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卒論が完成しました。ゆーにです。データ不足です。まだ発表用のパワーポイントは作ってませーん。はぁ。

卒論が書けたので、断片的に載せていこうと思います。今回は1.はじめに。

何故この研究をするようになったのか、どうしてトウネズミモチなのかってことですね。


~以下本文①~

 都市環境のもとでの生態系は、都市生態系と呼ばれており、自然地域の生態系と比較すると、種数の減少や生育環境の悪化などのゆがみを生じている。都市生態系では、①種数が減少し、自然生態系の構成要素が少なくなる、②帰化植物や帰化動物などの都市環境に特有な種が出現する、③特定な都市化生物の個体数が増加する、④自然生態系でみられるような遷移の前段階の群落に退行遷移しにくくなる、⑤生物多様性が低下し、生態系の構成要素が単純になる、という特徴がある(亀山1993)。


・説明しますね。
都市環境にも生態系はあります。そこにある生態系は、自然のものよりも質が悪いのです。質が悪いというのは、種数が少なかったり、ハトみたいなのしかいなかったり、そのハトとかがたくさんいすぎたり・・・。植物たちは森にならなくなり、草地にもならなくなり、最後は生き物が減って自然の片鱗すらなくなっちゃう、ってことです。
次いきまーす。

~以下本文②~

 このような都市生態系のなかで、分布を拡大させている外来樹木の一つにトウネズミモチがある。トウネズミモチ(Ligustrum lucidum Ait.)は、モクセイ科イボタノキ属の常緑樹で、中国原産の植物であり、大気汚染に強く、対陰性が強く、成長が早く、移植も容易である。低温や積雪に対する耐性は弱いものの、萌芽による再生能力が高いことから、撹乱された都市環境のなかで公園樹として、広く植栽されてきた。


・都市生態系の中で、トウネズミモチが分布を広げてるんです。都市環境みたいな生き物にとって悪化した環境でも、余裕で生きていけるんです。それを利用し、人々は街にたくさん植えてきました。次。

~以下本文③~

 トウネズミモチには、多くの訪花昆虫がおり、種子生産能力が高く、また鳥類による種子の散布能力も高いため、容易に分布を拡大させることが確認されており、2001年の時点で東京都の公園、社寺林の96.8%に生育している(吉永・亀山2001)。そのため、都市生態系の特徴である、特定な都市化生物の個体数が増加すること、さらに、生物多様性が低下し、生態系の構成要素が単純になることが懸念されている。


・いっぱい人が植えすぎたために、街の中のいたるところに生えてきちゃったのです。トウネズミモチは実をつけるのに特別な虫も必要ないし、実をばら撒くのにも特別な鳥も必要ないんです。もーバッラバラ。そんなもんだから、すでに自然の種数が少ないのをさらに単純にさせちゃうんです。次いきますよー。

~以下本文④~

 また、都市内だけでなく、郊外に逸出することによって、都市近郊の在来植生の種組成を変化させ、異質な植生景観を形成することや、在来植物の種多様性の低下といった被害を及ぼすことも懸念されている。さらに、トウネズミモチの都市への供給量が減少傾向ではないことに加え、地球温暖化によってトウネズミモチの弱点である低温、積雪が減少していくことから、さらなる分布拡大が予想されている(橋本2005)。


・都市生態系だけの話しじゃないのですね。鳥によって運ばれ、郊外の里山とか、河川にも生えちゃいます。そのままほっとくと、河川敷にトウネズミモチの林ができて、あれ?冬なのに茂ってるー!とか、ん?林の縁になんか同じのばっかり生えてるぞ?下草もないし・・・。ってことになりかねません。だってトウネズミモチは成長も早いし、簡単に枯れないから。それだけじゃなく、まだまだ危険性を認識してない人たちによって植えられています。トウネズミモチは雪に弱いのに、温暖化で暖冬が増えちゃうと、生育場所が増えて、もう歯止めがかからなくなっちゃうんですね。次。

~以下本文⑤~

 これまでに、トウネズミモチの生育分布や在来生物との競合などの研究は行われているものの、トウネズミモチの駆除や対策に関する具体的な研究はまったく行われていない。そこで、現在効果的な駆除方法が確立されていないトウネズミモチに対して、伐採や環状剥皮、薬剤など様々な方法を用いて、駆除にかかる時間とコストを考慮に入れた、簡易で効果的な駆除方法を模索することにした。


・トウネズミモチの生態研究って文献探しても10件ないくらいなんですよ。漢方で使われてるので、そっちの文献は多いんですが。だから、簡単な駆除方法を考えようってことにしたんです。


長々と読んで下さってありがとうございました。

なんかトウネズミモチに対して危険性抱きすぎじゃない?って思われるかもしれないですけど、それはトウネズミモチを知らないから、といわざるを得ません。すぐ近くに結構生えてますよ?もう関西では河川敷でトウネズミモチがフィーバーしてるみたいです。

東京中心に植栽されてきましたが、もう神奈川のほうには確実に広がっています。

外来生物は、予防が原則です。影響が出てきたなーと思った時点では遅いのです。セイタカアワダチソウは多すぎてもはや駆除は不可能と思われています。特にトウネズミモチは雑草の強さを持った木ですし、樹木というなかなか枯れにくいものなので、駆除は困難ってことになったら大変なのです。

駆除自体、税金かかっちゃいますしね。

外来生物は、気をつけても気をつけすぎることにはならないのです。

わざわざ駄文を読んでいただいてありがとうございました。
また機会があったら載せていきます。

やる人はいないと思いますが、無断転載禁止ですからね。
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2008.01.27 / Top↑
またか!滋賀で外来種のハエが侵入していることが確認されました。ゆーにです。

最近琵琶湖周辺が外来生物の危機ですね。大丈夫なのか滋賀県。S・I・G・A滋賀。


~以下転載~

冬の風物詩のミノムシに寄生する外来種のハエが滋賀県内に侵入していることが23日、県立琵琶湖博物館(草津市下物町)が実施した調査で明らかになった。九州地方ではこのハエによってミノムシが姿を消しており、同博物館は「県内でも数が激減する可能性が高い」と危ぶんでいる。
 確認されたのは、東南アジアに分布するオオミノガヤドリバエ。木の枝などにぶら下がるミノムシ「オオミノガ」に寄生し、幼虫の養分を吸い取って死なせてしまう。
 調査結果では、県内で見つかったオオミノガ24匹のうち、3分の1でヤドリバエの寄生を確認。中には一つのみのに、ヤドリバエのサナギが100個以上もあるのが確認された。守山市や草津市など湖南地域で寄生の割合が高く、湖東地域では少ないことから、県内で分布が広がりつつあるとみられる。
 ヤドリバエは何らかの経緯で国内に入ってきたと考えられ、九州地方などで広がっている。1995年に確認された福岡県では、2年ほどでオオミノガがほぼ姿を消した、という。調査を担当した同博物館の桝永一宏主任学芸員(37)=昆虫学=は「調査員からも『以前より見かけなくなった』との報告がある。生態系への影響は不明だが、追跡調査などを行う必要がある」と話している。
 同博物館は2006年11月から07年2月にかけ、博物館調査を手伝う「フィールドレポーター」によるミノムシ分布調査を行った。


~以上転載~

これによると、このオオミノガヤドリバエってのは九州にすでに侵入していた模様ですね。

さらに中日新聞によると、~以下転載。

1995年秋にハエが発見された福岡県では、約2年間でオオミノガが姿を消しており、滋賀県でも生態系への影響が懸念されている。

 オオミノガヤドリバエは本来、中国南西部に生息。葉に卵を産み付ける。葉と一緒にその卵を食べたオオミノガに寄生する。ハエは卵からふ化すると、オオミノガの体を食べて成長。さなぎになるころには、オオミノガが死んでしまう。


以上転載~、みたいです。

とりあえずオオミノガヤドリバエをネットで検索中・・・。
検索結果。

オオミノガヤドリバエはオオミノガの終令幼虫(サナギになる寸前)を見つけて、幼虫が摂食する葉に産卵します。産卵された葉を食べてしまった幼虫は、体内にハエの卵を取り込んでしまいます。ハエの卵は消化器に達し、寄生します。寄生後は、幼虫の体内で孵化、成長し、幼虫体内から脱出してサナギになり、羽化していくのだそうです。
アメリカ映画がよろこんで映画化しそうですね。まさにエイリアン。

一般的な昆虫の寄生方法は、ハチなどでは直接卵を幼虫の体にうえ付けるのが普通ですが、このハエの寄生率の高さは、オオミノガの幼虫が葉を食べている目の前に舞い降りて、どんどん卵を産み、寄生させることに起因しています。みの当りの寄生率は5~9割だそうです。
この寄生率は九州に近づくほど高くなるので、中国からの侵入と考えられています。

このオオミノガヤドリバエは、1983年に大阪でオオミノガの寄生者を調査したときには見つからなかったそうです。1995年に福岡で九州大の方が調査されたときには、9割以上という高い寄生率になっていたようです。ハエの寄生状況は、その年の秋の段階で福岡市に限らず、熊本・鹿児島・岡山・京都でも確認されました。1997年には、オオミノガがほとんど見られなくなってしまいました。

・・・福岡や熊本では、オオミノガは絶滅に追いやられました。たった1年ほどで。

当たり前のようにいたオオミノガは、それ以来絶滅危惧種になってしまったのです。

外来種の影響っていうのは、すさまじいものなのです。このハエの場合は非意図的に日本に侵入したもののようで、進入経路もまだ不明ですが、外来生物を入れると、日本のように島嶼の生物はもろくてすぐにこんな事態になってしまうのです。

わかりますか?外来種なんかどうってこと無いじゃん!とか考えてる方々!

生物の絶滅スピードは、恐竜の時代には1年に0.001種でした。100年前で1年に1種、20年前では1年に1000種!いまや1年に4万種というほどです!

この原因が直接の環境破壊、温暖化などによる環境変化、熱帯雨林の伐採、人間による無理な捕獲、そして外来生物による生態系の撹乱です。

生物の減少は、人間の住んでいるところでは目に見えません。なぜならすでにそこに生き物は少ないから。だからこそ、もっと自然に目を向ける必要があるのです。


滋賀の皆さん、大丈夫ですか?最近琵琶湖周辺の外来生物がヒートアップしてますよ?目を向けていますか?

滋賀だけでなく、その他の地域でも必ず外来生物による弊害が起こっています。積極的に自然に目を向けてください。外来生物じゃなくても良いので。

生物が減り、多様性の減少した環境は人間も暮らすことができません。

我々の生活のためにも、もう少し自然に歩み寄りましょうね。

参考リンク
三枝先生のオオミノガヤドリバエの話
オオミノガと寄生バエ
wikipediaミノムシ

ネタ元:ミノムシに寄生するハエ、滋賀に 琵琶博で確認、数激減危ぐ 京都新聞2008/01/23
     ミノムシに寄生のハエを県内でも確認 生態系への影響懸念 中日新聞2008/01/24
2008.01.24 / Top↑
どもー!連日記事書くことが珍しいゆーにです。

今日は、ブラックバスの意外な影響を知ったので、書き記したいと思います。


皆さんは、ブラックバスの悪影響って何だと思いますか?


多くの人は、在来の魚が食べられて個体数が減る、とか、固有種が食べられて多様性に影響が出る、とか、絶滅危惧種の昆虫類が捕食されて絶滅してしまう、ということを考えると思いますし、実際そういう視点からブラックバスの悪影響を述べると思います。


しかし、食への影響というものもあったのです!

ふな寿司って、ご存知ですか?

フナを用いてつくられる、なれ寿司の一種です。なれ寿司とは、川魚を塩とごはんで発酵させた、保存食品で、寿司の原型とも言われています。

このふな寿司の話をする前に、一度過去にさかのぼりましょう。

今から1300年前、だいたい701年の大宝律令で律令制度が確立されたあたりに、国民の税(義務?)がありましたね。ご存知の租・庸・調です。

租は米の収穫の約3%、庸は京へ上って労役をする代わりに布などを納めたもの、調は織物あるいは地方の特産品を納めるものでした。

この調、すなわち特産品として納めていたものの中に、ふな寿司があったのです。滋賀、岐阜、熊本から納められていたものです。

ふな寿司の歴史はかなり古いものです。

現代では滋賀の、琵琶湖の特産品となっており、また琵琶湖の魚料理の最高級品でもあります。

使用するフナは琵琶湖固有種のニゴロブナのメス、だそうです。

このニゴロブナは、現在値段が高騰しております。何故でしょうか。

それは、水質の悪化、湖岸の葦原の減少という環境の要因と、ブラックバスやブルーギルといった外来魚の捕食の影響です。

今や1尾5000円するとまで言われ、キャビア級の値段になってしまいました。


滋賀県水産振興協会では、このニゴロブナの飼育と放流を行っているそうです。

栽培センターで飼育して採卵し、約2㎝になるまで育てます。
2㎝になったところで大部分を琵琶湖に放流し、一部は放流せずにまた続けて育てるそうです。2㎝の稚魚は毎年4~600万尾を放流するようです。

放流せずに育て続けた稚魚は、体長が12㎝になったところで放流します。
この12㎝の魚は毎年60万尾放流しているようです。

このように協会の努力はありますが、おそらく2㎝の稚魚の大部分はブラックバスのエサになってしまっていることでしょう。

ブラックバスは体長の半分の大きさのものなら食べてしまうといわれています。体長が30センチのバスならば、放流された12㎝のニゴロブナも食べてしまっているのではないでしょうか。


このような努力があるにもかかわらず、いまだに漁獲高が少なく、15㎝以下の個体は漁獲が禁止されているほどです。また、量の少ないニゴロブナのかわりにゲンゴロウブナを用いてふな寿司をつくることもあるそうです。

さらに、ブラックバスやブルーギルをフナの代わりに用いてなれ寿司をつくる試みもあるそうです。これがブラックバスやブルーギルを減らそうという名目で作られているならばなんら問題はないのですが、特産品として作られてしまった暁には、ふな寿司ではなく、バス寿司ギル寿司になります。過去から続いた伝統の終焉になりますね。


そんなこんなで、ブラックバスの影響というのは特産品にも出ているのです。
決して、多様性云々だけで駆除駆除言っているわけではないのですね。

外来生物の影響というのは、いついかなる被害をもたらすのかは分かっていません。

外来生物の原則は予防です。予防できなかったために被害が拡大した例は世界各地であります。そしてそれがどんな結末をもたらしたか・・・。それについてはまた後日書きますが、日本は島国であり、水系には非常に多様な生物があふれかえっていることを忘れて欲しくないですね。

ブラックバス擁護派の人々の意見もたまには聞いてみたいですね。今度探してみます。以上!今日はこれまで。

相変わらず適当な文ですが、許してくださいね。気ままに書いてるだけなので。話飛びまくり。脈絡なし。でも、いーんです。自由気ままに!

参考リンク
wikipedia鮒寿司
wikipedia
ニゴロブナ
滋賀県水産振興協会
寿司よもやま話
2008.01.22 / Top↑
どもども、ゆーにだす。今日も琵琶湖の話題で。

最近琵琶湖が話題になりますね。ホットな話題ですね。
何にせよ、こうやって外来生物が話題になってくれることはうれしいですね。


琵琶湖に、どうやら、特定外来植物7種が生育しているようです。

前回の琵琶湖の記事で外来生物を列記しましたが、あれは単に外から来た生物をあげたまでです。今回のは特定外来生物。

特定外来生物とは、法律で規制されている生物です。生態系への悪影響、人間の体などへの直接の影響、農水産業への被害が予想されるという観点から、法による規制が行われているものです。

ブラックバスなどは有名ですよね。それと同様の・・・もちろん被害内容は全く違いますが、同じように被害が予想される植物が特定外来植物。

これが新たに7種、繁殖が確認された模様です。
ナガエツルノゲイトウ、ミズヒマワリ、ボタンウキクサなど7種だそうです。

特定外来植物が7種って、結構驚きですよ!

知ってますか?特定外来生物に指定されている植物の数。12種ですよ!

つまり、7/12、特定外来植物の半数以上が生育しているということです。


琵琶湖では、特定外来生物ではなく、要注意外来生物に指定されているオオカナダモとホテイアオイが広範囲で生息しており、もはや完全駆除は困難ではないかといわれているそうです。

オオカナダもは船のスクリューに絡みつき、ホテイアオイは群生した後冬になると枯れて腐敗し、水質汚染につながるのです。オオカナダモの駆除には8400万円を予算として盛り込んだそうです。さらに、外来魚駆除には2億円を計上したそうですね。しかし、そうまでしても根絶は難しい。しなければ被害は拡大し、生態系だけでなく水産業などにも被害が増えます。

この駆除に使われるお金は言うまでもなく税金によるもの。外来生物なんて人に直接悪さをするんじゃないんだから、みたいに考えてる人はまだまだってことですね。


それはさておき、特定外来生物7種の話です。この7種が何なのかは調べきれませんでしたが、今はまだ繁殖地が限られ、駆除の見込みはあるそうです。

ボランティアが対応しているそうですが、琵琶湖を世界遺産にしたいと構想があるならば、早め早めに県で対応してしまったほうがいいと思います。


外来植物は、動物などと異なり、定着に時間はかかりません。また、最悪の場合1年間そこで過ごすことができれば、繁殖もわけないのです。

植物は光合成すれば生きることができます。エサをとる必要がないから動物よりも早いのですね。もちろん、その分、外来種としてやってきたけれど、定着できずに消えていくものも多いのですが。

そのなかで特定外来植物に指定された種は定着と繁殖と繁栄の危険性が非常に高いのです。

前述の7種は繁殖をしている、という情報でしたので、もう放っておけばそこらじゅう特定外来植物になってしまうのです。しかし、広がらなければ個体数が莫大ではないので、まだ根絶の見込みはあるのです。みなさんはセイヨウタンポポを根絶できると思いますか?そういうことなのです。

是非今のうちに駆除してしまいたいものです。

7種がわからなかったので、とりあえず特定外来植物12種を載せておきます。
オオキンケイギク(C. lanceolata)
ミズヒマワリ(G. spilanthoides)
オオハンゴンソウ(R. laciniata)
ナルトサワギク(S. madagascariensis)
オオカワヂシャ(V. anagallis-aquatica)
ナガエツルノゲイトウ(A. philoxeroides)
ブラジルチドメグサ(H. ranunculoides)
アレチウリ(S. angulatus)
オオフサモ(M. aquaticum)
スパルティナ・アングリカ(S. anglica)
ボタンウキクサ(P. stratiotes)
アゾラ・クリスタータ(A. cristata)

です。個人的に7種はオオキンケイギク、ミズヒマワリ、ナガエツルノゲイトウ、アレチウリ、ボタンウキクサ、オオフサモ、あと・・・アゾラ・クリスタータあたりかなぁ、とにらんでいます。あってるかな?間違ってるかな?


ネタ元:読売新聞YOMIURI ONLINE2008/01/21「琵琶湖に“特定外来植物”7種、ブラックバスの二の舞か」
URLhttp://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080120i203.htm
2008.01.20 / Top↑
卒論に疲れて外来せいb・・・はっ!どもども、ゆーにです。目がいたひ。

今日は琵琶湖。日本最大の湖です。

琵琶湖の琵琶は楽器の琵琶。形が似ているからそう名づけられたそうです。


琵琶湖は国定公園に指定されており、なんと!ラムサール条約にも登録されているようです。知らなかったー!


そんな琵琶湖を世界遺産に登録しよう!と滋賀県知事が構想を明かしたそうです。


~以下転載~

滋賀県の嘉田由紀子知事は4日の定例会見で、国内最大の湖である琵琶湖の世界遺産登録を目指す構想を明らかにした。外部の有識者なども含めた準備チームを庁内につくり、知事が任期満了を迎える平成22年7月までに見通しをつけたいとしている。

 嘉田知事は、世界遺産登録を目指す理由について、琵琶湖にちなんだ数々の文化や固有種からなる生態系の価値を発信するためとした上で「ハードルは高いが、可能性はゼロではなく挑戦する価値はある。世界で琵琶湖にしかないというユニークさをどう表現するのかというストーリーづくりに力を入れたい」と述べた。

 世界遺産には文化遺産と自然遺産、両方を兼ね備えた複合遺産の3種類があるが、どれを目指すかについても準備チームで議論するとしている。


~以上転載~


うーん、いいですね~。こういう自然に対して頑張ってくれる人がいると嬉しくなりますね。

でも、ちょっと待ってください。


琵琶湖といえば、外来生物の世界では言わずと知れた外来生物の水がめ。

世界遺産登録を目指している小笠原でさえまだまだ外来生物に翻弄されています。


ってあたりでどのくらい外来生物の種がいるのか、調べてみました。あと固有種も。


■琵琶湖の外来生物

・魚類
ブラックバス
ブルーギル
タイリクバラタナゴ
ヌマチチブ
エンツイ(2007 11/05に新たに確認。繁殖は不明)

・爬虫類
ミシシッピアカミミガメ

・淡水貝類
カワヒバリガイ
サカマキガイ

・植物
コカナダモ
ボタンウキクサ
ホテイアオイ


となっておりました。(滋賀県立琵琶湖博物館ホームページ参照。)

それだけでなく、滋賀県全体の外来生物はさらに多く、上に加えて


・哺乳類
アライグマ/カニクイアライグマ
イノブタ
シマリス
タイワンザル
タイワンリス
チョウセンイタチ
ヌートリア
ノイヌ
ノネコ
ハクビシン

・爬虫類
カミツキガメ

・両生類
ウシガエル

・魚類
アオウオ
カダヤシ
コクチバス
ソウギョ
カムルチー
ニジマス
ハクレン

・昆虫類
アオマツムシ
アメリカジガバチ
アメリカシロヒトリ
セイヨウオオマルハナバチ
ヒロヘリアオイラガ
ブタクサハムシ

・昆虫以外の節足動物
アメリカザリガニ
セアカゴケグモ
タンカイザリガニ

・淡水貝類
外国産シジミ類
コモチカワツボ
スクミリンゴガイ
ハブタエモノアライガイ
ヒレイケチョウガイ

・その他の無脊椎動物
オオマリコケムシ

・植物
オオカナダモ
オオブタクサ
外来種タンポポ
ケナフ
セイタカアワダチソウ
ハルジョオン
ヒメジョオン


ひぃ、多い・・・とこんな感じになっていました。


琵琶湖の外来生物はぱっと見少ないですが、それは水中だけを指しているからです。

琵琶湖とはいっても、生態系は水だけではありません。琵琶湖とその周辺の環境を含めて生態系が成り立っているのです。

琵琶湖内の外来生物を駆除しても、それだけではいけません。岸辺に外来タンポポやセイタカアワダチソウが生えていたらアウトなのです。


つまり、琵琶湖を世界遺産に登録するならば、滋賀県における外来生物をほとんど全て何とかしなければいけないのです。無理、とは言いたくありませんがものすごくハードルが高いと思います。


ときに固有種ですが。

・魚類
ビワコオオナマズ
イワトコナマズ
ホンモロコ
ビワヒガイ
アブラヒガイ
ビワマス

・ 淡水貝類
ビワコミズシタダミ
セタシジミ
ビワカワニナ類
オウミガイ
カドヒラマキガイ
ヒロクチヒラマキガイ

・植物
サンネンモ
ネジレモ

・プランクトン
ビワクンショウモ
ビワツボカムリ


だそうです。一応固有種も多くいるようなので、これは守らないといけませんね。


琵琶湖は、外来生物を日本中に播いた過去があります。

それは琵琶湖産のアユです。日本各地の河川にいるアユは、琵琶湖産のものであったりします。詳しくはわかりませんが、確か多摩川のアユも琵琶湖産だったと思います。

放流された頃には生物多様性というあたまはなく、まだおいしいものを食べたい!という風潮のほうが強かったんですね。

今も各地で放流されているのでしょうか。


どちらにせよ、世界遺産として登録するにはかなりの努力が必要です。無理とは言いませんが、非常に骨の折れる苦労をわれわれはしなければなりません。

研究者として、または一般としてでもいいですが、こういう構想が夢で終わらず、実際に動き始めたとき、自分も役に立ちたいなぁと思いましたね。


最後に一言。外来生物、多すぎです。



ネタ元:産経新聞2008 01/05「琵琶湖を世界遺産に 滋賀県知事が構想明かす」
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000900-san-pol
2008.01.16 / Top↑
こんにちはー!卒論に追われて外来生物、ゆーにですよー!!

卒論を書く時間を多くしたため、ちょっとだけ更新が滞ってますがご心配なく。


今日は雑談です。雑草と雑木についてです。

雑草、というとそこら辺にワサワサ生えてる草ですよね。

雑木、というとおそらく雑木林を思い出しますよね。


皆さん、いま雑木をなんて読みました?「ぞうき」と読みましたか?

それが普通です。しかし、林学関係に触れると、「ぞうき」ではなく「ざつぼく」と読むことがしばしばあります。

だから、雑木林は「ざつぼくりん」ということがあります。

変なのー!と思う人は多数いるでしょう。しかし、「ぞうきばやし」と呼ぶことに違和感を感じる人も中にはいるのです。


この、「ざつぼく」という読みをしたときの定義ははっきりしています。

有用樹種以外の木のことを指すのです。有用樹種は、たとえばスギ・ヒノキ。

林学関係で一番重要な樹種です。

また、砂防などで用いられる場合に、有用樹種はニセアカシア・ヤシャブシなどになります。

スギ・ヒノキ林で生えてきたこの2種以外の木は、全て雑木になります。このときに「この2種以外の木は全てぞうき」って読むと、変ですよね。

砂防をしたいところのニセアカシア林に生えてきたスギ・ヒノキは雑木(ざつぼく)になります(個人的にはニセアカシア林はよろしくないと思いますし、おそらくスギ・ヒノキがそこに生える可能性はゼロだと思いますが)。

有用なもの、とある枠組みのなかで決めた樹種以外は雑木になるんですね。
林業ではスギ・ヒノキ以外の木が全てそうであるように。

だから、雑木林を「ざつぼくりん」と呼ぶときには、この林の中に使える樹種はもともとないのです。それは林業から見たときの観点ですが。

昔の里山の人たちは林業で生活してました。つまり、スギ・ヒノキ以外は売ることのできない木となるのです。だから、「ざつぼくりん」が身近に多くあったのですね。

「ざつぼくりん」の中には、コナラやクヌギなどの木がありました。里山の人々は、もちろんスギ・ヒノキを薪にするわけにもいかないので、これらの「ざつぼく」を薪にしたわけです。

林の中の落ち葉を、畑の肥料に使える!とおもって落ち葉掻きをしたのです。

林の中の環境と、林に転がっている木を使ってキノコを作ったわけです。

そのように有効に使用していったため、「ざつぼくりん」は「ざつぼく」の林ではなく、不特定多数の樹種をあらわす「ぞうき」の林ということで、「ぞうきばやし」に変化していったのではないでしょうか。

ちなみに、大辞林などで調べると、「ざつぼく」=「ぞうき」です。ヽ(´Д`;)ノ


さてさて、なんでこんな話になったのかというと、ここで雑草のことになるんですね。

今、自分の家でどんぐりを育ててるんですよ。種子から。

その植木鉢に2本の雑草が生えてきたのです。

一瞬引っこ抜こうかなーと思いましたが、そこは研究者志望。雑草を同定してみようと思いました。片方は分かりませんでしたが、片方は同定できました。

その一つはタツナミソウ。紫色の花が咲く、それが波が立つように見えるシソ科の多年草でした。

そしたら、花が咲くのを見たい!と思いますよね?

この瞬間に彼の植物は雑草ではなくなったのです。自分の中で。

植木鉢に育っているタツナミソウという植物になったのです。

どんぐりと共に育て上げようと思います。


このように、物に対する定義は人の主観によるものが多いのです。

人間だれもが自分の意見というものを持っています。自分の判断というのを持っています。


タツナミソウは人にとっては雑草かもしれない。でも、人にとっては愛でる対象かもしれない。

街の街路樹は、人にとっては街路樹でしかない。でも、人にとっては楽しむ対象でもある。


見方によって、そこら辺のものは楽しむ対象にもなるのです。

身近に緑がない!とお嘆きの方。身近に緑はありますよ?気づかないだけです。量は少ないかもしれませんが、必ずあります。

みなさんも身近な緑を楽しむ方法を見つけてみてください。

自分は、雑草を雑草じゃなくするのが好きですね。ではでは。
2008.01.14 / Top↑
どもどもー、ゆーにです!

今日のお代は見てのお帰り・・・じゃなかった、今日のお題はニセアカシアです!

ニセアカシアは別名ハリエンジュともいいます。ニセアカシアが標準和名ですね。

でもコイツかわいそーって思ったことがあります。これの名前はニセアカシア。つまり、アカシアの偽物です。別名のハリエンジュ。エンジュに針がくっついた、みたいな。

学名ですらRobinia pseudoacacia。種小名のpseudoはニセってことなので、学名でニセアカシアっていわれちゃってるんです。コイツは一生偽物。。。

ま、そんなことはおいといて、ニセアカシアは日本では非常によく使われています。蜂蜜にアカシア蜂蜜ってありますが、このアカシアはニセアカシアのことなんです。

また、いろんな人の歌に出てくるアカシアは、大部分がこのニセアカシアを指してます。

分類はマメ科。ちなみにアカシアはネムノキ科、エンジュはクララ科。


ニセアカシアは緑化資材としてとして大変多く使われてきました。マメ科なので根粒菌が共生しており、肥料木として有用なだけでなく、先駆樹種でもあるので、成長が早いんです。

それだけでなく、ニセアカシアから蜜をとったり、花を天ぷらにしたり、花をホワイトリカーにつけ込んで酒にしたり・・・と使いたい放題でした。

・・・ところがっ!ニセアカシアが植栽されたところには他の木が生えられないという欠点が出てきたんです。早すぎる成長により他を被圧。加えて根萌芽といい、地下から萌芽を出してどんどん増えていくのです。

それだけでなく、大きくなったときに倒れやすかったり、さらには土壌を窒素過多にして、他の植物が生育出来ない環境にしてしまうのです。これによって引き起こされたのが植生の攪乱・多様性の低下。在来植物の減少。

ニセアカシアは前述の通り、根萌芽します。なので除去・駆除が非常に困難でした。薬剤処理をするにも、一本一本手間がかかる。

そこで登場したのが巻き枯らし(環状剥皮)による処理!

これは、地上1m以下の樹皮を全部はぎ取るものです。これによって葉で作られた栄養が地下へ行かなくなり、根萌芽と共に樹本体も弱らせることが出来るそうです。

さらに、除草剤なども使わなくてすみ、他の植物たちへの影響が少ないのです!

もちろん根萌芽もするそうですが、それを繰り返し下刈りしていけば、ついには枯れるようです。

ちなみに10年程度は枯れたまま立っているそうなので、枯れ次第バッサバッサと伐っていったほうがよさそうですね。


ところで、樹を1m以下全て巻き枯らしたことありますか?自分はあります。木たちがなんだかいやーんな格好になってます。。。


ネタ元:美の国あきたねっと2006/3/31「ニセアカシアの林種転換 -巻き枯らしによるニセアカシアの除去-」
URL:http://www.pref.akita.lg.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1133771416592&SiteID=0


外来樹木は専門分野!いろいろ知識をたくわえますよー。ではでは。
2008.01.08 / Top↑
どもども、ゆーにです。今日は普通の日記です。

昨日、一昨日で勝浦・鴨川に旅行してきました。楽しかったー!!!

勝浦!鴨川!って聞くと、外来生物の哺乳類に興味がある人はある生き物をおもいだすかもしれませんが、それは個人的にまた行こうと思います。

勝浦は海中公園に行ってきました。鴨川はシーワールドです。

勝浦の海中公園は、本当に行って良かったと思いました。

海の中にいる野生の魚たちが、目の前で群れを成して泳いでいるんです。

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窓の外 優雅に泳ぐ メジナたち


メジナだけでなく、そのほかにも小さくて尻尾が黄色いソラスズメダイ、窓のところにいるおそらくヘビギンポの稚魚、さらにサザエなども見られました。

水族館とは違い、窓の外一面に広がる自然の海に感動でした。

鴨川のシーワールドでは、外来生物のウチダザリガニやオオクチバスも展示されており、ちゃんと注釈に外来生物であることが明記されており、許可も取って飼育されていることが明記されていました。

外ではトビが昼食を狙ってました。。。

海生哺乳類・鳥類はどれも可愛かった・・・。

この水族館の生き物たちは愛嬌があって、とても癒されました。


旅はいいですね~。いろいろな新たな感動にであったり、日常からはなれて、ほっと一息ついたり・・・。

また旅をしたいと思いました。


明日から気分を新たにがんばりましょう!ではでは、自由気ままに。
2008.01.06 / Top↑
1 グリーンアノール撮影


2 グリーンアノール、ハエを捕食(注意!ちょっとキモイです!)



あけましてー、おめでとーございます!新年早々ゆーにですよー!

新年最初のお題はグリーンアノールでした。アノールホイホイの話をした割に、アノールがどんなやつかの話をしてなかったので探してみました。

1は、グリーンアノールが樹上で動いている動画です。見所は・・・首の辺りにあるデュラップ(赤い膜みたいなやつ)がはっきりと見えるところでしょうか。デュラップをもっている日本のトカゲはいません・・・いないはずです。イグアナとかが持っていますね。

2は、ハエを捕食する動画です。ちょっと見たく無い人も多いでしょう。。。しかし、注目すべきはハエも逃げられない速さで飛び掛り、食べてしまうところですね。カメレオンみたいに舌を伸ばすわけではないのです。この習性を利用し、新たな駆除法は開発できないものでしょうか・・・うーん、これだけだと微妙か。

グリーンアノールの見分け方は、意外と簡単です。まず、体色が鮮やかな緑色であること。日本のトカゲにこんなやつはめったにいません。次に、首のあたりにデュラップがあること。これはかなり分かりやすいです。そして、頭の形が三角形・・・というかとがっているところですね。さらに言うならば、樹上性であること。日本にキノボリトカゲがいますが、体色は鮮やかな緑ではないですし、頭も丸い・・・というかイグアナに近い気がします。アノールとはとは全く違います。

この二つの動画はyoutubeで探したものですが、どちらも日本ではなく、おそらくアメリカで撮られたものだと思います。説明文もタイトルも英語でしたので。両方とも、野生のアノールの映像だって書いてありました。

日本で見るには、小笠原に行きましょう。そこでついでに駆除しちゃってください。小笠原の年間平均気温は23℃、冬でも18℃はあります!避暑地ならぬ避寒地として、行っちゃってください!行きたい。。。


それでは、今年も気ままに追って外来生物・ゆーにともどもよろしくお願いします!!!
2008.01.02 / Top↑

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