上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
ども、ゆーにです。今日2本めの記事です。研究室にいると更新がはかどるってことですね。

記事は、特定外来生物の毒グモが発見されたというニュースについてです。

2008年2月7日に、鹿児島の志布志の街灯のスイッチ収納ボックスから、7匹のハイイロゴケグモと65個の卵が発見されたそうです。志布志市は来週にも駆除を行うようです。

鹿児島では2005~2006年に西表市で、宮崎では2007年秋に見つかっているそうです。


ハイイロゴケグモに咬まれると痛みや発熱を起こします。人体への被害があり、かつ生態系に悪影響があるということで特定外来生物にされたようですね。原産は亜熱帯のようです。

ゴケグモとは後家蜘蛛のことで、オスの体がメスに比べて非常に小さく、交尾後にオスがメスに共食いされることに由来しています。

有名なセアカゴケグモとは属が同じです。
セアカゴケグモは1995年の大阪府に始まり、2005年に群馬県で見つかっております。

ゴケグモは全てからだが小さく、メスでも1㎝、オスは3~5㎜しかありません。
なので、そう簡単に発見でき、また咬まれることも少ないとは思います。

しかし、そんな小さな体でも人の体に結構な害をもたらし、運が悪ければ死に至ることもあるので注意は必要ですね。また、体が小さな分発見されず、いつの間にか咬まれてたという可能性もあります。いつの間にかゴケグモだらけという可能性もあります。

ハイイロゴケグモが見つかったのは鹿児島と宮崎。
おそらく飛行機や船などの荷物にくっついてやってきたのではないでしょうか。

九州は暖かい気候にあり、亜熱帯の生物ならばおそらく定着することは容易であります。
蜘蛛という小さな体を活かし、わずかな隙間で生活することは簡単でしょう。

このように小さな生き物が、目に見えてくるようになったら、もはや手遅れだと思ってよいでしょう。そこら中に生息しているようになります。

人間は小さな生き物に弱いと思います。なぜなら目に付きにくいから。
目に見えないクモたちに怯える夜が来ないことを祈っています。

もちろんゴケグモは獰猛ではないので、過ぎた想像であるとは思いますが、カミツキガメのように生息場所が限定されているわけではないので、注意をするに越したことはないということですね。

志布志市の来週にも駆除という素早い決断には嬉しく思います。もちろん特定外来生物に指定されているからというのもありますが、それでものんきな研究者のようにデータをとって、影響のあるなしを見極めて・・・ということがないのは喜ばしいことです。

議論より行動を。
ブラックバスを釣って駆除している団体の言葉だったと思いますが、これは本当に正しい。

なぜなら、議論している間にも在来種を食べ、生息分布を広げ、私達の身近に近づきつつあるのですから。

ネタ元:2008/02/08 毎日新聞 『ハイイロゴケグモ:外来毒グモ発見、来週にも市が駆除--志布志 /鹿児島』
URL:http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20080208ddlk46040004000c.html
スポンサーサイト
2008.02.09 / Top↑
ども、ゆーにです。今日は外来生物の呼称についてお話しします。

気になった方はいませんか?何故、このブログの名前が「気ままに追って外来種」ではないのか、と。

外来生物の定義は、もともと生息範囲にいなかった生物が、人為を介してもたらされた生物です。
なので、渡り鳥や、海を漂流してくるヤシなどはこれに当てはまりません。あくまで人為を介した場合をいうのです。

このような外来生物の定義がなかったころ、こういった生物は様々な呼び方をされてきました。

外来種(国外外来種、国内外来種)
侵略種(侵略的外来種)
侵入種(外来侵入種)
導入種(意図的導入種、非意図的導入種)
移入種
帰化種

などがあります。多すぎてわけがわかりませんね。侵入と移入の何が違うのか・・・。

一つ一つ説明していきます。明確な定義は過去になかったので、それぞれの字の意味と、使われていた用途から説明します。

まず、外来種。
これは、自然分布域外に導入された種のことです。外来生物の定義と何ら変わりがありません。しかし、日本は他の国と陸続きでないため、外来種といわれると、国外の生き物を指しているように感じてしまいます。事実、外来種=外国産と考えている人も多いでしょう。
そのため、国内からの外来種、国外からの外来種とわざわざ明記していることもあるのです。
外来種の定義は外来生物と同じですが、外国産を指していると思われがちです。

次に侵略種。
侵略種とは、他の生物を駆逐したり、捕食したりすることなどにより、生物多様性を脅かす種のことをいいます。侵略しちゃった種もさすのかな?侵略種とだけ聞くと、在来侵略種もいるの?と考えちゃいますので、わざわざ侵略的外来種ともいいます。
侵略的外来種とは、生物多様性を脅かしうる外来種(外来生物)のことですね。まだ日本に入っていない生物をそう呼ぶこともあります。

侵入種。
これは、自然分布域外に入り込んだ種を指します。すでに定着しちゃった種のことですね。これも、わざわざ外来侵入種、ということがあります。侵略的外来種を侵入種ということもあります。

次は導入種。
これはちょっと厄介です。導入は、人によって意図・非意図的に持ち込まれた種であり、これが自然分布外へ逸出するものを指します。人が完全に関わるのがミソです。といっても、外来種の定義自体、人が関わってますけどね。
例えば、植栽や緑化に使った種がそこで群落をつくってしまったり、そこから逸出し、他の場所で群落を作った場合を指します。
植栽や、漁業に用いるために意図的に導入した外来種を意図的導入種といい、船のバラスト水などに含まれていた貝などが新たな地で分布を広げるといったように、間接的に人が関わってしまったものを非意図的導入種といいます。

移入種。
移入の元々の意味は、生態学の意味では個体群の自然分布拡大の場合でも用いられています。他の地域から人によって移入された種、を縮めて移入種、としたのではないでしょうか。移入種は昔、環境省で使われていました。

帰化種。
外来種で、その地域にすでに定着した種に用いられ、主に草本に対して用いることが多いみたいです。しかし、帰化は人間に用いる概念であり、帰化種を駆除するなどの話をしているときに、反論として「じゃあ日本に帰化した人たちも排除するのか!」といった全く的外れな意見が出ることがあります。
この帰化という言葉は多くの植物の本で使われているので、注意が必要です。また、単に植物の外来種を指したいときにも使われています。


わかりましたか?非常に曖昧な定義だらけですよね。書いてる本人はわからなくなっちゃいました(笑)

だから、生息分布域外に、人の介入があって持ち込まれ、定着した(しそうな)生物を、外来生物とひとまとまりにしちゃったのです。

それで、生物多様性に悪影響を与えそうなのは侵略的外来生物と呼んじゃうのです。

曖昧な定義が多く、しかもほとんどの意味が似ている。
外来種と言っても良かったのですが、外来種のイメージに、ウイルスやカビは入ってない人が多い。外来種と聞くと多くの人が動物を思ってしまう。

こんな理由で、外来生物としたのです。
全体を総括できる言葉って、いいですねー・・・楽で!

それでは今後も「気ままに追って外来生物」、お付き合い下さい。
2008.02.09 / Top↑

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。