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どもー、ゆーにです。珍しく本日2つ目の更新。

トウネズ酒、正式名称女貞酒。

忘年会および新年会で飲んでみましたよ!

仲間数人を生贄に巻き込んで・・・。


忘年会では、仲間のお酒マスターに何で割るべきかを聞き、皆で割って飲んでみました。

割るドリンクは水、サイダー、ウーロン茶、野菜ジュース。

結果からいえば、当たり外れの大きいこと大きいこと。
むしろ当たりなんてなかった。


トウネズ酒はやっぱりニオイが独特です。
なんだろう、豆みたいな。。。生の小豆みたいなニオイがします。決して御汁粉のニオイではないですよ!豆みたいなニオイ。

味は・・・記憶のかなたです。味よりもニオイがきついです。
ただ、最初から薬酒ととらえて飲むならばそんなにきつくないですね。
あぁ、こんなもんか程度です。

さぁ、上記の割る液体のなかで、はずれはどれでしょう!

正解は・・・ウーロン茶。

・・・カオス!

なんていうか・・・青汁以上のひどさ。

ウーロン茶の独特の風味、トウネズ酒のニオイそれぞれが手を取り合って不協和音をばら撒いてるイメージでした。本気で不味いと思った、20代の夜。昼だったけど。

他の割りものの感想は・・・
水は普通です。少し飲み易くなります。
サイダーはニオイを打ち消してくれるので、抵抗が少しなくなります。
野菜ジュースはそっちのほうが強すぎて、トウネズ酒かどうか怪しくなります。ただ、野菜ジュースの中からひょっこりトウネズ酒が顔を覗かせてるイメージですね。

割る量を変えたりすると相当雰囲気が変わると思いますので、あくまでも参考ですけれど。

個人的には少量をお湯で溶かして寝る前に飲む、見たいな感じがいいのかなと思いました。

決して酒盛りで出すものではないと思います。
中国で薬酒として用いられていたので、当たり前ですけれどね。

試そうとして試せなかったのですが、アセロラとか柑橘系のもので割るとどうなるか、果たして飲みやすくなるのか、今度やらないといけませんね。

また研究室などで飲み会があるときに、ダークホースとして持っていきましょう。
単なるダークかもしれませんが。

滋養強壮のために飲む、そんなお酒でした。
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2009.01.19 / Top↑
こんにちは、ちょっと間が空いちゃいましたゆーにです。

つい先々週くらいに神奈川県湯河原町のカミヤツデの記事を書いたと思うのですが、どうやら動きがあったようです。早いですねー。

前回の報道は昨年の12月27日、今回の報道は1月17日。約20日くらいの間に動きがあったのは素直に驚きです。
もちろん色々動いている中をつまんで発表してくるのが報道ですけれど、それでもこの早さは初めて見ました。

とにかく新聞記事をご覧いただきましょう↓

カミヤツデ:湯河原で増殖 町が除去 「五段の滝」付近で外来種の群生 /神奈川
 ◇生態系崩す恐れ
 湯河原町で外来植物「カミヤツデ」が増殖している問題で、町は16日、同町宮上の奥湯河原・藤木川沿いの「五段の滝」付近に群生しているカミヤツデを除去した。

 カミヤツデは台湾や中国南部が原産。広い葉の陰になった植物への太陽光を遮り、枯死させてしまうなど群生すると生態系のバランスを崩すことが危惧(きぐ)されている。滝付近の土地所有者の了解が得られたため町環境課の職員がチェーンソーを使って直径20センチ以上になった木などを次々に切り倒し、焼却処分した。

 カミヤツデは冬が開花時期。この時期を過ぎると結実期を迎え、実を食べた鳥のふんで種がばらまかれることから、専門家から早めの除去の必要性が指摘されていた。同じく群生が確認されている同町の城堀地区でも近く除去する方針で、他に群生している場所がないかどうかの調査も進めるという。【澤晴夫】

毎日新聞 2009年1月17日 地方版


ということでした。
まだ部分的には残っていたり、まだ他にも生えている場所はあるのでしょう。
なぜこんなに早く動けたのか。

やはり町という小さな単位だからでしょうか。国や地方だと予算を使うべき場所と後回しにしていい場所に分かれたり、いろいろな管理上のしがらみ(いちいち各方面に連絡や許可などを出さなければいけなかったり)があったりするんでしょうか。

行政のことは分からないのですが、研究者としてそういう部分も分かっているときっと役立つでしょう。

さて、カミヤツデの除去。方法はチェンソーを使ってブイーンと切り倒したようですね。
そのあとに焼却処分。

アカギなんか伐倒した丸太から根を出して再生するなんて話も聞きますから、さすがにカミヤツデはそこまで強くないと思うのですが、焼却処分は正解ですね。

ただ、切り倒した株から萌芽(あるいは再生)しないんでしょうか・・・?
それがちょっと心配です。

もし萌芽しちゃったら切り倒すだけでは不十分ですから。
大丈夫だとは思いますが、動向を見守りましょうか。


こんなに早く駆除できたのは、外来種の予防原則という点で評価されるべきことです。
過去にも真鶴半島で繁茂し、駆除してからまた復活の兆しがあるといわれているのはどうにかしなければいけませんが。
しかし幸いまだ他県での話は聞いておりませんし、カミヤツデ自体も植栽に用いられるほど沢山出回っているものでもない。

十分に封じ込めが可能なのです。あわよくば根絶することもできるのです。
是非ともこの調子で封じ込め、「被害が大きくなる前に対処できた事例」として名を残してほしいですね。


引用元:毎日新聞 2009/01/17 『カミヤツデ:湯河原で増殖 町が除去 「五段の滝」付近で外来種の群生 /神奈川』
URL:http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20090117ddlk14040225000c.html
2009.01.19 / Top↑
どもー、ゆーにです。ついこの間、雪が降ったといわれる大雨の日、実験してまいりました・・・。実験といっても作業ですけど。

なので、そのご報告を。
NPO法人の生態工房さんと公園のサービスセンター長に協力していただき、実験をすることができました。感謝です。

巻き枯らしとは、樹木の樹皮をぐるっと一周剥ぎ取り、木を立ったまま枯らす、という方法です。
環状剥皮して枯らすことを言います。
除草剤などは使わず、ナタやノコを使うので環境面では安全ですね。

スギやヒノキ林で間伐するとき、あまりにもやりにくい場所であるとか、伐採木を運び出せない場合で用いたりします。

重機を投入しない、チェンソーも使わないので危険が少ない、当分は木が立ったまま次第に枯れていくので、積雪や風などに前と同じように耐えられる、などといったメリットがあります。

逆に、枯れた木に虫がつく、倒木した際に周りの木を傷つける、環状剥皮に失敗すると枯れない、などのデメリットもあります。
また、環状剥皮をすることで着果量を増やす、というグイマツやトチノキの実験もありましたし、果樹の世界では実をつけさせるために環状剥皮が用いられるようです。
なので、もしかすると雑木の着果量が増えちゃってるかもしれませんね(´ー`)


巻き枯らしのメカニズムはこうです。

20センチ幅くらいの環状剥皮をすることで、形成層と師部をとりのぞく。
師部は葉でできた養分を樹木の各部(その枝より下)に送るので、根への養分移動をなくすことになる。

根の機能は水分吸収と無機塩類吸収。木を成長させる養分そのものを吸ってるわけじゃなく、葉でできた養分で成長するのである。
なので、上からくる成長する養分が途切れることになり、成長はおろか、維持すらできなくなる。

根が弱っていくことは、つまり水分吸収ができなくなるということ。
水が吸えない木は枯れる。

こういうことなのです。

さてさて、じゃあ巻き枯らしされてる木がどんな感じなのか、見てみたいですよね?

ちゃんと写真をとってあります!ご覧ください!

IMGP3746.jpg

こんな状態になっても、小笠原のアカギは萌芽するそうな。

環状剥皮した部分より下から萌芽したら、そこで光合成を行い、養分を根に送り続けるので理論的には枯死しないですね。実際は枯れるやつもあるでしょうけれど。

トウネズは若い個体だとそういう風に萌芽するみたいです。今までの自分の実験結果がそうです。が、統計処理できるほどには実験をしていないので、あくまでも少ない対象から予測されることですが・・・。

対して、大きな個体では巻き枯らしが成功しつつあります。
萌芽は基本的に若い個体の生存戦略なので、そうなるのも頷けます。

なら大きな個体を伐採するだけでも枯死させられるのでは?と思うかもしれません。
しかし、不思議なことにトウネズは大きい個体を伐採すると萌芽するのですよ・・・。

もちろん萌芽数も少ないですし、中には萌芽しなかった個体もあります。
もしかしたら大きな個体の若い部分が萌芽したのかもしれません。

考えられることはたくさんありますが、どういう形にせよちゃんと論文にしますので、気長にお待ちくださいね。

ちなみに、本来巻き枯らしは樹液の流動期である夏にやるもので、冬にやるものではありません。

おととし夏に実験したのですが、一応対照実験としうことで冬にやることにしたのです。
夏の環状剥皮時間は個体差あるけれど長くて20分、冬の環状剥皮は短くて40分・・・。

トウネズは雪や寒さに弱いと一般的に言われているので、冬にやったらもしかしたら枯れやすいかもしれない!と思ったのですが、こんだけ時間がかかるのは考え物ですよね。
2009.01.12 / Top↑
どーも、ゆーにです。
今日の記事はインターネットより、マニュアルの紹介です。

探さなければ見つからない、でもそういうものこそ知っておいてほしい。
外来生物の研究者・・・というよりも研究者全般に言えることですが、研究結果や自分が作り出したものを広めようとしないんですよね。

広めようとしているのかもしれないけれど、効率的にいってない。
だからこそ、こういうところで紹介し、どんどん世に広げていきたいんですよね。

ま、ここもかなりマイナーな場所なのでうまくいくかはわかりませんが、やらないよりマシ、ということで。
もちょっといろんなところにリンクをお願いしてみようかな。

というわけで、紹介するのは福島県内水面水産試験場が作成した「外来魚駆除マニュアル河川版」。

前回紹介した伊豆沼方式とは異なり、主に網の張り方などが記されております。
伊豆沼方式は主に人口産卵床に網を張ることがかかれてありましたが、こちらは自然の産卵床がどの様な場所にあるかを解説し、そこに網を張ることがかかれてあります。

また、伊豆沼方式には書かれていない、投網による駆除も書かれておりました。

外来魚駆除記録表もつけられており、なかなか使いやすそうだと思います。
是非一度、ご覧になってはいかがでしょうか。

外来魚駆除マニュアル(河川版)
2009.01.06 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。寒い日が続きますねー。
今日はもう昨年のニュースなんですが、その紹介です。

また新たな・・・というか知られていなかった外来種が猛威を振るい始めるようです。
その種はカミヤツデ。ヤツデの仲間ですね。

外来樹木の話なので、私は大いに興味がありますが・・・まず記事をご覧ください。↓

カミヤツデ:湯河原で増殖 外来種、生態系を崩す恐れ /神奈川

 ◇専門家「今のうちに駆除必要」
 湯河原町で外来植物の「カミヤツデ」が増殖し、生態系のバランスを崩すことが危惧(きぐ)されている。カミヤツデは広い葉を持ち、群生すると葉の影になった下層部の植物への太陽光を遮り、枯死させてしまう恐れがあるという。冨田幸宏町長は「森林も大切な観光資源。これを守る意味でも、周知や駆除など問題提起をしていきたい」と話している。

 県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)によると、カミヤツデは台湾や中国南部が原産。南国的な雰囲気から観葉植物になり、伊豆半島などでは造花の材料「通草紙」を作る原料として植栽されたこともあるという。しかし、セルロイドの登場で需要がなくなり、野生化したものもあるとみられている。

 冬が開花時期で、今はクリームホワイト色の花を房状につけ、遠目からもカミヤツデが部分的に群生しているのが分かる。開花時期が過ぎると、結実期を迎え、実を食べた鳥のふんで種がばらまかれたり、地下茎で繁殖の範囲を広げる。このため、早めに手を打たなければ毎年、増殖を繰り返し、生態系を脅かす恐れがあるという。

 町内でカミヤツデが目立つのは奥湯河原・藤木川沿いの「五段の滝」付近。名所として紹介されているが、同博物館で植物を専門とする勝山輝男学芸員は「川をはさんで、きれいな常緑樹があり、景観的にもカミヤツデがあるのは好ましくない」と話す。

 数年前にも真鶴半島で大掛かりな駆除作業が実施されたが、復活の兆しを見せていると言われ、小田原市江之浦の国道135号沿いの斜面でも広範囲の群生が見られる。五段の滝付近のカミヤツデについて勝山学芸員は「今は“黄信号”だろうが、“赤信号”になると大変なことになる。手間がかからないうちに駆除したほうがいい」と話す。

 冨田町長は「野生動物のように直接被害がないうえ、外来種という認識も少ないのだろうが、広く周知して、今後どうすればいいのかを考えていきたい」と言う。【澤晴夫】

毎日新聞 2008年12月27日 地方版


だそうです。

では記事にも書いてありますが、カミヤツデとはどんな植物か。調べてみましょうね。
wikipediaさん、出番です!

445px-Tetrapanax_papyrifer1.jpg
カミヤツデ(wikipediaより転載)

カミヤツデは中国・台湾原産の常緑低木です。ヤツデと同様にウコギ科ですが、属はヤツデはヤツデ属、カミヤツデはカミヤツデ属で、ちょっと違うみたいですね。

茎の髄から紙の一種を作ることができ、それが名の由来のようです。観葉植物としても持ち込まれているようですね。
冬が開花時期で結実もその時期ならば、鳥類によってもっとも季節的に散布されやすいでしょう。他の樹木はこの時期に実をつけるものが少ないですからね。
常緑樹の特権でしょうか。トウネズミモチも未だに実をつけたままですし。

このカミヤツデが問題となるのは、群生して下層植生に影響を与えること、生態系のバランスを崩すこと、そして景観の問題です。

植物を知らない人は、景観問題をあまり気にしません。
緑があればいいじゃん、とか、地球温暖化なんだから緑があるのはいいことだ!とか。

でもそれは論点をずらしているだけなんですね。ただ気にしていないだけ。考えたくないだけ。

私の大学構内の雑木林は、冬になると面白いことになります。
雑木林に点々と生えている常緑樹。見てみると大部分がトウネズミモチ。外来種ですよ。
でもみんなそのことを知らない。

大学の近くには浅間山(せんげんやま)という小高い山があります。
一部の林床はアオキやヤツデだらけ。今はどうなっているのだろう。
外来種じゃなくても、そればっかりだと気味が悪い。

私の調査地の湯島聖堂の斜面。
シュロだらけ。どこかのジャングルかと思います。

気にしなければいいのかもしれないけれど、これらの植物に限って成長がよく、たくさん増殖し、広範囲に散布されちゃうのですよね。
気づいたときには厄介者なんです。

カミヤツデも、いつの間にか大増殖し、一面カミヤツデだらけになってしまうかもしれません。

数年前に真鶴半島で大掛かりな駆除を行ったようですが、復活の兆しが見え始めているようです。
やはり、厄介。
生態系が崩れかけているからこういうことが起こるのですが、さらに拍車をかけて崩しちゃうのが外来種。
都市生態系も同様のことが言えます。

外来種は手間がかからないうちに駆除したほうがよい。
もっともです。放置してしまうのは論外です。

根絶が不可能?実際にやってみればきりがないと思うかもしれません。
しかし、何人でやってますか?どのくらいお金をかけていますか?
意外とぜんぜん力を入れていなかったりするものです。

根絶事例は世界にあります。
ガンビアハマダラカもそうですし、イギリスのヌートリアもそう。
日本だってウリミバエを根絶しているのです!

だから、不可能ではない。お金がないことを隠れ蓑に、やろうとしないだけなんです。
私はやれといわれれば、私の大学内のトウネズミモチを根絶させる自信があります。

光が丘のトウネズミモチも、何とかすることができると思います。

樹木だから他の生物より簡単なはずです。

カミヤツデは常緑低木。さらに難易度は下がるはずです。

増えて駆除して、また増えて駆除してのいたちごっこが始まる前に、ぜひとも一気に根絶する努力をしてみてはいかがでしょうか。


今回の記事は根絶を強く推してみました。
アライグマやブラックバスを根絶しよう!という話が出ると、必ず無理だとか、コストがかかりすぎるという話が出るのですよ。

昆虫や植物、ことに樹木を根絶しようとなると反論はほとんどでてこない。
バスやアライグマに反対する人というのは、動物愛護を気取っているか、金の入りが少なくなるからか。そのどちらかが大半を占めていると思います。

外来種問題、生態系への被害などをちゃんと考えている人は少ない、ということです。
結局自分の利害にかかわることにしか興味のない人ばかりなのです。

私はもっと勉強して、別に樹木だけでなく、外来生物全般に強く言える、そんな研究者・・・になるかはわかりませんが、そんな専門家になりたいと思います。


引用元:毎日新聞 2008/12/27 『カミヤツデ:湯河原で増殖 外来種、生態系を崩す恐れ /神奈川』
URL:http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20081227ddlk14040244000c.html
2009.01.03 / Top↑
ついに新年ですね。1月1日。正月。

2009年、外来生物法が施行されてはや4年。
今年はどんな外来生物問題が起こるのでしょうか。
新たにどんな生物が侵入してくるでしょうか。

自分の進路は決まるでしょうか。
外来生物問題に貢献できるでしょうか。

期待と不安を胸に抱きつつ、今年も適当に更新していきます。

今度の更新予定は三が日後、ニュースの紹介とトウネズ酒の感想をお送りしようと思います。

それでは、今年も気ままに追って外来生物、よろしくお願いします。
2009.01.01 / Top↑

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