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こんにちは。最近春めいてきましたね!!
そろそろ生き物が芽吹き&動き始めるので、写真を撮れれば外来生物写真館も充実させられるのですが・・・。
いつもコンパクトデジカメですので、一眼レフでちゃんとした写真を撮りたい今日この頃です。

さて、本日はまた鹿児島マングースのニュースのご紹介です。
まずは記事をご覧ください。

マングース北上危ぐ 鹿児島市で確認8ヵ月 70匹捕獲 専門家「本土の環境に適応か」 侵入経緯不明のまま

生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」のマングースが、本土で初めて鹿児島市喜入地区に繁殖しているのが判明し、22日で8カ月が過ぎた。繁殖力が旺盛なのに同地区以外では捕獲されず、本土侵入の経緯も不明。一方で本土の環境に適応し、「進化」した形跡が確認された。専門家は「今のうちに根絶しないと、生息域が九州全域に広がってしまう」と警告する。

■寒さが阻む?

 「現段階で喜入は北限なのかも」。今月上旬、鹿児島県が開いた行政担当者と専門家の検討会で、環境省那覇自然環境事務所野生生物課の阿部慎太郎課長補佐は指摘した。

 原産は南アジア。猛毒を持ったハブの「天敵」とされ、ハブの駆除を目的に1910年に沖縄本島、70年代末に奄美大島に持ち込まれた。県は昨年6月、喜入地区での生息を確認。その後、79年に捕獲したはく製があることも分かり、少なくとも30年前から本土で繁殖していたとみている。

 鹿児島県は昨年7月に捕獲を開始。これまで約70匹がわなにかかった。捕らえたのはすべて同地区の中名(なかみょう)を中心とした南北12キロのエリア。また、目撃証言もほとんどが同地区だ。

 沖縄と奄美では、生息域が年に1キロ四方ずつ広がったとみられている。阿部補佐は「本土は寒さが拡大を阻んでいる可能性がある」と分析した。

■施設でショー

 そもそもどうやって本土に上陸したのか。喜入地区には世界最大級の石油備蓄基地があり、一時はタンカーに紛れ込んだ説も挙げられた。しかし、鹿児島国際大の舩越公威教授(哺乳(ほにゅう)類学)は「警戒心が強いのに、自ら船に乗るとは思えない。人が持ち込んだと考える方が自然」とみる。

 同地区に隣接する指宿市の池田湖畔には、69年ごろから99年まで、ハブとの決闘ショーを見せる観光施設があった。「『数回逃げた』と75年ごろ、ショーを運営する男性に聞いた」。近くのドライブインの支配人(57)は証言する。ところが男性はすでに死亡、事実確認は困難だ。

 県自然保護課も「侵入の経緯に関する複数のうわさを調査したが、どれも古い話で真偽は分からなかった」としている。

■「壁」の突破も

 検討会では舩越教授が、本土の個体は沖縄に比べ、寒さに耐えるよう体重が大きく、体長は小さく「進化」しているとの研究結果を報告した。

 食欲旺盛で天敵は皆無。喜入地区でまだ目立った被害はないが、沖縄と奄美では作物を食い荒らし、固有種のヤンバルクイナやアマミノクロウサギを絶滅の危機に追いやった。沖縄で1万匹、奄美で3万1千匹が捕獲されたが、根絶のめどは立っていない。

 「地球温暖化も重なり、やがては『北限の壁』を突破する」。舩越教授は危機感を訴えている。

=2010/02/23付 西日本新聞朝刊=


以上でした。

今回のニュースで気になるところは、まず70匹捕獲というところ
1月19日の時点で捕獲数が65で止まっておりましたので、1ヶ月ちょっとで5匹増えているということですね。
2月5日時点で67匹というニュースもありましたので、3週間程度で3匹増というところですか。

・・・やはり2月5日のニュースにあった、ワナを400個に増やす方針が実現されるのを待ちましょう。
早期根絶できますか、注目です。

さて、もう一つは侵入経路
どうやら記事を見る限りでは施設から逃げ出した説が濃厚ですね。
確かに事実確認ができないため結論は出せませんが、引用元の記事ではその施設の写真も載せているくらいですので、少なくともこの記事を書いた方はそう思われていることでしょう。

1979年に本土で見つかっており、1969~1999まで決闘ショーの観光施設が営業されていたようなので、可能性としては高い、と単純に考えられます。

しかし、あくまでも可能性です。
事実が確認できるまで、可能性で留めておいてください。

冤罪になってしまうこともありますから。
それに、私は侵入経緯のことは純粋な興味で知りたいわけであって、何も批判したり責任を求めたりしたいわけではないのです。
侵入経緯を知ることで、今後の駆除対策に役立てることができるからです。

もしタンカーに紛れ込んだならば、陸上動物が紛れ込まない対策をとらなければいけません。
これは、侵入元が観光施設であることよりも緊急に対処しなければいけない事態になります。
ほかの場所でも起こりえてしまうからです。

もし人が最近放したものだったら、何者かが故意に放したこと自体が問題です。
反政府・・・は言い過ぎかもしれませんが、生態系テロみたいなことが起こっていることになるからです。

もし観光施設から逃げ出したものならば、現在ほかの施設で特定外来生物を飼養している方々に注意を呼びかけ、私達も目を光らせていけばいいのです。
また、過去に外来生物を観光の目玉にしていた場所をチェックすればいいわけです。

侵入経緯がわからなければ、予防の方法を具体的に考えにくいのです。
早く侵入経路が判明するといいですね!


引用元:西日本新聞 2010/02/23 『マングース北上危ぐ 鹿児島市で確認8ヵ月 70匹捕獲 専門家「本土の環境に適応か」 侵入経緯不明のまま』
URL:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/154139
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2010.02.25 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。本日はまた新聞記事のご紹介。

先日、鹿児島マングースの現状の記事をご紹介いたしました。
本日は鹿児島マングースの駆除の方向性についてご紹介いたします!

百聞は一見にしかず。記事をご覧ください!↓

わな 5倍の400個へ 鹿児島市 喜入地区 マングース駆除強化

2010年2月5日 01:32 カテゴリー:九州 > 鹿児島

 鹿児島市喜入地区で昨年6月、本土初の繁殖が確認されたマングースの根絶を話し合う「生息確認調査・防除事業検討会」が4日、鹿児島県庁であり、県は新年度から駆除対策を強化し、わなの数を現在の5倍の約400個に増やす方針を明らかにした。

 マングースは南アジア原産で、国内では沖縄本島と奄美大島に定着。生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」に指定されているが、喜入地区にも約30年前から生息しているとみられている。

 検討会は関係機関でマングースの情報を共有しようと県が開催。大学や県、市などから12人が出席した。

 県の委託で捕獲作業を進めている県環境技術協会の岡田滋専門員は、これまでに67匹を捕らえたものの、生息を確認した範囲は喜入地区にとどまっていると報告。

 マングースの解剖を引き受けている鹿児島国際大学の舩越公威教授(哺乳(ほにゅう)類学)は、沖縄の個体に比べて体重が重く、体長は小さいと発表。寒さに耐えられるように「進化」した可能性が高いと分析した。

 沖縄や奄美で駆除を進めている環境省那覇自然環境事務所の阿部慎太郎・野生生物課長補佐は「生息範囲が狭い今のうちに、一気に根絶する必要がある」と指摘した。

=2010/02/05付 西日本新聞朝刊=


とのことでした。

驚くべき(興味深い)点が2点ほど。

まずはワナの数を一気に増やすことです。

先日ご紹介した記事では、捕獲数が減少してきた今からが根絶に向けて大事な時期である、というふうにまとめたと思います。
捕獲数が減ってきたから、ワナを増やしより多くの捕獲圧をかけなければならない時期なのです。

まさにこの時期に一気に5倍です!!これは英断だと思います。
県に熱い拍手を送らせていただきたいですね!
日本でも根絶事例はありますが、ここで早期対策の有効性を示していただきたいものです。

気になるのは、鹿児島マングースは30年前からいたということ・・・。
本当でしょうか?奄美に放獣されたのが1979年らしいですから、ほぼ同時期ということになります。
その30年前からの生息説の出処を探ってみたいですね。

もう一つは、検討会が開かれ、官学共同で動いているところです。

自然環境保全の場では、産官学共同となって体制作りをすることが不可欠です。
それぞれ異なる立場ですので、もし個別にやると、各々ができる範囲が限られてしまうのです。

たとえば、駆除において学だけでは人員、資金、道具などをそろえきれない。
官だけでは、有効な駆除方法やワナの設置場所を見誤りかねない。
産だけでは、地域の許可などを得られにくい。

もっともっといろいろありますが、自然環境保全を行うのに1グループだけでは足りないのです。
自然環境保全を行ううえで、グループの多様性は必須ですし、そのグループを繋ぐコリドーも大事です。


この鹿児島だけでなく、今ではいろいろな地域で自然環境を守るための検討会が開かれております。
お互いの利害ではなく、自然を守るという目標に向かっての協力があると望ましいですね。

決して落としどころを探るような検討会をしてはいけません。


引用元:西日本新聞 2010/02/05 『わな 5倍の400個へ 鹿児島市 喜入地区 マングース駆除強化』
URL:http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/150695
2010.02.08 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。

半年前くらいに鹿児島でマングースが発見された、という騒ぎがありましたよね?
あの続きをインターネットのニュースで発見したので、ご紹介いたしますね。

まずは先々月から。鹿児島で捕獲されたマングースのでどころが大体わかったそうです。
こちらをご覧下さい。↓

【南日本新聞】

鹿児島市で捕獲のマングース 奄美・沖縄とDNAが一致
(2009 12/14 10:08)

県が設置したかごわなにかかったマングース 鹿児島市喜入地区で確認されたマングースを調査している鹿児島国際大の舩越公威教授は12日、同市で開かれた講演会で、捕獲された一部のマングースのDNAが、奄美大島や沖縄県に生息するものと一致した、と報告した。
 県が喜入地区で生息を確認した6月以降、12月11日までに設置したわなで64頭を捕獲(雄34頭、雌30頭)。このうち6頭と、2007年に見つかった死がいを独立行政法人・森林総合研究所(茨城県つくば市)で分析した。
 捕獲されたマングースは、平均体重が雄約800グラム、雌約500グラム。奄美や沖縄よりそれぞれ100グラムほど重いという。舩越教授は「大型化は亜熱帯から温帯への適応が一因ではないか」と述べ、「意図的に持ち込まれたのかどうか、侵入経路の特定と分析が急務」と訴えた。
 講演会は、特定非営利活動(NPO)法人「かごしま市民環境会議」が開催。舩越教授と、滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹主任学芸員が外来生物問題を講演した。

鹿児島・南日本新聞ニュース・373ニュース


ということでした。

奄美沖縄と同じDNA、つまりそこから鹿児島に持ち込まれた可能性があるということです。
もちろん1910年に沖縄に、1979年に奄美に放したのと同系統のものを鹿児島で今まで保持していた、という可能性も0ではないですが・・・。

そしてこの記事で気になるのが捕獲数。昨年6月から12月までで64匹。
思いのほか鹿児島にいたのですね・・・。しかし2007年にも見つかっていたそうなので、繁殖を繰り返しているならばまだ数はいるかと思います。
もし動物の個体群動態に詳しい方がいらっしゃったら、マングースの繁殖力や死亡率、出産齢などから現在の生息数が推定できるかもしれませんね。


次にご紹介しますのは、先月のニュース。先ほどのニュースで12月11日までの捕獲数が64匹でしたが、その後捕獲が途絶えているようです。
まずは記事をご覧ください。↓

【毎日新聞】

マングース:喜入地区、捕獲1カ月途絶える ワナ工夫へ /鹿児島

 昨夏以降、鹿児島市喜入地区で相次いだマングースの捕獲が約1カ月、空振りが続いている。鶏の空揚げなど好物でワナをしかけており、エサの昆虫などが急減する冬は本来、捕獲は増えるはずという。原因は不明だが県自然保護課は「根絶したとも思えず当面、捕獲体制を維持したい」と話している。
 捕獲は12月18日、65匹目となるメスが最後だ。昨年の捕獲数は、ワナを4~8基仕掛けた7、8月が各8匹、1匹。9月以降はワナを増やし、9月=15匹▽10、11月=16匹▽12月=9匹--だった。
 環境省奄美野生生物保護センターは「本来、捕獲のピークは秋~冬。ワナに捕まった仲間の姿をみて『危険だ』と学習する可能性はある」と指摘する。
 また、県自然保護課は当面の対応として「ワナの位置を工夫したい」としている。
 マングースは沖縄、奄美大島だけに生息するとされてきたが昨年6月、本土で初めて喜入地区で確認されたことが判明。県は7月から捕獲を始めた。その後、捕獲された個体が、外来生物法で生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」に指定された「ジャワマングース」と確認された。【福岡静哉】


ということでした。

当初少ないワナで8匹も捕まっているところに驚きました。
本来個体数が少なければ、ワナの数が多くないと捕獲できないからです。
この件は、もし毎日捕獲の様子を点検してれば4~8個×30日ですから、8匹/120~240で案外捕獲確率は低いのかもしれませんけど・・・。
それでもある程度捕獲できているのですから、個体数は多めだと思います。・・・勘ですけど。

それからワナを増やしていくと同時に捕獲が増えていきましたね。
12月に入って微減したようですが、12月18日の65匹目以降捕獲できないのが不思議です。

最後の1匹を捕まえるのが一番大変と聞きますが、まだ最後の1匹ではない気がするんですよ。
最初にここで放されたのがつがいだけならば、全個体数はこのくらいな気もしますが、目撃例が多かったのが新聞で報道されてますので、あと100匹はいるんじゃないかなぁ・・・、と適当に言ってみます。

しかし、何より捕獲数が減ったということは、大量にいるものを手当たり次第捕獲するという駆除の初期段階を超えたといえるでしょう。数は分かりませんが、根絶に向けてはこれからが正念場です。
鹿児島県や関係団体には、ここから踏ん張っていただきたいものです。

根絶に成功すれば、外来生物は早期対策が重要である!ということの証拠となりますしね!

あとは侵入経路の特定ですが、一体どこから、あるいは誰が何のために。もし人の手を介していなければ、どうやって。それを判明させるのが重要ですね。

またニュースを見かけたら記事に致しますので、お待ち下さい!


引用元:南日本新聞 2009/12/14 『鹿児島市で捕獲のマングース 奄美・沖縄とDNAが一致』
URL:http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=31&storyid=21055

引用元:毎日新聞 2010/01/19 『マングース:喜入地区、捕獲1カ月途絶える ワナ工夫へ /鹿児島』
URL:http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100119ddlk46040643000c.html
2010.02.01 / Top↑
ついに捕獲されましたか・・・。簡単に捕獲できてしまうあたり、個体数がどのくらいなのかちょっと恐怖ですね。

こんにちは、ゆーにです。
また就活関係で記事を書く暇が無いので、簡単に。

最近エマージェンシーな鹿児島のマングースです。
以下記事をどうぞ。

マングース、鹿児島本土に上陸…持ち込みか

 鹿児島県は6日、国内では沖縄本島と奄美大島にしか生息していないとされてきたマングース2匹が鹿児島市南部の喜入地区でわなにかかったと発表した。

 本土で生け捕りにされたのは初めて。県は生態系に影響を及ぼしていないかなどを調べるため、安楽死させ、解剖する。

 同地区では数年前から目撃情報が相次いでおり、県は環境省などの意見を踏まえ、6月22日に「県本土で生息しているとの結論に至った」と発表していた。

 1匹目は5日、同地区の農家がカラスよけのために畑に仕掛けたわなにかかっているのが見つかった。2匹目は6日、この現場から約2キロ離れた場所で県が仕掛けたわなにかかっていた。いずれも体長25~30センチで種類は特定されていない。

 県自然保護課は人為的に持ち込まれた可能性が高いとみており、「小型肉食獣のマングースは繁殖力が強く、イタチやテンなど在来の肉食動物への影響が心配」と話している。

 奄美大島などに生息しているマングースは、特定外来生物「ジャワマングース」。原産地は西アジア、インドで、ハブの駆除のため、1910年代に沖縄に、70年代に奄美に人為的に持ち込まれた。

 奄美では特別天然記念物「アマミノクロウサギ」を捕食するなどの報告があり、国は外来生物法に基づき、飼育、販売、譲渡などを禁止している。

(2009年7月7日10時31分 読売新聞)


でした。

前にも書いたとおり、県には早急な対応をお願いしたいものです。
外来種メーリングリストでは、管理者の方が中心にメーリングリストの賛同者で鹿児島県に対して対策の請願書のようなものを提出するようです。

私も賛同させていただきました。

今後の動きはどうなるのでしょうね。

研究者としては個体数を確認し、現状の個体数を確認してから有効な捕獲作戦に乗り出すのが良い、という意見もあるでしょう。

しかし、私としては、環境省などの国や各種駆除作業の出来るNPOに協力を仰ぎ、かなりの捕獲圧をかけて駆除しきるほうが良いと思います。

小難しく考えるよりも、今ならまだ発見されてから数年なわけですから、高い捕獲圧をかければ根絶できると思うのです。

今個体数が少なそうだから、今年はこの捕獲圧、来年はこの捕獲圧・・・とちまちまやっていたら、おそらくアライグマや沖縄でのマングースのように、毎年各種方面に被害があり、毎年かなりの予算をつけなければいけなくなるのです。

例えば昨年の千葉県のアライグマ完全駆除へ向けての予算。いくらだったか覚えておりますか?2900万円を計上したのです。実際にどのくらい予算がついたのかは調べておりませんが、1年にそのくらいの予算をかけなければいけないくらいなのです。

鹿児島県での決断が英断となり、侵入したマングースを根絶できて後世に成功例として名を残すのか。
あるいは躊躇して侵入したマングースが広がり、悪例として後世に伝えられるのか。

侵入した経緯と原因・その対策を調べるのも大事ですが、いの一番に何をすべきなのか判断を誤らないで頂きたいものです。

引用元:読売新聞 2009/07/07 『マングース、鹿児島本土に上陸…持ち込みか』
URL:http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20090707-OYT1T00295.htm
2009.07.07 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。
いつの間にかカウンターが20000を回っていました!

10000までは始めてから1年かかりましたが、今回は約半年で20000に!
皆様のご来訪に深く感謝すると共に、皆様が外来生物問題に関心を持ち、情報を集めていることを嬉しく思います。

研究者と皆様の情報乖離が進みやすいこの時代、なんとなく橋渡しできたらなぁ、と思いう思いもありブログを始めましたが、少しずつ、一歩一歩前進しているような気がします。

外来生物問題は国や地域によって興味のある無しが非常に分かれますが、なんとか貴重な生態系を守れる一助になれたら、このブログを見て興味を持つ人が増えたら、と思います。

さて、前置きはこれくらいにして、今日はニュースから。

なんと、琉球で問題を起こしているマングースが本土上陸を果たしたそうです・・・。
マジですか。↓

マングースついに本土上陸、生態系崩れる危険 鹿児島市
2009年6月22日22時55分

 国内では沖縄本島と鹿児島県・奄美大島だけに生息するマングース(ジャワマングース)が鹿児島市で確認されたと22日、県が発表した。本土での生息確認は初めて。ペットとして飼うのは禁じられており、船便に紛れて侵入した疑いがあるという。生息地では絶滅希少種の動物を襲って勢力を拡大中。県は生態系が崩れる危険性があると心配し、環境省と対策を話し合う予定だ。
 県自然保護課によると、07年8月に市内の路上で見つかった死骸(しがい)を環境省奄美野生生物保護センター(鹿児島県大和村)が調べ、ジャワマングースのメスだと最近わかった。市内の野鳥の会会員からは今年4月に市内で3回目撃したと情報が寄せられ、写真からマングースと確認したという。

 マングースは主に西アジアやインドに生息する小型の肉食獣。奄美や沖縄には戦前から戦後にかけてハブを駆除するために持ち込まれた。奄美ではアマミノクロウサギなどを襲い、沖縄では本島南部から北上してヤンバルクイナの天敵になっている。

 同課は「船便に紛れて来たか、意図的に持ち込まれたのだろう」と推測する。被害は確認されていないが、担当者は「九州でもタヌキやイタチなどを抑えてマングースが君臨するかもしれない」と不安そうに話した。(三輪千尋)


マジでした。

こ、こここれはマズいですね・・・。

マングースは沖縄ではやんばる地域に侵入しないよう防止柵を張り、北上を阻止していましたが、海を越えて北上してくるとは予想外だったでしょう。
もちろん奄美から来た可能性もありますが。

市内の野鳥の会会員から今年で3回の目撃、yahooニュースで配信されている記事では2006~2008年の間に高校の生物教師が鹿児島市喜入瀬々串町の農道で8回も目撃していたそうです。

つまり、目撃が2006年からあり、2007年には死骸の回収、今年に入っても確認されていることから、成体数頭が入り込んだか、あるいは数匹の成体で繁殖に成功したか、ということが考えられます。

誰かが故意に導入していたら最悪です。犯罪です。

目撃例が4月で3回ということは、だいぶ人(というか町というか)になれているか、あるいは数が多いことを意味します。

野生哺乳類は基本的に警戒心が強く、めったに姿を現すことがないのが特徴ですが、数が多くなればなるほど目撃例が増えるものなのです。

奄美・沖縄で生態系に大きな影響を与えていたマングースですが、本土は希少な動物が少ない、と思って油断してはいけません。

アライグマやハクビシンなど、野生動物がどんなに農作物に影響を与えているでしょうか?
アライグマがどのくらい病気を媒介できるのか覚えていらっしゃいますか?

マングースは雑食で、昆虫・爬虫類・哺乳類や鳥類の卵、果実も採食してしまいます。

まだ数匹だから大丈夫、と安心してはいけません。

まだ数匹だと思われるからこそ、今のうちにお金を投入し、可及的速やかに根絶するのが最善といえるでしょう。

毎年数匹ずつとるのと、一年で一気にとるのでは、その年だけでは根絶のほうにお金がかかるかもしれませんが、数年のスパンで見れば、投資額と被害額にはるかに差が出ることでしょう。

少ないうちにものすごい捕獲圧をかけたほうが、全体として安上がりなのは言うまでもありませんよね。

まだ少ないと思われる今がチャンスです。
県や環境省の英断に、期待をしております。

それと同時に、何故侵入したのかを早急に解明する必要があるでしょう。

積荷にまぎれてきたのならば、水際対策をもう少ししっかりする必要がありますし、誰かが持ち込んだのならなおのこと。密輸に成功していたことになりますから。

現状の対処と原因の究明は人もお金も時間もかかりますが、今後のためと思って、是非やっていただきたいものです。

引用元:朝日新聞 2009/06/22 『マングースついに本土上陸、生態系崩れる危険 鹿児島市』
URL:http://www.asahi.com/eco/SEB200906220045.html
2009.06.23 / Top↑

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