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1万Hitおめでとうございます!ありがとうございます!ゆーにでございます。
ついに1万という大台に乗ることができましたが、まだまだこれから。精進していきますよー。

さて、今日はちょっと前のニュース紹介なんですけれども、内容はやっぱり外来草本(水草)。
動物好きのみなさん、ごめんなさいね。

ニュースの内容は、増殖していたボタンウキクサをうまく駆除したことで発生を抑えられそう、というものなんですけども、読んでてふと考えてしまったことがあるので、それを書いていきますね。

まずはニュース記事から。↓

淀川の外来種ボタンウキクサ、今季は10分の1に

 春先から初夏の小さな株のうちに取り除く、国土交通省近畿地方整備局の早期予防が功を奏しているためだ。さて、外来種の一掃作戦の行方は――。

 ボタンウキクサは観賞用として持ち込まれ、野生化したサトイモ科の水草。5月頃、川底で越冬した種子が浮上して発芽し、6月上旬頃から、成長した株が大増殖する。水面を覆って水中の酸素を奪い、魚類減少の一因となっている。

 淀川では2000年頃から目立ち始め、05年以降に急増。同整備局によると、昨年11月のピーク時、水面を覆ったボタンウキクサの面積は甲子園球場の2倍以上の9万7000平方メートル。昨シーズン中の除去量は計760トンに達した。

 今シーズンは、秋の増殖後に重機で除去する従来の方法から、株分かれする前に熊手などで取り除く方法に切り替えたところ、先月中旬までの除去量は計約60トンに激減。最終的に発生を1割程度に抑え込めそうだという。支流の大川に艇庫を構える大阪市立大学のボート部員も「オールやかじに絡みついて困ったが、今年は練習しやすい」と話す。

 一方、大阪府水生生物センター(寝屋川市)は「成長した株は1か月で約50倍に増えるので発芽させないのが最も効果的」とし、川底に土をかぶせ、種子の浮上を阻止する方法の開発に取り組んでいる。

 しかし、悩みは尽きない。今シーズン、ボタンウキクサが除去された水面には、同様に環境に悪影響を与える南米産のホテイアオイが勢力を拡大しつつあるといい、外来種との戦いに終わりは見えない。

(2008年12月1日14時57分 読売新聞)



でした。

簡単に今までは秋に重機で除去していたものを、株分かれする前・・・つまり増殖する前に熊手などでとる方法に変えたところ、除去量が相当数減ったというものですね。
昨年は760トン除去したのに今年は60トン。700トンもの差があります。

これは、生態観察などを行い、いつ駆除すれば増殖しないかを追求した結果であるといえますね。
でも、ふと考えたことはそれではありません。

除去量・・・まぁ収穫量ともいいますが、前年は760トンもあった。
では、果たしてこの水草が、どれだけCO2吸収に貢献していたのでしょうか。
どれくらい温暖化防止に役立っていたのでしょうか。

いろいろなニュース記事に大増殖した水草の写真が掲載されておりますけれども、どれもまるで水面を埋めており、さながら緑の絨毯のようですね。

これらの水草は、もちろん植物ですから光合成をしております。光合成は二酸化炭素を吸収し、光エネルギーによって酸素とでんぷんに変える。
どれだけの二酸化炭素を吸収できたのでしょう。

CO2だけではありません。富栄養化した水だったら、水中のリンなどを吸収しますし、重金属などを植物体内に取り込むこともあります。汚染を減らす効果も実はあるのですよ。

しかし、同時に水面を覆うことによって光を水中に届かなくさせたり、水中の酸素を減少させて魚も減ってしまったり、あげくには冬に枯れ、腐敗して悪臭を放つこともあるのです。ときにはのり産業にも影響を与えたり。

水草にどれほどのCO2固定能力があるのかは私は知りませんが、少なくとも何かしら環境に+の影響を与えている部分もあるでしょう。
こういう部分と、生物多様性や産業への影響の部分。どちらをとるのか、ということになりますよね。

爆発的に成長できるのは、裏返せばそれだけ成長がよい。同化能力に優れている。ということです。
あるマイナスの影響の裏には、必ず何かしらプラスの面があります。

人によって見ている観点が違うから、プラスになったりマイナスになったりするのです。

私は生態系保全の方に重きを置くので、もし環境浄化にこれらの植物を使うんだったら、確実に逸出しない場所、方法でやるか、あるいは在来種の同等の能力を持つもので代用して欲しいと思います。

収穫した760トンのボタンウキクサ。もちろん水分がだいぶ含まれているでしょうから、乾重に直してもそこそこあると思いますが、その重さの大部分は水と光と二酸化炭素、そして水中の無機養分などからできていることでしょう。

駆除することで、その系からエネルギーが失われる、という見方もできるのです。
そのエネルギーをどうやって還元していくのか、我々はそういうことも考え始めなければなりません。

生態系はいろいろなところで繋がっていますからね。


引用元:読売新聞 2008/12/01 『淀川の外来種ボタンウキクサ、今季は10分の1に』
URL:http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20081201-OYT1T00540.htm
2008.12.12 / Top↑
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