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ゆーにです。こんにちは。
実は私目が非常に悪く、いつもコンタクトを使っているのですが、そのコンタクトを無くすという大失敗を致しました。非常に由々しき事態です。

さて、本日もブルーギルについてのニュースから。
なんと、日本の各地にいるブルーギルの遺伝子解析がなされたようです。

遺伝子解析とはDNAを分析して、親子関係や産地特定によく使われる手段です。
見た目とかの判断ではなく、どの生物も持っている遺伝情報を調べるので客観性が高いのですね。

最近は分析の精度も高まっており、その信頼性も高くなっております。
だから犯罪の科学捜査で使われることも多いのですね。

というわけで、日本各地のブルーギルを科学捜査した結果がでた模様です。
報告をご覧下さい。

ブルーギル、陛下に贈られた15匹の子孫証明
 国内で繁殖している外来魚「ブルーギル」は、天皇陛下が皇太子時代の1960年に、米シカゴ市長から贈られた15匹の子孫であることが、三重大学生物資源学部の河村功一准教授(水圏資源生物学)らによるミトコンドリアDNAの分析で判明した。

 2年前、大津市の琵琶湖畔で開かれた「第27回全国豊かな海づくり大会」で、陛下ご自身が米国から持ち帰ったことに言及され話題になったが、科学的にもその事実が裏付けられた。

 ブルーギルは体長10~20センチの北米原産の淡水魚。主に肉食で、繁殖力が強い。河村准教授らは、生態系を脅かすブルーギル駆除のため、遺伝子の特徴を調べるよう水産庁から依頼を受け、全都道府県の56地点で計1398匹、原産地・米国の13地点で計319匹を採取し、ミトコンドリアDNAの塩基配列を解析した。

 その結果、国内で採取したすべてのブルーギルの塩基配列が、1960年に陛下に贈られたブルーギルの捕獲地・アイオワ州グッテンベルグの1地点で採取したものと、完全に一致した。

 ブルーギルは陛下の帰国と同便で持ち帰られ、食料増産を図る目的で、水産庁淡水区水産研究所が繁殖を試みた。その後、滋賀県と大阪府の試験場に数千匹が分け与えられたほか、本州や四国、九州の湖に放流されたが、食用としては定着せず、繁殖しながら分布域を広げていった。河村准教授によると、現在、全国での生息数は数億匹に上るとみられる。

 大繁殖の結果、琵琶湖ではニゴロブナなどの漁獲量が激減したという。

 陛下は2007年11月の「海づくり大会」式典で、ブルーギルの繁殖が問題となっていることに触れ、「心を痛めています」と述べられた。

 同年12月の記者会見では、釣った魚を放す「キャッチ・アンド・リリース」で繁殖したとの認識を示すとともに、「食材として利用することにより繁殖を抑え、日本で生活してきた魚が安全に育つ環境が整えられるように」との願いを語られた。

 河村准教授は「当時は、食料難を解決するため、国の政策として養殖を目指した経緯があり、繁殖はやむを得ない面がある。15匹から大繁殖した教訓を生かし、生態系を脅かす外来種が入らないよう徹底しなければならない」と話している。

(2009年10月23日06時56分 読売新聞)


ということでした。

驚くべき部分は、全都道府県56地点で捕獲したブルーギル全てが、導入された15個体から繁殖した子孫であるということです!

たった15個体からですよ!

それが今や数億匹にまで増えてしまったのです・・・。
恐るべき繁殖力、恐るべき適応力。
やはり外来生物の生存繁殖能力を侮ってはいけません。

今回の研究で、日本にいるブルーギルのほぼ全てが、持ち込まれた15匹の子孫であると言うことが科学的に裏付けられました。裁判で証拠になるくらいの精度でしょう。

これが指すことは、ブルーギルの繁殖力、適応力が計り知れないものであると共に、人々がばらまいてしまったことを裏付けているのです。

その結果が各水系での現状なのです。

確かに当時の社会情勢などもあり、仕方の無かった面もあります。
しかし、広げてしまった責任を取るのが大人です。今現代の、社会的、科学的に大人になりつつある私たちです。

将来の子孫に託さず、我々が今からでも少しずつ、こうなってしまった自然界を元に戻し、日本の豊かな生態系を取り戻せるようにしたいですね。

それとともに、今回のような研究結果を基に、外来生物の危険性をしっかりと認識し、その危険性を普及啓発もしていきたいですね。

引用元:読売新聞 2009/10/23 『ブルーギル、陛下に贈られた15匹の子孫証明』
URL:http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091023-OYT1T00104.htm
2009.10.27 / Top↑
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