大陸と陸続きになったことがない。大河内勇・森林総合研究所理事は「ガラパゴスと同様、海で隔てられた小笠原の生物は強敵に出合ったことがなく、外来種に弱い」と話す。外来種の到来は人が定住し始めた1830年ごろ。アカギのほか、畜産用に豚やヤギが持ち込まれた。グリーンアノールは米軍統治下の1960~70年代に定着したとされる。

 問題は、外来種をやみくもに根絶すればよいわけではない点だ。媒(なこうど)島などでは、植物を食べ尽くすノヤギを駆除すると、ノヤギが食べていた外来植物ギンネムが増えてしまった。

 環境省は「外来種をすべて駆除するのは難しい。拡散を防ぐことも重要だ」と指摘。母島で下船時に靴底の泥を落とすよう呼びかけ、侵入防止を図る。

 ◇
 そもそも政府が世界遺産登録の推薦に踏み切る理由は、小笠原の固有種の多さだ。昆虫は1406種確認され、25%を固有種が占める。また日本には約800種のカタツムリがいるが、小笠原は固有のカタツムリが約100種いる。千葉聡・東北大准教授は「小笠原は種の分化が速く、進化の過程を観察できる」と話す。

 世界遺産は890件を数え、ユネスコは審査を厳しくしている。岩手県の平泉や東京の国立西洋美術館の登録も見送られた。政府が小笠原諸島を推薦するのは来年1月で、結論は11年夏に出る見込み。環境省は「小笠原の自然は世界に誇れる。価値を科学的に説明し、突破したい」と自信をのぞかせる。



という記事でした。

はっきりと申しましょう。私は、現状で世界遺産登録は無理だと思います。
というより、もう少し外来種がいなくなってからのほうがよい

世界遺産に登録されると、明らかに観光客が増えますよね。観光客が増えれば、意図せず入ってくる生物も増える。
観光客が増えれば、施設を増やさざるを得なくなる。そのために資材を外から入れなければならなくなる。そこに密航してくる生物もまた増えるのです。

小笠原は国立公園であり、国立公園とは基本的に景勝地の利用が目的なのです。
もちろん自然地域の保護もありますが、基本は保全。つまり保護しつつ持続的な利用が目的なのです。

国立公園には開発規制地域もありますが、届出をすれば開発できてしまう地域もあります。
小笠原にはあまり詳しくないのでわかりませんが、おそらく開発できる地域があるでしょう。

世界遺産に指定すると考えるからには、観光客のことも考え、開発しなければならなくなるでしょう。

そのときに必ずや外来生物が入ってきます。どんなに気をつけていても。


現在、パッと思いつく限りでグリーンアノール、アカギ(ちなみに小笠原のアカギは南西諸島から持ち込んだものです。原産は沖縄のほう。国内外来種です。)、ギンネム、ノヤギ、オオヒキガエル、その他外来昆虫、アフリカマイマイ・・・おそらくもっといるでしょう。雑草にも外来種が混じっているはずです。

種としてこれ以上いるはずですから、個体数はなおのこと。

在来の希少な生態系を維持したいのであれば、希少な生態系に価値を見出すならば、必ずやこの外来種を駆除根絶しなければ後世に残すべき遺産としての認定は難しいのではないのでしょうか。

私は世界遺産登録へは肯定的です。
生物多様性のホットスポットとして残すべき場所だと思っております。

だからこそ、です。

本家ガラパゴスが
環境破壊や外来種の蔓延によって
自然遺産から危機遺産になってしまったように
小笠原諸島には
第二のガラパゴスになって欲しくはないのです


ですが、記事中にもあったように朗報もあります。
クマネズミの根絶に成功したのは、生態学会でも注目を浴びておりました。
アカギの部分的な根絶もよいことです。

根絶は不可能ではありません。
世界ではさまざまな外来生物の根絶例があるのですから。

何度も何度も繰り返し捕獲圧をかければ、次第に数は減少します。自分の水槽で身をもって体感しました。

本気で世界遺産登録を目指すならば、捕獲のための予算と人員を増やしてください。
そして地元と協力してください(どちらもすでにやっているとは思いますが)。

足りなければ、有志を募るのもいいと思います。ものは働きかけようです。

問題を残したまま自然遺産になるよりは、問題の無い、むしろ外来生物をいなくした自然遺産という付加価値がついているほうが、魅力的だと思いませんか。


引用元:毎日新聞 2009/08/20 『小笠原諸島:「世界遺産」へ外来種の壁…駆除作戦続く』
URL:http://mainichi.jp/select/today/news/20090820k0000e040022000c.html
2009.09.18 / Top↑
最近更新が不定期ですいません、ゆーにです。こんにちは。

やっとこさ一ヶ月半前の生物多様性センターの記事を書きます。
遅れてすいませんでしたm(_ _)m

1月下旬に大学の講義の一環として、河口湖にある生物多様性センター見学に行ってまいりました。

生物多様性センターは、生物多様性国家戦略を受けて日本の生物多様性保全を累進するために設立された環境省の施設です。

詳しくは生物多様性センターのホームページをご覧くださいね。


時は1月23日(もう一月半も前)・・・。朝5時に起床し、河口湖へ向けて出発!
久しぶりに富士山が見れるとワクワクしながら9時半頃に河口湖駅へ着き、駅から富士山を見てみると!

・・・曇ってて見えなかった(´Д`)

それはさておき、生物多様性センターに到着。
東京は全く雪が積もらなかったのですが、こちらはこのような感じ↓。
IMGP3766re.jpg

あまりに雪が積もっていたため、童心に返り雪だるまを作ってしまいました。
って目的が違う!!

さてさて生物多様性センターですが、最近(といっても8年くらい前だが)できた建物なので、非常にきれいでした。

IMGP3767re.jpg
正面

IMGP3770re.jpg
フクロウさんがお出迎え。


中に入ると、展示室やらなにやらいろいろあるみたいです。
全員が集合するまで展示室を覗いてました。

写真は撮らなかった(撮っていいのかわからなかった)のですが、展示内容は生物多様性保全の意味や意義をわかりやすく説明したもので、導入編としてはなかなか良いものだったと思います。
スクリーンで短編映像も上演しておりました。

当日のメインは、先生の計らいで、標本庫を見学することでした。
標本庫は文字通り、動物や植物の標本を集めている場所です。
なんでも、生物多様性センターでは標本の収集を行っており、現在の所蔵量がなかなかすごいんだとか。

標本庫に入る前には、厳重な扉があり、標本を荒らす虫が侵入しないよう厳重な態勢がとられておりました。

標本庫に入ると、そこは正しく所蔵庫といわんばかりの雰囲気でしたねー。ちょっと感動しました。
ちなみに写真を撮っていいか聞いてみたらOKだったので、ここからバシバシ撮ってます。


IMGP3786re.jpg
所蔵庫といわんばかりの雰囲気

IMGP3773re.jpg
こんな感じでさまざまな標本が並べておいてあります

パッと見狭そうですけど、中は案外広かったですよ!学生15人くらいで訪れましたが、余裕で皆入りました。

さすが環境省といいますか、生物多様性センターといいますか、入り口すぐに固まって並べられていたのは、外来生物の標本でした!
話で聞いただけとか、写真でしか見たことのなかった外来生物の標本が置いてあり、どんな大きさなのか、どんな形態をしているのか、一瞬にして理解できるのが標本のよいところですよね。

というわけで、外来生物と他の生き物の標本を撮影してきたので、ご覧いただきましょう。


IMGP3787re.jpg
まずはこれ。ヘラクレスオオカブトとコーカサスオオカブト。アトラスオオカブトもいるのかな?
税関で引っかかったものを没収したものらしいのですが、ただ殺処分するだけではもったいないので標本にしたそうです。やはり許可を得ないで輸入するのが多いのですかね?
昆虫は詳しくないのでわかりませんが・・・。

IMGP3771re.jpg
次はこちら。いわずと知れたグリーンアノールですね。特定外来生物。
写真奥の卵はヘビかなんかの卵だったと思います。グリーンアノールのものじゃないですよ!
アノールは予想より小さ目という印象でしたね。

IMGP3775re.jpg
こちらも特定外来生物、ボタンウキクサ。植物は普通さく葉標本にするのですが、これは樹脂標本ですね。樹脂標本だと生きているときに近い状態で保存されるのがいいですね。
ただし、普通は乾燥標本にした昆虫や甲殻類を使います。水分を含んでいる状態だと樹脂と合わないんだとか。
よくボタンウキクサで作れたなーと思います。
樹脂標本作ってみたくなりました。

IMGP3789re.jpg
こちらはいわゆるシャンハイガニ、つまりチュウゴクモクズガニです。これも特定外来生物。
シャンハイガニは見たことも食べたこともありませんでしたが、こんなやつかと大体わかりました。しかし他のカニと比べろといわれたら自信ないですね・・・。
甲殻類や爬虫類、昆虫にも手を広げ始めなければ。

他にも外来生物はたくさん標本になっていたのですが、写真がぼけてたりぶれてたりケースの反射で自分達の顔が写っている(笑)ので、掲載はいたしません。ご容赦ください。

確か外来ヘビ、サソリ、マングース、ヌートリア、アライグマなどたくさんの外来生物が標本化されていました。ヌートリアの大きさに驚き、マングースの意外な小ささにびっくりでした。

他にも外来生物だけでなく、
IMGP3780re.jpg
シマフクロウの剥製や、

IMGP3779re.jpg
ヨナグニサンなどの貴重種の標本が所蔵されていました。

こちらもツシマヤマネコ、イリオモテヤマネコ、トキ、カンムリワシ、オオワシ、ツシマテンなどの貴重種標本がたくさんありました。

これらはロードキルにあってしまった個体や、病死した個体を保存しているようです。
なので、各個体のデータや死因なども記録されておりましたね。

植物のさく葉標本もだいぶ所蔵されていたと思います。

いままでインターネットでしか情報を集められなかっただけに、実物に近いものをみるとまた違った印象をうけました。

予想より大きかったり、小さかったり。
写真だと表面的にしか捉えられず、実物を見たとき少なからず違和感を感じます。
実際に写真でしか見たことのなかったナガエツルノゲイトウを探しにいったとき、これか?あってるのか?と判定するまで時間がかかりましたから。

本物を見られるのがベストですが、希少種だったり見つかりにくい生物だったりする場合、標本は本物の代わりになります。

標本にすることは一見残酷かもしれませんが、今回の標本は大部分が駆除したものやロードキルの(言い方はよくないかもしれませんが)再利用ですので、無駄にならず、我々に多くのものをもたらしてくれると思います。
種差はありますが持ち運びやすく、管理していれば大きく変化することもなく、形態を一目で理解できる。標本は普及啓発にもってこいだと思います。


多様性センターでは、今なおよりよい標本の作ろうとしております。
カミツキガメの卵を樹脂標本にしたら卵がへこんでしまったらしく、より現物に近い形で保存するにはどうしたらよいのか模索しているようです。

多様性センターでは標本庫のほか、冒頭で少し述べた展示室、書籍が大量に所蔵されている資料室もあります。
標本庫は一般開放というわけではないようですが、資料室は一般に開放されており、自然環境や生態系に関する資料が数多くあるので、もし生態系や生物多様性に関心あるいは研究に携わっている方ならば、一度来て資料を探すのもよいかと思います。

この日、見学を2時間程度で終え、お昼にはとんぼ返りしなければいけなかったのでちょっと大変でしたが、非常に勉強になりました。
勉強になったというか非常に楽しかったです。


是非皆さん足を運んでみてくださいね!
2009.03.09 / Top↑
ちょっとお久しぶりです!ゆーにです。
更新が滞ってしまって申し訳ないです。

実は、昨日千葉の印旛沼まで行ってたんですよ!日帰りで。
印旛沼は、特定外来生物のカミツキガメが生息、繁殖しているらしく、千葉県も駆除に動き出しているというところです。

その他、ブラックバスやブルーギルもおりますし、特定外来植物のナガエツルノゲイトウも生えているという話を聴きましたので、運転の練習がてら友人達と言ってみたわけです。

印旛沼の大体の位置はこんな感じです↓
印旛沼

ちょうどAのマークがあるところですよ。

霞ヶ浦と東京湾の中間くらいというところでしょうか。
下道で行ったら渋滞に巻き込まれたのもあり4時間かかりましたが・・・。

印旛沼は、北印旛沼と西印旛沼の2つからなり、千葉県最大の湖沼です。
戦後干拓があり、このような形になったそうですが、干拓前はもっと広い面積だったようです。
印旛沼2

水質はあまり良くなく、富栄養化しているそうです。

沼の多くの部分は護岸工事されているというわけではなく、下の写真のように岸と沼までに多くの植物があり、簡単に水辺に近づけない場所が多かったです。
IMGP3238改

霞ヶ浦は土手の上を車が走れるようになっており、すぐ水辺にいけたのですが、印旛沼は土手の下・・・・道‐土手‐沼のようになっていて、水辺に近づけなかったのです。
もちろんボート屋さん?の周辺はすぐに水辺にいけました。

カミツキガメやナガエツルノゲイトウを探そうと思っていたところに意外な障害!なかなか近づけない・・・。

そんな折、西印旛沼(左側)から北印旛沼(右側)に移動しようと水路近辺を走っていたら、なんと!水路付近は水辺に近づけるじゃないですか!!
IMGP3240改
というわけで、水辺付近を探索したところ、発見しました!
特定外来植物ナガエツルノゲイトウ!!

さぁ、そのナガエツルノゲイトウの写真は!
・・・次回に続きまーす!!(^^;)

その他、ブルーギルの姿も確認しましたので、やはり湖沼には外来生物が多いですね。

印旛沼の平均水深は1.7m、最大でも2.5m。
透明度は0.7m。

水深が浅いので広範囲で水生植物が生育できますし、ナガエツルノゲイトウのように長い茎を持った植物などは生育しやすいわけですね。

透明度が少ないので、外来魚類やカメは他の生物に襲われることなく(もともと天敵がほぼいないわけですが)、繁殖できちゃうのですね。

水深が浅いと確かにカメは成育しやすそうです。

日本の大部分の湖沼はブラックバスやブルーギルが生息しているでしょう。そして印旛沼のようにかなり面積の広いところになると、全個体駆除というのは物理的に不可能になってきてしまいます。

それはカメでもそう。植物も同じ。貝なんか余計に。

生き物達は基本的に1年サイクルで繁殖します。
つまり、1年以内に全個体駆除しないとどこかで増殖しちゃうんですね。

もちろん、何年も駆除しつづけることで全体の数はだんだんと減らせますが、全個体駆除、というのは成功したかどうかわからないんですよ。
家の中の全てのホコリを取り除けますか?全てですよ。それはどんなに掃除してもどこかしらにのこっている、それと似たようなことなんです。

我々がすべきことは、予防。そうならないように防ぐことが原則なんですね。
そして、対処。そうなってしまったら、可能な限り最善をつくし、元の生態系に戻さなければならないんです。

またいつものような話になってしまいましたが、パッと見普通の湖沼でも、いたるところに外来生物がいて、生態系内で争いが起こっているのです。
自然界は常に生き残りの争い。
生き残りの争いに勝ちやすい特徴を備えているのが侵略的外来生物。
平和に見える自然界も、いつも生き残りをかけた競争なんですね。植物でさえも。


千葉県は外来生物対策に力を入れているようですので、頑張って頂きたいです。

機会があればまた印旛沼に行きたいな。

というか日本中の外来生物生息地を旅してみたいと思っております。何か共通点を見つけられるかもしれない!
2008.08.13 / Top↑

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