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こんにちはー!卒論に追われて外来生物、ゆーにですよー!!

卒論を書く時間を多くしたため、ちょっとだけ更新が滞ってますがご心配なく。


今日は雑談です。雑草と雑木についてです。

雑草、というとそこら辺にワサワサ生えてる草ですよね。

雑木、というとおそらく雑木林を思い出しますよね。


皆さん、いま雑木をなんて読みました?「ぞうき」と読みましたか?

それが普通です。しかし、林学関係に触れると、「ぞうき」ではなく「ざつぼく」と読むことがしばしばあります。

だから、雑木林は「ざつぼくりん」ということがあります。

変なのー!と思う人は多数いるでしょう。しかし、「ぞうきばやし」と呼ぶことに違和感を感じる人も中にはいるのです。


この、「ざつぼく」という読みをしたときの定義ははっきりしています。

有用樹種以外の木のことを指すのです。有用樹種は、たとえばスギ・ヒノキ。

林学関係で一番重要な樹種です。

また、砂防などで用いられる場合に、有用樹種はニセアカシア・ヤシャブシなどになります。

スギ・ヒノキ林で生えてきたこの2種以外の木は、全て雑木になります。このときに「この2種以外の木は全てぞうき」って読むと、変ですよね。

砂防をしたいところのニセアカシア林に生えてきたスギ・ヒノキは雑木(ざつぼく)になります(個人的にはニセアカシア林はよろしくないと思いますし、おそらくスギ・ヒノキがそこに生える可能性はゼロだと思いますが)。

有用なもの、とある枠組みのなかで決めた樹種以外は雑木になるんですね。
林業ではスギ・ヒノキ以外の木が全てそうであるように。

だから、雑木林を「ざつぼくりん」と呼ぶときには、この林の中に使える樹種はもともとないのです。それは林業から見たときの観点ですが。

昔の里山の人たちは林業で生活してました。つまり、スギ・ヒノキ以外は売ることのできない木となるのです。だから、「ざつぼくりん」が身近に多くあったのですね。

「ざつぼくりん」の中には、コナラやクヌギなどの木がありました。里山の人々は、もちろんスギ・ヒノキを薪にするわけにもいかないので、これらの「ざつぼく」を薪にしたわけです。

林の中の落ち葉を、畑の肥料に使える!とおもって落ち葉掻きをしたのです。

林の中の環境と、林に転がっている木を使ってキノコを作ったわけです。

そのように有効に使用していったため、「ざつぼくりん」は「ざつぼく」の林ではなく、不特定多数の樹種をあらわす「ぞうき」の林ということで、「ぞうきばやし」に変化していったのではないでしょうか。

ちなみに、大辞林などで調べると、「ざつぼく」=「ぞうき」です。ヽ(´Д`;)ノ


さてさて、なんでこんな話になったのかというと、ここで雑草のことになるんですね。

今、自分の家でどんぐりを育ててるんですよ。種子から。

その植木鉢に2本の雑草が生えてきたのです。

一瞬引っこ抜こうかなーと思いましたが、そこは研究者志望。雑草を同定してみようと思いました。片方は分かりませんでしたが、片方は同定できました。

その一つはタツナミソウ。紫色の花が咲く、それが波が立つように見えるシソ科の多年草でした。

そしたら、花が咲くのを見たい!と思いますよね?

この瞬間に彼の植物は雑草ではなくなったのです。自分の中で。

植木鉢に育っているタツナミソウという植物になったのです。

どんぐりと共に育て上げようと思います。


このように、物に対する定義は人の主観によるものが多いのです。

人間だれもが自分の意見というものを持っています。自分の判断というのを持っています。


タツナミソウは人にとっては雑草かもしれない。でも、人にとっては愛でる対象かもしれない。

街の街路樹は、人にとっては街路樹でしかない。でも、人にとっては楽しむ対象でもある。


見方によって、そこら辺のものは楽しむ対象にもなるのです。

身近に緑がない!とお嘆きの方。身近に緑はありますよ?気づかないだけです。量は少ないかもしれませんが、必ずあります。

みなさんも身近な緑を楽しむ方法を見つけてみてください。

自分は、雑草を雑草じゃなくするのが好きですね。ではでは。
2008.01.14 / Top↑
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