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こんにちは、ゆーにです。今日ゼミだったのですが、論文って、研究って難しいですね。
このままで研究の道に進めるのか、他の道を探した方がいいのか、未だにちょっと悩んでます。
就職・・・。

ま、そんな私情はさておき!!今日の記事は毎日新聞よりサキグロタマツメタガイについて。
とりあえず記事をご覧ください!そのあといろいろ調べてみましょう。

サキグロタマツメタガイ:アサリの天敵、卵塊を一斉駆除-万石浦 /宮城

石巻市と女川町にまたがる万石浦の沿岸各漁協で構成する「万石浦漁場整備開発促進協議会」は10日、アサリを捕食する外来種の巻き貝「サキグロタマツメタガイ」の卵塊の一斉駆除作業を行った。

 サキグロは、アサリの殻に穴を開けて身を食べ、死滅させる。中国などから輸入されたアサリの稚貝に混入して増殖。県内各地でも被害が増え、今年も万石浦や松島湾に面した東名浜海岸(東松島市)などで潮干狩りが中止されるなど被害が拡大している。石巻専修大理工学部生物生産工学科の大越健嗣教授によると、9月下旬から11月上旬に産卵期を迎え、約1カ月でふ化するという。

 この日は、県漁協石巻湾支所の組合員が、最干潮の午前6時から各漁場ごとに分かれ、駆除作業を開始。おわんを伏せたような台形状の卵塊を約2時間で計286キロ採集した。

 大越教授は「湾内に生息するイシガニがサキグロを捕食していることが確認されているが、駆除は人海戦術による親貝の採集と卵塊駆除しかない」としており、同協議会は今月中に再度、駆除作業を実施する予定だ。【石川忠雄】

毎日新聞 2008年10月11日 地方版



でした。

それでは、サキグロタマツメタガイとはなんぞや?ということで調べてみました。

・・・図鑑にも載ってない。wikipediaにも無い・・・。
こうなりゃyahoo大先生!お願いします!
・・・さすが電子情報網。ある程度は把握できました。近代化のすごさを痛感しております。


サキグロタマツメタガイは、タマガイ科の5㎝くらいの大きさの巻き貝です。サキグロタマツメタ、ともいわれますね。
学名はEuspira fortunei、あるいはLunatia fortuneiですが、前者のほうが一般的みたいです。

もともとの分布は中国や朝鮮、瀬戸内海や有明海だそうです。ですが、潮干狩りのときに播かれる安い中国産のアサリに混じって播かれ、外来種として定着しているのではないか、との見方が多いですね。

もちろん自然に分散してきた可能性もゼロではないですが、問題になっている宮城まで、例えば津軽海峡を越えて、あるいは紀伊半島を越えてやってきたとは少々考えにくいですよね。もしそうならば、日本各地の砂浜で確認されているはずです。
・・・と思ったら、三重県や千葉県の砂浜でも確認されているようです。海流に乗ってきたか?しかし、宮城で大問題になった後に報告が出ているようなので、やはりアサリと同時に播かれた説が有効ではないでしょうか。

名前のサキグロとは、貝の殻頂が黒くなっていることから来ています。在来種のツメタガイも多少黒くなるようですが、サキグロタマツメタガイほどでは無いようです。また、殻の内側がツメタガイで白色、サキグロタマツメタガイでは灰紫色だそうなので、ここも見分けるポイントになりそうですね。

記事にアサリを食害するとあるように、肉食です。アサリの他、オキシジミやシオフキ、バカガイも捕食するようです。捕食された貝には小さな穴が空いているので、食害されたかどうかわかりやすいです。

繁殖は記事の通り9~11月で、卵塊を作ります。一ヶ月で孵化しまずが、卵塊からは約2000~4000の稚貝が出てくるそうです。孵化するとすぐに自分と同サイズのアサリなどを捕食するようです。つまり、アサリの小さなやつから成長に応じて大きなものまで、分け隔て無く食べちゃうのです。そりゃアサリが減るわけですよ。

ただ卵は卵塊であり、干潟や浅い場所では見つけやすく、人海戦術による駆除は大変有効なようです。むしろ海域なのでそれ以外の方法はなかなか限られちゃいますけどね。

アサリ食害をもたらす在来種のツメタガイも、このサキグロタマツメタガイも食材として利用されるそうです。ツメタガイよりもサキグロの方が身が柔らかく、塩湯でした後に身を取り出し、煮貝にすると美味しいみたいですよ!人の手による駆除のあと、食事会を開いてみてはいかがでしょうか。


ちなみに、このサキグロタマツメタガイは日本各地で、特に宮城で大きな被害を出しているものの、要注意外来生物でも特定外来生物でもありません。

その理由の一つにはおそらくもともと有明海や瀬戸内海に生息しているから(今はほとんどいないらしいが)でしょう。
国外起源でないと外来生物法には適用されないのです。
もし○○外来生物に指定したいならば、瀬戸内海・有明海産の個体と中国・朝鮮産の遺伝的差異などを明らかにしなければなりません。

国内に同一種がいて、海外起源の同じ種が問題を起こす・・・。なんとも複雑ですね。国内にいたサキグロタマツメタはこのような問題を起こさなかったんでしょうか。
もし起こしていればほぼ同一の生態で遺伝子差も少ないでしょうが、起こしていなければ地域変異個体かもしれませんね。

にしても潮干狩り場が閉鎖されるほどの食害。どんだけすごいんでしょうか。漁業関係者は「干潟のブラックバス」なんて言っているそうですが・・・。ただバスよりも捕まえやすいのが救いでしょうか。

参考
盤洲干潟でサキグロタマツメタガイを多数発見
サキグロタマツメタガイの見分け方
サキグロタマツメタガイについて
EICネット[環境用語集:「サキグロタマツメタガイ」]

引用元:毎日新聞 2008/10/11 『サキグロタマツメタガイ:アサリの天敵、卵塊を一斉駆除-万石浦 /宮城』
URL:http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20081011ddlk04040289000c.html
2008.10.15 / Top↑
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