上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
こんにちは、ゆーにです。
修士論文提出が近くなり、かなり焦っております!!
あまり更新できなくてすみません。若干散漫な文章になるかもしれませんが、お付き合いください。

さて・・・、気をとりなおして。
本日はニュースのご紹介です!

オキナワキノボリトカゲってご存知ですか?
沖縄にいるキノボリトカゲのなかまです。なかまというか亜種ですね。

このキノボリトカゲ、環境破壊やマングースによって絶滅危惧種になっております。
しかし、ある地域で駆除が要望されているとのこと。

いったいどういうことなんでしょうか?記事を確認してみましょう!↓

絶滅危惧なのに駆除要望 九州にオキナワキノボリトカゲ

2009年12月2日9時43分

 本来は九州にはいないオキナワキノボリトカゲが、宮崎県日南市と鹿児島県指宿市で見られるようになり、日本爬虫両棲類(はちゅうりょうせいるい)学会(会長・松井正文京都大教授)は、駆除などの対策を求める要望書を環境省と両県に送った。沖縄や奄美諸島が生息域で、環境省のレッドリストで絶滅危惧(きぐ)2類に指定されているが、天敵がいない南九州では在来生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるという。

 オキナワキノボリトカゲの全長は最大で20センチ余り。やや開けた森林地帯で半樹上性の生活をして、日中に獲物を探し昆虫などを食べる。

 要望書によると、生息が確認された2市の一部では、かなり高い密度でおり、近い将来、急激に分布を広げる恐れがある。日南市での調査では、アリからセミまでさまざまな昆虫を餌としていた。

 分布が広がった場合、南九州の生物多様性への悪影響が強く懸念されるが、駆除や封じ込めの具体策は実施されていない。外来生物法で規制しているのは、外国からの生物で、オキナワキノボリトカゲのような「国内外来種」は対象になっていない。

 要望書を起案した太田英利・兵庫県立大教授は「まだ、九州での分布は限られているが、生息密度は沖縄や奄美よりも高くなっている。生物多様性の保全を考える時、国内外来種に対する法規制がないことが大きな問題だ。今回の対策を急ぐとともに、同様な問題の再発防止を徹底する必要がある」と話す。(米山正寛)


ということでした。

つまり、この絶滅危惧種オキナワキノボリトカゲですが、おそらく人の手によって宮崎と鹿児島に持ち込まれ、地域の在来生態系に悪影響を及ぼしかねないとのことで駆除が要望されているのですね。

外来生物法は国内外来生物は規制されていません。
小笠原でアカギという樹木が在来の森林生態系に広がっておりますが、アカギ自体は沖縄のほうで見られるため、法律で規制されているわけではないのです。
といってもちゃんとアカギは駆除しておりますけれど。

ではアカギのように、外来生物法に関係なく駆除対策すればいいじゃない!となるかもしれません。

ただ、そこで皆様が頭をひねるのは、オキナワキノボリトカゲが絶滅危惧Ⅱ類であるということ。
レッドリストに載ってしまっているのです。

レッドリストに法的な規制力はありませんが、だからといって簡単に駆除してしまっていいのか?ということが問題になるのです。
ただでさえ沖縄では数を減らしているのに、駆除という方法でよいのか、これが議論になるのですね。

単純に考えれば、一定数を捕獲して沖縄や奄美で再放蜥蜴をすれば、九州でも数が減るし、沖縄では数が増えるし、一石二鳥になるのですけれどね。

しかし、簡単にできないのが現状。
ウィキペディアでみますと、どうやらすでに九州では個体数が2万匹にもなっているようです。
ちゃんと探せばもっと信頼性のある参考資料も出てくることでしょう。

まず、2万匹をどうやって根絶するのか?

一匹でも逃せば、またそこから増える可能性がある。それが生き物です。
取り逃したのがオスだったら平気かもしれませんが、メスだった場合おなかに卵があることも考えられますから。

小笠原のグリーンアノールはまだまだ根絶には至りません。

オキナワキノボリトカゲも、どのようにして根絶すればいいのか。
単純に駆除してくださいと言われても、しっかりとした計画を立てなければ根絶は難しいのです。

しかし根絶しなければ昆虫層などに影響が出るのも事実。

私としましては、研究者も行政も一丸となって取り組んでいただきたいと思うところです。
そういえば、九州といえばマングースが侵入しておりましたが、どうなったのでしょうね。

ちなみに、人の手を介さなければ、これ以上の分布は九州でとまるはずです。海、泳げませんから。多分。


外来生物といえばほとんどが外国原産だと思いがちですが、このような国内外来種も問題になりうるのです。
外国産ならば、動物の生命倫理などを無視すれば、駆除根絶で片がついてしまいます。

しかし、地域に入った外来種が国内産で、しかも絶滅危惧ならばどうすべきでしょうか。
貴重種だから守るべきでしょうか、在来生態系を守るために駆除根絶すべきでしょうか。

意見は分かれますし、正解は導かれないでしょう。
なぜなら、外来生物問題は人の意識の問題だから。

でも、もし理想論をいえるならば、このオキナワキノボリトカゲの事例では、

まず沖縄のマングースを根絶し、捕食者を減らす。
次に、沖縄のオキナワキノボリトカゲの生息数・密度を確認する。
少なければ一定数を九州から導入し、九州の残りを根絶。
多ければ九州のオキナワキノボリトカゲを根絶。

ということになるのでしょうかね。

まぁ、絶対にできない・・・というより時間がかかりすぎてキノボリトカゲが半端なく広がってしまうから現実的ではないのです。

やはり、入れないのが一番。放さないのが一番。

どうかペットなどを逃がさないでください。

彼らは自由になれたわけではないのです。
食事がとれるかどうかわからない生活、捕食者におびえなければならない生活。
万が一生き抜くことができたとしても、次に待ち構えるのは処分です。

全ての生き物が、檻から出ることが幸せ、とは限らないのです。

引用元:朝日新聞 2009/12/02 『絶滅危惧なのに駆除要望 九州にオキナワキノボリトカゲ』
URL:http://www.asahi.com/eco/TKY200911290245.html
2009.12.09 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://ligustrum.blog21.fc2.com/tb.php/191-50204d55

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。