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おひさです、ゆーにです。
更新が進まずすいません・・・。今下書き段階の記事が3,4本あります。

参加から二ヶ月たってしまったシンポジウム・・・。
岩手の生態学会・・・。
最近配信されているニュース・・・。
etc、etc。

書きたいのは山々なんですが、就活もしなければいけない身分なため、どうぞご容赦ください。

さて。そんななか今日の記事ですが、本日のニュースから。
皇居のお堀でガーが発見されたそうですね。記事をご覧ください。

外来魚:皇居のお堀に「ガー」 生態系乱す恐れ

 皇居のお堀(東京都千代田区)で、北米などに生息する外来魚「ガー」(体長約80センチ)が初めて捕獲された。肉食性でお堀に生息するジュズカケハゼなど在来種を食べて生態系を乱す恐れがあるという。お堀を管理する環境省皇居外苑管理事務所は通常、捕獲した外来魚を殺処分しているが、生きたまま保存し対策などに活用する。

 捕獲作業は今月6日、13あるお堀の一つの日比谷濠(ぼり)で実施した。岩のすき間や裏にいる魚まで捕獲できるよう、感電させる手法を使った。

 ガーは種によっては体長約3メートルにまで大きくなる。ペットとして輸入され、琵琶湖(滋賀県)など西日本を中心に生息が確認、水産資源への影響が心配されている。今回捕獲されたのはフロリダガーと推定されるが、同事務所の飛島雄史次長は「誰かが放流しないと存在しない種」と話す。

 お堀には、ブルーギルなど5種類の外来種の生息が確認されている。【関東晋慈】

(毎日新聞 2009年4月9日 15時00分)

とのことです。

確か皇居の牛ヶ淵では今年2月にかい掘りをしてブルーギルやブラックバスを完全除去していましたね。そんな中に水を注すような出来事です。

さて、話を進める前に、これまた毎日新聞で皇居のお堀に関する記事を見つけたので、こちらも参考に記載させていただきますね。

皇居外苑濠:お堀、大変なんです 環境省が調査と保全に乗り出した 
 国内外から年間300万人の観光客が訪れる皇居。その周囲を、桜の名所である千鳥ケ淵や桜田濠など13の外苑濠が囲む。しかし、閉鎖水域のために水はよどみ、不用意に持ち込まれたブラックバスなど外来種が在来種の存続を危うくしている。環境省は最新機器を使い、お堀の環境保全作戦に乗り出した。【関東晋慈】

 ◇ヘドロで水深も浅く
 お堀の水面は東京ドーム8個分に匹敵する約37万平方メートル、水量はドーム3分の1個分の約45万立方メートルに相当する。水質を示す指標のBOD(生物化学的酸素要求量)は1リットル当たり最高で6・7ミリグラムと環境基準を上回る。悪臭が漂うこともある。

 昨年10月には全裸の外国人がお堀に飛び込み泳いだり歩いたりした。底に堆積(たいせき)したヘドロのために歩くことができるほど水深が浅くなっていた。治安上大きな問題で、早急な清掃が必要になった。

 環境省は今年2月、水質改善を理由に、水抜きが可能な牛ケ淵で、6年ぶりに水を抜き大掃除を行った。今後、凱旋(がいせん)濠など他の堀でも実施する。

 ◇外来魚は5種を確認
 同月、清水濠を1そうのボートがゆっくり回っていた。水中にくま手状の装置が入る。30分で2匹の魚が浮かんだ。50~700ボルトの電流で魚をまひさせる「電気ショッカーボート」だ。網で捕ることができない岩のすき間や裏にいる魚まで完全に捕獲できる。北海道立水産孵化(ふか)場の工藤智・河川湖沼科長(53)が米国で利用されていた漁具をヒントに開発した。

 捕獲作業は08年度に計4週間実施した。その結果、絶滅の恐れのあるジュズカケハゼが桜田濠など七つの濠で最も多い種を占め、貴重な生息地になっていることが分かった。魚類17種(在来魚12種、外来魚5種)と甲殻類4種の生息が確認され、個体数は計3万6282匹に達した。

 問題も浮上した。牛ケ淵で6年前に生息していたブルーギルとオオクチバスはかい掘りで除去され一匹も残っていなかったが、環境省が01年から駆除に取り組む外来種ブルーギルは凱旋濠では生息する魚の中で最も多い種だった。全体でも個体数の4%を超えた。外来種は計5種だった。こうした外来魚は水生生物の存続を危うくするとして、国の許可なく放ったりすることを禁じた外来生物法の対象種に指定されている。

 ◇全国湖沼のモデルに
 水質汚濁や外来種問題は、全国の湖沼などの閉鎖水域に共通する問題だ。

 渡り鳥の飛来地として知られる伊豆沼(宮城県栗原市など)では90年代に密放流されたバスが繁殖。00年にモツゴなど在来の小魚がほぼ姿を消し、水鳥の生息にも悪影響が出た。琵琶湖(滋賀県)を含め、全国6カ所が環境省のブラックバス駆除モデル事業になり、自治体などが水質改善や外来種除去に取り組む。

 工藤さんは05年から3年間、電気ショッカーボートで五稜郭(北海道函館市)の堀で外来種オオクチバスの駆除に成功し、環境省もこの方法で11年度までに確認された全5種の外来種駆除を目指す。

 この取り組みを、閉鎖水域の環境保全に役立てることも視野に入れ、昨年、管理方針検討会(座長、須藤隆一・NPO環境生態工学研究所代表)を設置した。今年度中に生態系や水質、景観の保全方法を盛り込んだ指針を策定する計画だ。須藤座長は「お堀での対策を全国の閉鎖水域を守るためのモデルにしたい」と話す。

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 ◇お堀に生息する生物
 (1)日比谷濠 モツゴ693(42)ブルーギル472(29)ジュズカケハゼ251(15)

 (2)凱旋濠  ブルーギル231(82)オオクチバス34(12)ヌマチチブ6(2)

 (3)桜田濠  ジュズカケハゼ252(38)ワカサギ220(33)ウキゴリ43(7)

 (4)半蔵濠  ジュズカケハゼ2524(87)モツゴ276(10)ウキゴリ62(2)

 (5)千鳥ケ淵 ウキゴリ980(57)モツゴ488(28)ジュズカケハゼ233(14)

 (6)牛ケ淵  ジュズカケハゼ102(49)ウキゴリ57(27)モツゴ38(18)

 (7)清水濠  ジュズカケハゼ888(58)モツゴ477(31)ブルーギル94(6)

 (8)大手濠  ジュズカケハゼ700(44)モツゴ560(35)ブルーギル220(14)

 (9)桔梗濠  モツゴ817(49)ジュズカケハゼ612(36)ブルーギル193(11)

(10)蛤濠   ジュズカケハゼ1115(84)モツゴ169(13)ウキゴリ14(1)

(11)和田倉濠 モツゴ603(61)ジュズカケハゼ161(16)ブルーギル154(16)

(12)馬場先濠 モツゴ2068(78)ジュズカケハゼ411(15)ブルーギル119(4)

(13)二重橋濠 ジュズカケハゼ255(69)ワカサギ78(21)ウキゴリ15(4)

 (環境省08年度調査。上位3種。単位は匹、カッコ内は%)

(毎日新聞 2009年4月6日)

ご覧のように、未だに多くの濠では環境悪化は勿論のこと、そこに住めてしまう外来魚が数多くいますね。ブラックバスよりもブルーギルのほうが数が多いのは最近の傾向でしょうか。
琵琶湖でもブルーギルが外来魚の8割を占めていると聞きますし。

しかし、そんななかでもかい掘りをして、なんとかより良い生態系・・・というか近自然のハビタットに近づけようと努力している人々がいるのです。

何も皇居だけでなく、他の場所でも。
そして、行政だったり、NPOだったり、さまざまな立場の方が取り組んでいるのです。

しかし、それに水を注すものがいる。

それは誰か。

心無い飼育者です。いえ、飼育者としての責任を全うしなかったのだから、飼育者ではありませんね。
単なる遊び心で飼育するエゴイストですね。

今回放されてしまったのはフロリダガーのようです。
ガーは熱帯魚の世界で流通している魚で、肉食性とその古代魚のような形態から人気があります。

しかし、成長にしたがって体もだいぶ大きくなりますし、飼育するには相当の覚悟を持たなければなりません。それこそ、経済的にも、です。

ガーを飼いたい、という気持ちは分からなくもないです。
育てられなくなって殺してしまうくらいなら、いっそ放してあげようという動物愛護もどきの気持ちも、分からなくはないです。

しかし、それは単なるエゴの、自己満足の気持ちでしかない。

自分がガーを放して、いいことをしたと思うでしょう。それは本当にいいこと?
運良く日本が温暖気候だから死なないだけで、本来の生息地と水温や気候、住んでいる生物が違うのだから適応できる保証はない。そのペットが今後安心して生を全うできる保証はない。

適応できると感じて放したとしましょう。

では、もともとそこに住んでいた、在来の生物の命はどうなる?
あなたが放すことで、幾多のあるべき命が消されてしまうのです。

その命にどう責任を取りますか?多様性減少に直接影響を与えたわけではないですけれども、間接的にあなたが手を下したことになるのです。

アクアリウムは、部屋にあると確かに心地良いですし、身近に自然を感じられるものとして、芸術性も併せ持つものとして大切な文化です。

アクアリウム自体は否定しません。

しかし、熱帯魚ショップや、飼育者、マニアと呼ばれる方々のモラルを否定します。

もちろんこの記事を読んでいるあなた方がモラルを持っていないとは言いません。
しかし、このような事件(というのはいいすぎでしょうか)が起こってしまいますと、アクアリウム業界全体が悪い、と感じ取れてしまいます。

だってそうでしょう?ガーを必要とするのはアクアリウムの方だけなんですから。

こうなってきますと、生態系を守る学者や従事者から反発を買いかねません。

同様に、アクアリウムの方々は生態系を守る人々に反発をします。

こうなってはお互い何の利益も得られなくなります。


ペットを飼う人には、そのペットを終生飼育する義務があります。
これは何も犬猫だけに限ったことではないと思います。

アクアリウム業界の方も、生態系関係の方もよりよい環境を作っていくには、お互いが守るべきモラルを守る事が重要です。

そして、それは自分だけが守れば良いのではない。周りにも守らせなければならないのです。

一人のモラル欠乏者の行動で、その業界全体があたかもモラルなしのように見えてしまいますからね。

私もアクアリウム・・・というほどではないにせよ、グッピーを飼うことになったので、その責任をしっかり認識し、さいごまで面倒を見ようと思っておりますよ。


引用元:毎日新聞 2009/04/09 『外来魚:皇居のお堀に「ガー」 生態系乱す恐れ』
    :毎日新聞 2009/04/06 『皇居外苑濠:お堀、大変なんです 環境省が調査と保全に乗り出した』
URL:http://mainichi.jp/photo/news/20090409k0000e040070000c.html
   :http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090406ddm016040002000c.html
2009.04.09 / Top↑
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