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こんにちは、ゆーにです。4月から社会人になります!
社会人になってもこのブログは可能な限り続けて行きますのでよろしくお願いいたします。
配属先は名古屋になりました。中部の外来種を探しましょうか!!

名古屋といえば、今年生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)がありますね。
今度生物多様性条約について書いてみましょうかね!自分の勉強のために。

でも今日は新聞記事紹介です。
エゲレスで日本から虫を導入し、生物農薬とするそうです。
生物農薬は成功するんでしょうか。まずは記事をご覧ください。↓

英国がタデ食う虫を日本から導入、イタドリ駆除対策で
3月10日17時22分配信 ロイター

 [ロンドン 9日 ロイター] 英環境・食料・農村省は9日、19世紀に観賞用として日本から持ち込まれたタデ科の植物イタドリを駆除するため、イタドリをエサにする日本の虫を導入すると明らかにした。植物駆除のために外国の虫を使うのは欧州で初めてという。
 成長の早いイタドリは、現在英国全土に広がっており、在来植物の生育を阻害するなど環境への影響は深刻。また、コンクリートも突き破って伸びるため、道路やビルへの損害も大きく、英当局によると、被害額は年間1億5000万ポンド(約200億円)に上る。
 輸入されるのはイタドリマダラキジラミという虫。当局が昨年7月から採用に向けた検討を始め、今回導入が決定した。
 決定に先立って、非営利の研究機関が5年間にわたり生態系への影響が少ないイタドリの駆除方法を調査しており、この虫については英国内で90種以上の植物に対する影響をテストした。


ということでした。

イギリスにはイタドリが日本からの外来種として猛威を振るっております。
イタドリはJapanese Knoteweedとよばれており、侵略的な雑草として注意が喚起されております。
こんなサイトもあるくらいです⇒Knotweed Forum

このイタドリを駆除する方法は未確認ですがいろいろあるようです。
googleでKnotweed eradicateなどで検索すれば、英語ですがある程度出てきますよ。

さてさて、植物の駆除に外来昆虫を導入するという事例ですが・・・。
正直私はやめたほうがいいと思います。

ある生物の天敵を用いて農薬代わりにすることを生物農薬(天敵農薬or生物的防除)といいますが、この成功例は少なめです。
完全に成功した例は、私はこのブログでも紹介したべダリアテントウとイセリアカイガラムシくらいしか知りません。

生物農薬として昆虫に昆虫を導入することはたくさん行われておりまして、全てを把握できるほどではありませんので成功例はもしかしたら多々あるのかもしれません。
しかし、日本でも導入したものの効果が上がらなかったり、逆に生態系に悪影響を与えた事例のほうが有名なのです。

マングースも同じく天敵導入の失敗例です。
ソウギョも天敵導入の一事例とみてもよいかも。水草が減っているという話を聞いたことがあります。
浄化目的に湖沼に水草を入れるのも、これと似たようなことかもしれません。

この記事では、イタドリに対してイタドリマダラキジラミという虫を導入することになりました。
どんな虫かと調べてみたら、カメムシ目キジラミ科の昆虫で、体長は2mm前後と小さいです。
蝉みたいな格好で、イタドリの茎に口吻を突き刺し、吸汁するようです。

このイタドリマダラキジラミの植物への影響を90種以上で調査したとありましたが、野菜とか、園芸植物とかには影響がないのでしょうか?(タデ科のものは少ないかもしれませんが・・・。)
それだけではありません。他の昆虫相への影響は無視してよいのでしょうか?

実はこちらのほうが問題だと思っております。キジラミを入れることで、他の害虫が増える可能性だってありえるのですから!!

外来生物問題全般に言えることですが、ある外来生物を駆除根絶するときに、楽な方法を考えてはいけません
十中八九失敗します。それは過去の生物導入が物語っています。

楽な方法を探さず、まずは最も効果のある方法を探しましょう。そしてそれを効率化させていきましょう。
技術はそうやって進歩してきたのではありませんか?



引用元:ロイター通信/Yahoo!ニュース 2010/03/10 『英国がタデ食う虫を日本から導入、イタドリ駆除対策で

URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000760-reu-int
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2010.03.14 / Top↑

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