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なかなかレポートが終わらず、動くに動けないゆーにです。こんにちは。

え、記事書いてないでさっさとレポートやれって?き、気ままに気ままに。
息抜きは必要ですもんね!

今日は海外の外来生物の話です。
海外ではなんと!あの働き者の建築家、ダム造りの名人が外来種になっちゃっているのです。

その生物はビーバー!!

250px-American_Beaver.jpg
wikipedia wikimedia commons より転載

齧歯類のかわいいやつです。
ビーバーってなまで見たことがある人も少ないのではないでしょうか。

そのビーバーは、毛皮が柔らかく、昔は帽子に利用されていました。
その毛皮を利用するために1940年頃、アルゼンチンはフエゴ諸島にビーバーを50頭ほど移入したそうです。

フエゴ諸島↓
フエゴ諸島
このフエゴ諸島は南アメリカ大陸南端部に位置し、東をアルゼンチン、西をチリが領有しております。
ピンの刺さっているところがアルゼンチン領のフエゴ島、フエゴ州であり、国立公園に指定されているそうです。

移入されたビーバーは、天敵がいなかったため、個体数を増やし、2008年には10万頭まで増えてしまっているそうです。
移入されたアメリカビーバーはもともと北アメリカが原産地ですが、そこではオオカミやコヨーテ、グリズリーが天敵としていたようですね。

10分もあれば直径15㎝の木も倒せてしまうほどの働きっぷりにより、フエゴ諸島の固有樹木をばったばったと噛み倒しているそうです。アルゼンチンやチリ政府は、ビーバーの大規模駆除を計画しているようですね。

巣作りの際に木を切り倒し、水をせき止めてできた湖(池?)の真ん中に巣をつくるなんていう高度な技を持っているのですから、天敵がいなかったら生き残る確率は非常に高いのでしょう。それが個体数を爆発的に増やした原因でもあるのですけれど。

同時に、周りの環境を改変しすぎてしまいますよね。木を倒すなんて、道具を使わなかったら人間でもできないことをやってのけるわけですから。

樹木は、皮をはがされると枯死します。皮のすぐ下の部分に師管があり、皮がなくなると師管も一緒に無くなってしまうのです。師管が無くなることで、栄養が根っこに行かなくなりますから、根っこが弱り、水を吸えなくなって枯れてしまうのです。

木の皮をはぐのには日本ではシカやクマがいます。これらも林業被害を与える生き物として問題視されたりしますよね。

アルゼンチンのビーバーは外来種。さらに天敵もおらず、固有の森林をなぎ倒す。爆発的に増えてしまった個体。大変です。

ただし、駆除は意外に難しくないような気がします。まず、湖の真ん中に巣があるわけですから、そこを一網打尽。
巣がなければ生息できない(と思う)ので、また新たに巣がつくられる。そこを一網打尽。
短い期間で行えば、無理ではないと思うのです。発見も難しくなさそうだし。

ビーバーはかわいいです。認めます。自分が駆除しろ、といわれたら躊躇してしまうでしょう。
でも、アルゼンチンの固有生態系と比べたときに、どう考えるか?ってことですよ。

ビーバー駆除良くない!と叫んだところで、じゃあアルゼンチンの固有生態系・・・固有の樹木、草本、それに依存する昆虫、鳥類、哺乳類、それだけでなく菌類や細菌、土壌環境、水圏環境、魚類、甲殻類、軟体動物・・・。それらをないがしろにして良いの?って事なんですよね。

自然を守るとき、何を守るべきか。何を第一目標にして守るのか。
そこを押さえておくのは重要です。

私はまだ外来哺乳類の駆除に立ち会ったことがありません。というかあまり駆除事業に参加したことがない・・・。
だからこそ、実際の現場に立ち会い、考え、経験する必要があると思っております。口だけじゃダメですからね。

経験してこそ、はっきりとものが言えますから。
これからなるべく多くの経験をしていきたいと思っております。

真に外来生物問題を考えられるように。
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2008.07.29 / Top↑

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