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こにちは、ゆーにです。
今日の記事は久しぶりにトウネズミモチで行こうかと思います。

たまには自分の研究対象も書かなきゃね!

書く内容は自分の論文テーマとは全く関係ないんですけど。

とりあえず写真をご覧ください!↓
IMGP3502re.jpg

なんだこれ。

これは、トウネズミモチの小さな切り株を掘り起こし、水槽の中で育ててみているんです。
何でこんなことしてるのか、というと・・・ただの興味本位です(^^;)なんだろ、知的好奇心みたいな。どうなるのかなーみたいな。

本当は別の目的で栽培していたんですよね。

元々は、今切り株から出ている枝(萌芽枝)がありますが、それを発生させ伸長させるのにどのくらいのエネルギーを使うのかを調べようとしていたんですよ。

一般的に樹木がこの萌芽枝をのばすには、樹体に貯めてある栄養分、すなわち貯蔵でんぷんを用いて成長させるため、萌芽枝発生前と、発生した枝を取り除いた後の重量を比較し、どのくらい減ったのかをみればよいと考えていました。


・・・しかし、そうは問屋も製造元もおろさなかった・・・。

樹木の根系、特に水分吸収を担う根毛などは、絶えず入れ替わりがあります。栽培しているうちに古いものは脱落し、新しいものが出てきてしまうんです。これでは正確なデータがとれない!

さらに、これは予想の範疇に過ぎませんが、樹木上部を無くしたことで、植物ホルモンオーキシンによる根系の成長が阻害されなくなると思います。つまり、どんどん根も成長していってしまうのではないか、ということです。

そうなると、蓄積されていた糖類が各方面の成長に使われてしまいますので、純粋に萌芽枝だけにどのくらいエネルギーが使われているのかはかれない、とここまでやった上で考えました。

もうそうなったらあとはずっとこれがどうなるか見てるだけ。
でも失敗した実験は、意外な結果をもたらした・・・!って程ではないですけど。

今、根っこがこんな感じになってます↓
IMGP3505re.jpg

なんだこのそうめんは。

いえいえ、これはこのトウネズミモチが水中環境に入れられてから新たにのばした根っこなんですよ。色々な場所から出てるんで、不定根だと思われます。

このトウネズのそうめん根の特徴は、数が多く、白く、細いことです。

その理由も推測できるので、説明しましょう!

まず、細いこと。

根を太くする理由というのは、単純に樹体を支え、倒れないようにバランスをとるためです。
樹体が小さければ小さいほど、樹木は根を太くしなくても支えられるのです。

このばあい、水中であるということで浮力などがあり、あえて樹木を支えなくても樹体を維持できているという環境がそうさせたのではないでしょうか。

もう実験始めて4ヶ月くらいは経ってるから、適応しているのではないでしょうか。
というか樹木を水栽培できるってどんだけー(古い)。

さて、お次は白いこと。

これは、樹皮の役割が元々乾燥を防ぐためのものであることに関連していると思います。
この場合、水中で完全に外部が水で囲まれているため、乾燥の心配がありません。

樹木の樹皮が茶色く見えるのは、リグニンが細胞壁に蓄積されたりスベリンという物質がコルク質に蓄積しているからなんです。

乾燥を防ぐ必要がないので、わざわざ二次肥大成長のときにつくる必要がないんでしょうね。

数が多いのは、おそらくもともと持っていた根毛の大部分が枯死脱落したからではないでしょうか。

普段樹木の根を栽培するなんていう機会はないので、非常に面白いものが見られたと思います。

これが何の役に立つかもわからないですが、とりあえずこの個体が最終的にどうなるかまで、観察し続けていきます。


というか、地下部が水中に沈んでも生き続けてるトウネズミモチってどんだけ強いの・・・。
もちろんエアポンプで空気を送ってはいるけど、他の樹木だとそう簡単にはいかないだろ。

IMGP3500re.jpg
もっさぁぁぁ。
2008.09.22 / Top↑
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