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こんにちは。うっかり二周年記念を忘れてしまいました。
11月28日をもって、このブログ2歳になりました。

本日の記事は昨年と同様、このブログについてまとめてみますね。

まずアクセス数から。
本日、昨日・・・と逆算すると11月28日0時時点で33247名の方に来ていただいたことになります。

昨年は9581名だったため、1年間で23666名の方にご覧いただいたことになります。

昨年お越しいただいた人数から倍以上です!
純粋にうれしいことです。

みなさまの暖かい応援、ありがとうございました。

この来場者数にはリピーターの方も含まれておりますし、一見さんも含まれております。もちろん自分も。
自分やリピーターの方のカウント数を除いたとしても、2万アクセスを超えているのですから、より多くの方に外来生物問題について伝えられたと捉える事が・・・捉えてしまってもよろしいですよね?

着実に普及啓発に貢献できているような気が致します。
より秀逸な記事をこころがけ、さらに普及啓発に貢献していきたいですね!


さて、次は記事数です。
昨年は112件でしたが、今年は188件。うち、下書き段階のものがいくつか含んでおりますので・・・だいたい180件でしょうか。約70件ですね。昨年に比べると40件くらい減りましたね・・・。
ひと月5本か6本の記事になります。6日に1度のペースですね・・・。
忙しかったのもありますが、今年は自分事業仕分けの削減対象にしてしまいましたね。

来年は就職致しますのでどうなるかはわかりませんが、少なくとも現状のペースを維持したいと思います。

記事別では、
はじめに(このブログの概要や考え方、関連情報など)が12件。
魚(ブラックバス、ブルーギル、その他あわせて)が22件。
両生類が6件。
甲殻・貝類が7件。
爬虫類(グリーンアノール、その他あわせて)が5件。
哺乳類が13件。
鳥類が3件。
虫類(クモなど陸上節足動物を含む)が8件。
草本が19件。
樹木(トウネズ、ニセアカシア、その他あわせて)が17件。
微生物が1件。
国内の地域(琵琶湖含む)が11件。
海外の事例が12件。
ブックレビューなし
うえきばち3件。
未分類18件。

新たにインターネット系が8件、駆除マニュアルが8件増えました。

相変わらずブックレビューが書かないのは置いておきますと、今年は各分類群よりも外来生物を取り扱った情報・・・つまりインターネットやパンフレットを紹介する記事が多かったですね。

あまり普通に目にしない情報、少し失礼な言い方をしますと埋もれがちな情報を引き上げていくことも大事なことだと思います。
いろんなかたが努力されて作り上げてきたサイトが、多くの方々の目に触れないのはもったいないと思うのです。
こと外来生物問題につきましては情報が大事ですから、こういうことにも取り組んでいきたいですね。

せっかく国立科学博物館のサイエンスコミュニケータ(一言で申しますと、研究者と一般の方々をつなぐ橋渡しの役割を持つ人々)養成講座というものを受けたのですから、その知識を生かして外来生物問題に取り組んでいきたいと思います。

次の目標は、更新頻度の維持と、イベント参加およびその情報発信ですね。
相変わらず今年3月の生態学会のことを記事にしていませんから・・・(^^;)
あとは国外の情報ですかね。

それでは、また一年お付き合いくださいませ!よろしくお願い致します。
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2009.11.30 / Top↑
久方ぶりです。ゆーにです。

本日はyahoo!ニュースにも出ていました、五大湖に外来コイが迫っているというニュースをお伝えします。
蛇足ですが、このブログも2周年が迫ってまいりました。初期の記事を読むとだいぶ文章がヤングです。多分いらっしゃる方が少なかったため、適当でもいいや、という意識があったのでしょうね。
2周年の時にはまた記事数や来訪者数をまとめてみようかな。

というわけで本題にもどります。
五大湖といえば、今は亡き番組『素敵な宇宙船地球号』で外来種問題を取り上げていた湖です。

そのうちの一つ、ミシガン湖に外来コイが迫っているのだそうな。
どのような話でしょうか。記事を見てみましょう!

外来種コイ、五大湖に迫る=侵入阻止へ瀬戸際の攻防-米

 【シカゴ時事】五大湖の一つであるミシガン湖に、アジア原産のコイが迫りつつある。米当局は湖の生態系を守り、釣りや漁業への悪影響を未然に防ごうと、あの手この手で防戦。それでもコイはじりじりと湖に近づいており、関係者の間には焦燥感が漂っている。
 問題のコイは「ビッグヘッドカープ」「シルバーカープ」など繁殖力が強い品種。1970年代に養殖場を浄化させる目的で米南部に輸入されたが、洪水で近隣の川へ逃げ出し、イリノイ川などを経て北上。今やミシガン湖にまで生息範囲を広げようとしている。
 ビッグヘッドカープは食欲旺盛で、体重45キロを超える成魚も。シルバーカープはボートのエンジン音に反応して水中から飛び上がり、人にけがをさせる恐れがあるという。
 米当局は最後のとりでとして、ミシガン湖につながる水路に電気でコイを撃退する装置を設置。12月に予定する同装置の保守作業の際に、駆除用の薬剤を入れることも計画している。だが、米大学の調査で先週、同装置を突破したコイが湖から約13キロにまで近づいた可能性が浮上し、当局は早急な対策の練り直しを迫られている。(2009/11/23-15:41)


ということでした。

まず、アジア原産のコイとはいったいなんだ?
あのよく池にいるコイ?

というわけで調べてみました。
ビッグヘッドカープ=Bighead carp=コクレン
シルバーカープ=Silver carp=ハクレン
どちらもコイ目コイ科ですが、属がコイとは違いそれぞれコクレン属、ハクレン属となっております。
ですから、コイといってもぜんぜん別物で、記事だと例えばタナゴ(コイ科タナゴ属)やウグイ(コイ科ウグイ属)、オイカワ(コイ科オイカワ属)やゼブラフィッシュ(コイ科ダニオ属)もコイの品種ってことになっちゃうのです。

コクレンもハクレンもコイの仲間ではありますが、品種ではありません!コイとは別種です。お間違えのないよう・・・。

コクレンとハクレンは、中国原産で、アオウオ・ソウギョと合わせて四大家魚と言われております。
家魚とは家畜と似たような意味だと思ってください。
つまり、これらの家魚は食用になるんですね。

この四大家魚は、それぞれの特徴的な食性とその運用システム故に四大と言われるようになりました。
それを少しご紹介しますね。

ソウギョは名前の通り、草を食べる魚です。
そのソウギョが排泄し、これを食べる小動物をアオウオが食べます。
また、それと同時に植物プランクトンが増えます。
植プラが増えれば動物プランクトンも増えます。
植物プランクトンをハクレンが食べ、動物プランクトンをコクレンが食べます。
(参考:wikipedia‐四大家魚

つまり、この四大家魚がいる池や川に雑草を放り込めば、それだけで4種の魚というタンパク源が得られるのです!
なんという風桶(風が吹けば桶屋が儲かる)!
雑草入れれば体が健康!って感じですかね。

そういうわけで、日本にも戦時中に食糧目的のために導入しました。
結局これらの家魚の不思議な発生形態のため、利根川水系でしか定着せず、食糧問題の解決にもならず今に至るわけですが、ソウギョは水系の除草目的のために転用されていきました。

外国では、コクレンとハクレンは富栄養化による植物プランクトン、動物プランクトン防除のために導入されたのでしょう。
しかし、富栄養化しているところではそれらのレンギョ(コクレンとハクレンを指します)の餌が豊富ですし、特殊な発生形態をクリアできる環境ならば余裕で増えることができます。
中国の大河川に住んでいるわけですから、規模の大きな川だったら繁殖できてしまうわけですね。
大きな餌も必要としないわけですから、我が道を行く状態ででっかくたくさんになれるのです。

そういうわけで北上し、ミシガン湖に至ろうとしているのです。

ミシガン湖かどうかはわかりませんが、五大湖ではヨーロッパ原産のウミヤツメというヤツメウナギの仲間が、魚の血液を吸い、死に至らしめております。
また、五大湖ではカスピ海原産のゼブラガイが爆発的に発生し、水道をつまらせてしまうという事故もありました。

ただでさえこれらの外来種に悩まされてきたのに、さらに五大湖にハクレンとコクレンが入り込むとどうなってしまうのでしょう。

一度テレビで見たことがありますが、船を進めていると巨大な魚が飛び上がり、船に飛び込んでくるのです。
船を目指して飛び上がるわけではないでしょうが、いかんせん数が多すぎるため、飛び上がった魚が船に入り込んでしまうのです。巨体なために、ぶつかったら怪我をしますし、重いために船のスピードも下がります。

じゃあ自動的にたくさんとれるから儲けものじゃない、と思われるかもしれません。

しかし、日本ですらコイを食べる習慣は限られているのに、欧米人が好んで食べるでしょうか?
調理法次第ともいえますが、まさかアメリカ人が煮付けを作ったりしないでしょう。
まず大体日本人はコクレンとハクレンを食べているでしょうか。

そう、ただでさえ五大湖には迷惑外来魚が多いというのに、さらに人体や漁業機具にまで影響をもたらしてしまうのです。
もちろんコクレンとハクレンが増えれば、在来魚も生息域が狭まってしまうことでしょう。多分。

おそらく、記事のような忌避装置を突破してしまうのですから、ミシガン湖へ侵入するのは避けられないでしょう。遡上スピードがどのくらいかはわかりませんが、本当に効果的な対策を立て、早急に実行しなければ、侵入は免れられません。

アメリカは日本よりもはるかに多くの費用を外来生物対策にあてておりますが(一説には日本円で12兆ほど)、はてさてどうなることでしょう。

世界的にみても、駆除対策スピードよりも外来生物侵入スピードがはやい気がします。
つまり、それだけ多くの人が外来生物問題が起こることを気にせず、生き物を移動させてしまっているのです。

外来生物問題を取り組んでいるときに必ず議題に上がる普及啓発の必要性。
まだまだ足りていないということでしょうね。

だってハクレンとコクレン、コイとは違うし。コイの品種じゃないし。
まず記事を書く人から、外来種問題・・・の前に、英名と和名を照らし合わせる作業を覚えたほうがいいと思います。
理系や生物系の皆さん、是非広報分野への就職も視野に入れてみてくださいね!氷河期ですが・・・。


引用元:時事通信 2009/11/23 『外来種コイ、五大湖に迫る=侵入阻止へ瀬戸際の攻防-米』
URL:http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2009112300199
2009.11.24 / Top↑
こんにちは。寒くなってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
外来生物新型インフルエンザに侵略されていないでしょうか?
お気をつけくださいね。

厳密に言えば、新型インフルエンザは生物ではありませんでしたね。
ウイルスは生物の定義に完全に合致するわけではありませんから。

さて、前置きはここらへんにして、本日はとある哺乳類のユニークな駆除方法についてご紹介したいと思います!

先日、ブルーギルはおとりをつかうと捕獲効率があがる、といった内容のニュースをご紹介したと思います。
そのときに、確か哺乳類でも似たような方法を用いて駆除する方法がある、ということを言ったと思うんですよ。気が向いたら記事にしてみる、ということも言ったかな。

ということで、今日の記事は気が向いたのでそれをご紹介いたします!

駆除方法名は、その名もユダ・ゴート作戦
なんだか外国のドンパチ映画に出てきそうですねぇ。

おそらく考えたのはTaylorさんとKatahiraさん。Katahiraさんは日本人かな?
1988年のWildlife Society Bulletinという雑誌に紹介されたRadio telemetry as aid in eradicating remnant feral goats.という論文がもとになっているようです。

その論文自体はまだ読んでおりませんが、外来種ハンドブック(日本生態学会編)に説明されておりましたので、簡単にご説明いたします。

まず、名前から。
ユダ・ゴート作戦。

このゴートは言うまでもなくヤギのことですね。
ではユダとは何でしょうか?あのキリストを裏切ったユダでしょうか?

実はですね、その通りなんです。裏切りの代名詞ともなってしまった、キリストの12番目の使徒イスカリオテのユダから名付けられているのですね。

ではユダ・ゴート作戦とは、和訳すると裏切り山羊作戦、ということになります。
一体どんな方法なのでしょうか。

名前の通り、このユダ・ゴート作戦はヤギを駆除する方法です。

ノヤギは外来生物としてある地域(特に島など)に侵入しますと、そこに生えている植物を根こそぎ食べて植生を崩壊させます。
植生が崩壊しますと、土壌流出が始まり、その土壌によって最終的には海洋汚染まで発展します。
土壌が無くり、また生えてきた植物もすぐに食べられてしまいますので、どんどんとはげ山(はげ島)になっていってしまうのですね。
もちろんその植生や土壌に住む生き物達も全滅してしまいます。

日本では小笠原でノヤギが問題となっておりました。柵を設置してヤギを追い込むという方法で、または猟銃などで撃つという方法で駆除作業は続けられているようです。

日本以外でも、ハワイのハレアカラ国立公園やガラパゴス諸島でノヤギに悩まされております。
ハワイで用いられた駆除作業の一つが、先ほどのユダ・ゴート作戦なのです。

ユダ・ゴート作戦は、テレメーターをつけて雌ヤギを放し、その個体が入り込んだ群れをそのテレメーターを頼りに探し出して、その群れを駆除(主に銃による)する方法です。
ちゃんとテレメーターをつけた個体は色を付けるなりして識別するみたいです。
その個体は駆除されず、次の群れを探すので、その繰り返しを行い駆除していくという方法、それがユダ・ゴート作戦なのです。

つまり、テレメーターをつけて放された個体がユダになるのですね。

日本では、ノヤギの規模がハワイやガラパゴスほど大きくなかったため、いくつかの小笠原の島で根絶できておりますが、ユダ・ゴート作戦は使いませんでした。ほとんどが柵で囲い込み、生け捕った後薬殺するという方法がとられたようです。やむをえない場合は銃も用いられました。

動物愛護団体などの反対もあり、また動物福祉や倫理的な観念から、日本ではあまりユダ・ゴート作戦を使わずに終わるでしょう。
というよりも、もともといくつもの群れが散らばっている場所でなければこの方法は用いられませんから。

それでも、群れを作る習性を逆手に取った効率的な駆除手法だと思います。
いちいちヘリコプターを使って群れを探しては、お金が莫大なものになりますからね。

私は、駆除を効果的なものにするためには、相手のことをよく知らなければならないと思っております。
敵を知り(生態を知り)、己を知らば(それにより捕獲効率や費用対効果のたかい手法を用いれば)、百戦危うからず(抑制や根絶でも不可能ではない)。と感じます。

人はいつも工夫を重ねて技術を発展させてきました。
ユダ・ゴート作戦のように、はたまたブルーギルおとり効果のように、科学技術をうまく用い、生き物の生態をうまく利用すれば、より効果が上がるものが作り出せるのです。

小笠原は本格的に世界遺産登録を目指しているでしょう。
世界遺産登録にむけて大きな障害となっているのが外来生物問題です。

生き物の生態を知り、技術をもちいて、是非とも貴重な環境を守っていってほしいですね。
貴重な日本の生態系を、裏切らないようにしたいものです。

参考文献:『外来種ハンドブック』 日本生態学会編 地人書館 2002
2009.11.09 / Top↑
こんにちは。秋も深まり、肌寒くなってまいりましたね。

本日はインターネット、サイトのご紹介です。

今までのサイト紹介はほとんどが英語でした。
外来生物について、日本語のサイトはないの!?とお思いだったかもしれません。

実は、日本語のサイトはたくさんあります。
いつも見に行けるため、ついつい紹介渋ってしまったのです。

自分が忘れそうなものを先に紹介してます・・・と言ったら失礼ですね。
あまり各方面にリンクされていないサイトを先にご紹介しているのです。

さてさて、前置きはここらへんにして。

本日のご紹介サイトはコチラ。

外来生物の分布拡大予報
URL:http://vege1.kan.ynu.ac.jp/forecast/

外来生物分布拡大予報研究会によって、外来生物の分布拡大のモニタリングと将来の分布拡大予想を行い,情報を市民に提供する目的のために作られたサイトです。
アドバイザーの中には外来生物問題の世界で有名な方々が名を連ねておりました。

サイトは、お知らせ、分布状況と予報、野外調査の方法の3つが主なものとなっております。

お知らせにはシンポジウムや勉強会、野外調査勉強会などが更新されております。
分布状況と予報には、淡水生物や哺乳類、昆虫、陸上植物などの現況と今後の拡大予報が地図で示されております。
また、野外調査の方法には淡水生物の分布調査の方法や、各淡水生物の見分け方などを記した調査ガイドもあります。

まだサイトに記載されている種数がやや少ない気がしますが、非常に今後に期待できます!

外来生物問題を学ばれる方、外来生物問題に今一歩踏み込みたい方は是非一度ご覧になってください!!
2009.11.02 / Top↑

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