もう、10月。少しずつ秋の気候になってきました。
今年も残り3ヶ月。早いものです。
ども、ゆーにです。今日の記事はあまりネタがなかったので、ひっそりと育てていたホテイアオイの報告をします。
今年2008年の4月30日、3つのホテイアオイをそこら辺のケーヨー○2で購入しました。
ホテイアオイは要注意外来生物ですけど、やはりあのきれいな紫色の花を愛でたい方もいれば、飼っているメダカなどの隠れ家&産卵場所として購入していく方もいるようです。ホテイアオイのあのうじゃうじゃした根っこがいいらしい。。。
ものすごく安易に買いやすいから問題が起りやすい・・・っていう話ではなく、愛でたい人がいるのは仕方ない!じゃあどうすれば逸出が減らせるのか、外に放つのを防げるのか、ということを考え、実行してみたんですよ。
ヒントを得たのはある論文から。その論文はホテイアオイの長年の研究をまとめたものだったんですけど、そこには、ホテイアオイは陸上でも生活できるかもしれない、みたいなことが書いてあったんですね。
自然状態で陸上生活できるなら、もちろん人為コントロールすればもっと育つでしょ!と考え、植木鉢で育てることにしました。
室内栽培しか考えなかった(というのも研究室にはベランダが無く、屋上にも出られない)ので、同時に室内で水に浮かべたものとどのくらい差が出るのかも調べてみました。
3つ買ったホテイアオイの1つを植木鉢へ。2つを水槽に入れました。
水槽は重くて動かせず、さらに電気もつけっぱなしにできなかったためあまり環境は良くないです。
対して植木鉢は動かしやすく、いつでも日の当たる場所に置いておけました。
対照実験に全然なってないのはご勘弁。
で、5ヶ月経ったものがこちら。
植木鉢

水槽

でろーん。
この差は歴然ですね!
水の上と土の上。手入れのしやすさも全然違います。
冬の寒さでホテイアオイは枯れてしまいますが、植木鉢で室内栽培だとなんとか寒さをしのげ、もしかしたら半多年草化できるかもしれません。すると毎年買わずにすみますし、花を咲かせやすくなるかも!
これについてはまた半年後くらいに記事を書きます。
さて!では栽培のやりかた。
①ホテイアオイを買ってくる
毎年4月~5月に売り出されます。10月にはほとんど売ってないかな。。
②植木鉢を準備
どんな大きさでも大丈夫です。ホテイアオイの根が入ればOK。木みたいに太くなりませんから。
あ、水受け皿を忘れずに!じつはこれ、重要です。
③土を入れます
今回実験に用いたのはバーミキュライトと赤玉土を1:1で混ぜたもの。友人の研究材料の残りです。エコエコ!ぶっちゃけ透水性が悪くなければ何でも大丈夫です。だって水だけで一応生きられますからね。家にある余っている土をお使いください。ちなみに肥料なんぞいりません。
④途中でホテイアオイを入れ、さらに土を入れて完成
なんとも簡単な作業でしたー。次は管理です。
⑤水やりは受け皿に溜まるくらい

なんだかんだで育ててると結局根っこをのばし、受け皿まで出てくるんですよ。なので、そこに水をためておいてあげればいつでも水を吸えるんです。水槽のときと変らない状態です。ただ、ホテイアオイと水面の距離が遠いだけの状態なんです。
私はいつも上から水を入れて、受け皿に水が溢れてくるのを待ち、少ないなと思ったら直接受け皿に水を入れています。透水性次第でこれも変っちゃいますけど。
⑥肥料はやらない
いや、やってもいいスよ?私もやってみて、その結果ですから。
肥料は100円ショップで売っている液体肥料(アンプル型)。早く育たないかなーと思っているときにやってみました。
これも植木鉢の土にかけて(差し込まない)ましたが、途中根が伸びてから受け皿に入れるようになりました。多分大差ないです。
でも、肥料やると栄養繁殖しようとするんですよ・・・。ホテイアオイは栄養が十分になってくると、茎を伸ばして根を出し、そっから新たな個体を発生させるんです。繋がっていた茎が切れるとあら不思議。もう1個体の完成です。
もちろん植木鉢の上なので根はおろせず、関係ないのですが、栄養繁殖にエネルギーを利用するくらいなら個体を大きくしろ!ってことで切り落としてました。
⑦枯れ葉は切り落とす

枯れてしまったら葉を根元から切り落としちゃってください。枯れたら光合成できず、個体成長の役に立たないので。
全く同じ方法で栄養繁殖の茎を切り落としてくださいね。葉っぱの基部に根っこが出かけてるのがあったら、同じようにして切り落とします。
以上・・・かな。
こんなにまじめにやらなくても、土に入れて水やっとけば成長します。
異名が青い悪魔ですよ?世界の害草トップランクにいるやつですよ?
こんなに手間かけなくてもいいんです。
ただ、水槽に浮かべて放置してたらメッチャ増えちゃった!いいや、近くの池にばらまこう!なんて事が起らないように、どうしたら愛好家を納得させられるかを考えてみた結果です。
このまま栽培して、見事花を咲かせたら論文に!できませんけど、もし花目当てで購入している人がいらっしゃいましたら、是非植木鉢栽培も検討してみてくださいね。
購入時に根についている外来貝サカマキガイ対策にも。
今年も残り3ヶ月。早いものです。
ども、ゆーにです。今日の記事はあまりネタがなかったので、ひっそりと育てていたホテイアオイの報告をします。
今年2008年の4月30日、3つのホテイアオイをそこら辺のケーヨー○2で購入しました。
ホテイアオイは要注意外来生物ですけど、やはりあのきれいな紫色の花を愛でたい方もいれば、飼っているメダカなどの隠れ家&産卵場所として購入していく方もいるようです。ホテイアオイのあのうじゃうじゃした根っこがいいらしい。。。
ものすごく安易に買いやすいから問題が起りやすい・・・っていう話ではなく、愛でたい人がいるのは仕方ない!じゃあどうすれば逸出が減らせるのか、外に放つのを防げるのか、ということを考え、実行してみたんですよ。
ヒントを得たのはある論文から。その論文はホテイアオイの長年の研究をまとめたものだったんですけど、そこには、ホテイアオイは陸上でも生活できるかもしれない、みたいなことが書いてあったんですね。
自然状態で陸上生活できるなら、もちろん人為コントロールすればもっと育つでしょ!と考え、植木鉢で育てることにしました。
室内栽培しか考えなかった(というのも研究室にはベランダが無く、屋上にも出られない)ので、同時に室内で水に浮かべたものとどのくらい差が出るのかも調べてみました。
3つ買ったホテイアオイの1つを植木鉢へ。2つを水槽に入れました。
水槽は重くて動かせず、さらに電気もつけっぱなしにできなかったためあまり環境は良くないです。
対して植木鉢は動かしやすく、いつでも日の当たる場所に置いておけました。
対照実験に全然なってないのはご勘弁。
で、5ヶ月経ったものがこちら。
植木鉢

水槽

でろーん。
この差は歴然ですね!
水の上と土の上。手入れのしやすさも全然違います。
冬の寒さでホテイアオイは枯れてしまいますが、植木鉢で室内栽培だとなんとか寒さをしのげ、もしかしたら半多年草化できるかもしれません。すると毎年買わずにすみますし、花を咲かせやすくなるかも!
これについてはまた半年後くらいに記事を書きます。
さて!では栽培のやりかた。
①ホテイアオイを買ってくる
毎年4月~5月に売り出されます。10月にはほとんど売ってないかな。。
②植木鉢を準備
どんな大きさでも大丈夫です。ホテイアオイの根が入ればOK。木みたいに太くなりませんから。
あ、水受け皿を忘れずに!じつはこれ、重要です。
③土を入れます
今回実験に用いたのはバーミキュライトと赤玉土を1:1で混ぜたもの。友人の研究材料の残りです。エコエコ!ぶっちゃけ透水性が悪くなければ何でも大丈夫です。だって水だけで一応生きられますからね。家にある余っている土をお使いください。ちなみに肥料なんぞいりません。
④途中でホテイアオイを入れ、さらに土を入れて完成
なんとも簡単な作業でしたー。次は管理です。
⑤水やりは受け皿に溜まるくらい

なんだかんだで育ててると結局根っこをのばし、受け皿まで出てくるんですよ。なので、そこに水をためておいてあげればいつでも水を吸えるんです。水槽のときと変らない状態です。ただ、ホテイアオイと水面の距離が遠いだけの状態なんです。
私はいつも上から水を入れて、受け皿に水が溢れてくるのを待ち、少ないなと思ったら直接受け皿に水を入れています。透水性次第でこれも変っちゃいますけど。
⑥肥料はやらない
いや、やってもいいスよ?私もやってみて、その結果ですから。
肥料は100円ショップで売っている液体肥料(アンプル型)。早く育たないかなーと思っているときにやってみました。
これも植木鉢の土にかけて(差し込まない)ましたが、途中根が伸びてから受け皿に入れるようになりました。多分大差ないです。
でも、肥料やると栄養繁殖しようとするんですよ・・・。ホテイアオイは栄養が十分になってくると、茎を伸ばして根を出し、そっから新たな個体を発生させるんです。繋がっていた茎が切れるとあら不思議。もう1個体の完成です。
もちろん植木鉢の上なので根はおろせず、関係ないのですが、栄養繁殖にエネルギーを利用するくらいなら個体を大きくしろ!ってことで切り落としてました。
⑦枯れ葉は切り落とす

枯れてしまったら葉を根元から切り落としちゃってください。枯れたら光合成できず、個体成長の役に立たないので。
全く同じ方法で栄養繁殖の茎を切り落としてくださいね。葉っぱの基部に根っこが出かけてるのがあったら、同じようにして切り落とします。
以上・・・かな。
こんなにまじめにやらなくても、土に入れて水やっとけば成長します。
異名が青い悪魔ですよ?世界の害草トップランクにいるやつですよ?
こんなに手間かけなくてもいいんです。
ただ、水槽に浮かべて放置してたらメッチャ増えちゃった!いいや、近くの池にばらまこう!なんて事が起らないように、どうしたら愛好家を納得させられるかを考えてみた結果です。
このまま栽培して、見事花を咲かせたら論文に!できませんけど、もし花目当てで購入している人がいらっしゃいましたら、是非植木鉢栽培も検討してみてくださいね。
購入時に根についている外来貝サカマキガイ対策にも。
2008.10.01 / Top↑
| Home |