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こんにちは、ゆーにです。今日も生態工房さんでインターンをしてまいりました。

今日の内容は外来種駆除作業だったのですが、午前中に光が丘公園のバードサンクチュアリ池にてワナを回収した後、サンクチュアリ入り口にあるビオトープのような小さい池でウシガエルを駆除することになりました。

大きさはだいたい2×7mくらいの小さな池。記憶を頼りにしてるので、もうちょい小さいかもしれません。

ここにいるウシガエルは、今年オタマジャクシから成体になったくらいの小さな個体です。たぶん体長3~5㎝くらいですね。ですが、うじゃうじゃいるんですよ。

ふと池を見てみると、みな水面に出てきているのです。でも、近づくとすぐに水中に潜ってしまい、なかなか捕まえられない。

このウシガエル捕獲は、実は前に1回挑戦してました。しかし、捕獲数ゼロ。アメリカザリガニを1匹捕獲しただけでした。

この池の環境は、底質は泥、水深は2~30㎝ほどでしょうか。人が入るには浅いですが、横幅が狭いため、駆除作業がしにくくなっております。
植物はほとんど生えておりません。

生息している生き物は、アメリカザリガニとウシガエル、タニシっぽい貝(種は不明)、そしてトンボのヤゴでした。
おそらくヤゴのためにつくられた池なのでしょう。しかし、私がヤゴを見たのは今日初めてで1回きりでした。


ウシガエルの駆除は非常に大変でした。先ほども申し上げたように、近づくとすぐ水中に潜ってしまい、見失ってしまう。

捕まえるのは虫取り網とかタモ網のちっちゃいやつで捕獲しますが、最初とっていた方法は、水面に浮かんでいるカエルを直接網で挟み撃ちにしようとしてたんですよ。

しかしなかなかとれない。うまく網に入っても、水中なのですぐスイスイ~っと逃亡されてしまいました。何より、網を入れると泥が舞い上がって一気に視界不良になります。そしてカエルも池の撹乱が落ち着くまで水面に現れません。

非常に効率が悪かったんですね。で、結局捕れず。

それを踏まえて、今回は方法を変えてみました。

まず、カエルの行動を観察し、考えました。

近づくとすぐに水中に潜ってしまうけど、実際は泥の中に逃げ込んでいるだけじゃないのか?
で、落ち着いたらひょっこり水面に出てくるだけじゃないのか。

水中に潜るとはいっても、深くないし何より広い池じゃない。逃げられる場所は限られている。
むしろ、水中をスイスイ逃げるほうが、カエル達にとっては外敵に発見される確率が高くなるにちがいない。

おそらく水面に出ていた場所からそう遠くない泥の中にもぐるのだろう!

このように考え、駆除の方法を変えてみました。カエルを狙うのではなく、底の泥をあさる。

読みは当たりました。

まず、水面に出ていたカエルに接近しながら、水中に逃げ込むのを確認。すぐさまタモ網を使い、逃げ込んだ場所近辺の泥をザバーっと掬い取っちゃいます。

次に、タモ網に泥を入れたまま、虫取り網の柄で(細いやつに限りますが)泥をかき回します。かき回すというよりかは生き物が入ってるのか探すわけですけど。

もし、生き物がいれば、カエルならおもてに出てくるし・・・というか柄から逃げようとするので明らかに生き物の動きがわかります。

いたらタモ網の中から虫取り網で生き物を掬い取ります。いなければ泥を池の中に戻します。

この方法で前回はゼロだったウシガエルですが、本日は15匹捕獲することに成功しました!
アメリカザリガニも前回1匹だったのですが、今回は4匹に増えました!!


生き物を直接目視して捕獲するのが理論上では簡単ですが、相手も動物ですので動き回り、逃げ回ります。そしたら、その動物がどんな行動をとるのかを考えて捕獲しなければなりません。

むしろ、そうしなければ捕獲効率は上がらないでしょう。

研究にせよ調査にせよ駆除にせよ、ある一種に対して何らかの行動を起こすときには、植物なら生活史、動物なら生態や行動を把握し、常に考えなければ効率のよいものにはならない、と思いました。

教授のおっしゃったとおり、私のトウネズミモチの研究でも、ちゃんと生活史を踏まえなければ行き当たりばったりの駆除方法研究になってしまうのだなぁと、理解できた気がします。

ちなみに、作業後の池をのぞいたら、ウシガエルが4~7匹ほど水面に現われてました。・・・どんだけー!!

99%駆除することはできても、最後の1%が非常に難しいとは誰かが言っておりましたが、まさにその通りだと思います。

しかし、その1%に尽力するかしないかで、結果はぜんぜん違うと思います。0になるか、100に戻るか。どちらかでしょうね。
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2008.10.30 / Top↑

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