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おひさです!ゆーにです!更新ペースが遅くて申し訳ないです。

なかなかニュース以外のネタが無いため、更新してもニュースの紹介ばかりですが、ご了承ください。


今日の記事は毎日新聞より、マングース探索犬です。

まずは記事をお目通しくだされ。↓

マングース探索犬:3頭、来春から駆除参加 生息地特定に期待--奄美 /鹿児島
9月13日17時2分配信 毎日新聞


 奄美大島で外来種・マングースの防除事業を進めている環境省は12日、同事業で導入を予定し、同省奄美野生生物保護センター(大和村)で訓練しているマングース探索犬を公開した。マングースの居場所を突き止める訓練などを経て来年4月から活動するという。
 同省によると、探索犬は国産1頭、ニュージーランド産2頭の計3頭。いずれも生後9カ月~1年3カ月のオスの幼犬で、現在の体重が10キロ程度と小型。
 探索犬を使った外来種防除先進国のニュージーランドで昨年11月から訓練を開始。今年5月、同センターのマングース駆除専従者2人が1カ月間、ニュージーランドで訓練に参加していた。
 2人が3頭を連れて帰国後、同センターで、マングースのふんや生活痕の臭いから生息場所を探る訓練や、アマミノクロウサギやハブなど危ない動物に近づかない訓練を続けている。
 同センターの鑪(たたら)雅哉・自然保護官は「マングースは数が減ってワナで取れにくくなっている。探索犬が居所を突き止めれば集中的に駆除できる」と期待を寄せる。
 マングース駆除は00年に始まり、07年度までに約3万頭をワナで駆除。生息数は00年の推定1万頭の20~30%とみられている。マングース探索犬は沖縄でも導入が進められている。【神田和明】

9月13日朝刊


ということでした。

環境省が主体となって進めている防除事業はまだマングースとオオヒキガエルしかないのです。どちらも沖縄県での事業ですが、沖縄の生物多様性上重要な地域であることを考えれば、まずここに着手したのも頷けます。

他の地域や他の生き物については、各地方自治体に任されているようですが・・・。

まぁそれはさておき、マングースを探索する犬を訓練し、駆除に用いようとするのはおそらく日本で初めての試みでしょう。

ニュージーランドでもマングースが問題になっているようで、一度このブログでもyoutubeにでていたジャワマングースの動画を紹介したことがありますね。

ニュージーランドはもともと哺乳類のいなかった島であり、飛べない鳥のキウイなどは外敵がいないために生き残ってこれたわけですが、今、この固有の生き物達を外来種が捕食してしまうという事態が起こっているのです。

外国の外来生物対策も参考になると思うので、よい記事や論文を見つけたら紹介していきますね。

さて、記事の中に一つ注釈したい点があります。
マングースは数が減って、というところです。

実際に数が減っているのでしょうか?
記事では2007年までに3万頭とった、と書いてありますね。

これを鵜呑みにしてはいけません。

いや、もちろん実際に駆除した数は3万なんでしょう。しかし、3万匹減ったとは限らないのです。

なぜなら、1年間に駆除した数は単純計算3万÷7で約4300。
1年に4300匹とっても、2000年推定で1万ならば、残り5700匹いるわけです。

そのうち性成熟しており子孫を残せる個体はどのくらいか、また出産数はどのくらいか、生存率(死亡率)はどのくらいか、などがわかってないと、現在の正確な個体がわからないのです。

それを踏まえて2000年時点の1万頭の20~30%、つまり現在の個体数2000~3000なのかもしれませんが。
というよりむしろ、上記の動物生態学的なモニタリングがあってこそ1万頭の20~30%まで減ったと考えられるんでしょうね。

3万頭とった、という言葉のマジックというか数字のマジックというか。
よく自然科学ではこのような表現が出てくるので、へぇ~、3万も捕ったんだからだいぶ数が減ったんだ!なんて読み流さないよう注意しましょうね。

さて、現実の個体数は神のみぞ知るですが・・・というのはあくまでも予測数しか出せないため、真の値なぞわからないというのが実状ですが、2000~3000匹とするならば、訓練された犬がどこまで効果を発揮できるかに注目が集まります。

マングースはほぼ沖縄の生態系の頂点に立っているため、外部からの捕食圧が少なく、個体数を減らせる要因は人の駆除が大部分だと思われます。

環境からの圧(寒さなど)は、沖縄自体が暖かいのでほとんどないでしょうし、他の要因はあるとすれば車の事故と病気でしょうかね。

その割合はかなり少ないので、人の手による駆除圧が個体数減少の中心要因となるのです。

しかし、ワナにもかかりにくくなっているので、その駆除圧も減少。

ここからどのように数を減らすのかが正念場なときにマングース探索犬の登場です。

3頭しかいないのがちょっと心細いですが、是非がんばっていただきたいものです。


でも・・・頼りないなぁ。

生活場所を探って、そこにいれば人が駆除できるんだろうけど、いない可能性もあるし。
いたとしても、探索犬なわけで猟犬ではないから、実際に噛み付いたり追い掛け回したりも出来ないだろうし。

ワナと併用し、年間どこまで数を減らせるのか。

探索犬が今後駆除に参加するから、といってワナの数を予算不足などを理由に減らすことのないようにしてもらいたいですね。

自然界を相手にする場合、絶対に手を抜いてはいけません。
個体数が100以下だと推定されても、ワナの数が減ることのないのが望ましいと思います。

やるなら徹底的に。残酷なようですが、これまで駆除された3万匹のマングースがどれほどの固有種を食料としてきたか想像してみてください。


引用元:毎日新聞/yahoo!ニュース 2008/09/13 『マングース探索犬:3頭、来春から駆除参加 生息地特定に期待--奄美 /鹿児島』
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080913-00000255-mailo-l46
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2008.09.13 / Top↑

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