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ええぃ静まれ静れぇい!この青いえら蓋が目に入らぬか!


どもども、ゆーにです。今日は見ての通りブルーギルをテーマにします。
今までギル地獄だったりギル缶だったり養鶏飼料だったりを記事にしてきましたが、しっかりギルの解説をした記事を書いてませんでしたから。

というのも写真がなかったからなんですけど。
生態工房さんのインターン中に捕獲したブルーギルの写真を撮らせてもらえました。
やっぱ実習中ということもあり、遠慮してバシバシ撮れなかったので、美しい写真ではないのはご勘弁。


では、ブルーギルについてです。
ブルーギルはスズキ目サンフィッシュ科の淡水魚です。
北アメリカ原産で、現在の天皇様が皇太子のときの外遊で、シカゴ市長から贈られたのが始まりです。食用として研究され、静岡の一碧湖に導入されましたが、養殖に適さないことから釣り・ブラックバスの餌として各地に放流されていったようです。
つい昨年、天皇陛下自身が持ち帰ったブルーギルがこのような現状になっていることに心を痛めているという主旨の発言をされましたね。

ブルーギルは琵琶湖に住む外来魚の8割を占めているともいわれますし、また今インターンに行っている練馬の光が丘公園バードサンクチュアリの池では、ブルーギルが大半を占めております。
個人的には、日本全国でブラックバスよりブルーギルの方が個体数が多いのではないかと考えております。

そのようになってしまった理由は、まず、雑食(といっても大部分動物性蛋白を食べますが)で、悪質な環境でも耐えられることがあげられます。また、繁殖力も高く、ブラックバスにも見られるように産卵床をつくり、稚魚の保護を行うことも一因でしょう。ブラックバスの巣を襲うこともあります。
調査データはなく、あくまでも推測に過ぎませんが、ブルーギルは鳥にも食べられにくいのではないでしょうか。その理由がこれ↓
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ちょっとわかりにくいんですけど、刺さるんですよ。背びれが。ブスッと。
ゴム手袋をしていても、刺さるんですよね。調査に使う革手袋なら何とかなりましたけど。
鳥が食べる場合も、下手な食べ方をしたら喉に刺さると思うので、好んで捕食する魚じゃ無いのではないかなぁと。

誰かアオサギやコサギ、ダイサギなどを使って、ブルーギル・ブラックバス・フナ・コイ・その他在来魚との捕食実験をやってみてくれませんか?もしブルーギルの捕食率が低ければ、それも爆発的増加の要因の一つにもなりますから。捕食率が高かったら・・・繁殖力と環境適応力が異常に高いことになるのかな。

閑話休題。ブルーギルの名の由来は、Blue(青い)Gill(えら)です。身体の青いギルという魚、ではないのです。勘違いしてましたね(^^;)身体のどこが青いんだろうと疑問でした。えらだけ青です。
正確には上の写真のように、えら蓋の上部が黒っぽくなっておりますよね?そこのことを指しているのです。これは見分けるのによいポイントでもあります。

ブラックバスは緑、ブルーギルは青みたいなイメージがありましたが、ブルーギル自体にそんな色はついてませんでしたね。あと、ギルジゴクやギル缶は、えら地獄やえら缶ってことなんですね・・・。えら地獄・・・。

でも日本でギルといえばブルーギルのことを指すので、「ギルはえらだ!略すんじゃない!」というポリシーのある方は正式名称で呼んであげてください。

さて、ブルーギルの駆除についてです。ブルーギルの捕獲をインターンでお手伝いさせてもらっていますが、そこでは張り網が高い効果を上げておりました。障害物があると、それに沿って移動するという魚の習性は、ちゃんとブルーギルにもあったようです。もう一つ、ブルーギル用にワナを設置してありました。形はモンゴルの移動式住居、ゲルみたいな形をしたワナです。日陰に入り込む性質を利用したものらしいです。特に餌などは使いません。

地味ですが確実に駆除できるのはやはり釣りですね。ただ、ルアー釣りよりも餌を使った方が食いつきもよく、捕獲率を高めることができます。その分餌を奪われたときは栄養を与えてしまっただけになっちゃいますけど。餌にはアメリカザリガニの身などの、駆除した外来生物を用いるのが経済的でしょうね。

ギルジゴクが開発されましたが、現在現場ではどのくらい効果を上げているのでしょうか。個人的には定置網とかかごワナみたいな中におびき寄せるための餌を入れておき、それを設置した方が効果的かと思います。他の肉食魚もとれちゃいますけど。

あとは人工産卵床の設置ですかね。人工的に産卵床を設置し、そこに卵が産み付けられたら取り除くという小魚を減らす作戦です。やらないよりはやった方がいいかもしれませんが、設置個数を多くしないと効果が上がらないかもしれません。それに稚魚の生存率が4%といわれてますから(それでも相当数ですけど)、産卵床の設置でどれだけ個体数を減らせるのかも算出しなければならないところですね。また、適応した池次第で卵を産む場所も変ってくるでしょう。全てにおいて産卵床が効果的ではないのも忘れてはいけませんね。

これからはブルーギルの時代・・・っていうと一世を風靡しちゃう気がしますが、外来生物の世界ではブルーギルの効果的な捕獲・駆除方法を発明できれば相当評価されることでしょう。魚類の専門家さん方に大きく期待を寄せて、今日の記事はここまでにします。
また写真が手に入り次第、記事を書いていきますね。
2008.10.06 / Top↑
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