上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
こんにちは、ゆーにです。
あれよあれよという間に12月も残り3週間。早いものです。

さて、本日もニュース紹介!

やはり外来生物の確認事例は昆虫や魚類で多いのでしょうか。
昆虫は農業害虫としてよく見つかりますから、あまりニュースにはなりませんね。

魚類のニュースはやはりインパクトがあるのでしょうか。

ご紹介しますのはヨーロッパウナギが福島県で確認されたというニュースです。
では記事をご覧ください。↓

欧州ウナギ:県内初確認、四時川のアユ簗場で アクアマリン、影響調査 /福島
 いわき市のアクアマリンふくしま(安部義孝館長)は7日、同市の四時(しとき)川で、県内で初めて外来種のヨーロッパウナギの生息を確認したと発表した。今後、在来のニホンウナギにどんな影響があるか調査する。

 浜通りの河川に生息するウナギなど淡水魚の保全活動をする「アクアマリンふくしま弁財天ウナギプロジュクト」が10月15日、四時川のアユの簗場で、全長85~92センチのウナギ3匹を見つけた。ヒレの一部を使って愛知県田原市の「いらご研究所」でDNA鑑定した結果、11月初めまでに3匹ともヨーロッパウナギと判明した。

 ヨーロッパウナギは70年代から、アメリカウナギとともに養殖用として稚魚が輸入された。既に他県の河川では生息が確認されていた。外来種だけに、ブラックバスなどのように、日本の生態系に大きな影響を与える可能性もある。【田中英雄】


というわけで、文字通り確認されただけのようです

それこそ、記事の通り在来ウナギに影響があるかどうか、調査しなければなりませんね。

しかし、疑問も生じます。

なんと、ヨーロッパウナギはワシントン条約で規制がかけられているのです!
ワシントン条約の付属書Ⅱという、輸出などに相手国の許可証をもとめねばならないという規制がかけられたのです。

どうやらヨーロッパでは、ヨーロッパウナギの個体数が減りつつあるようで、EUがワシントン条約への記載案を出し、それが通ったみたいですね。

ヨーロッパウナギは、もともと約30年前に養殖用として稚魚形態である「シラスウナギ」が輸入されました。輸入は大体10年ほど続いたようです。
しかし、どうも日本の養殖技術になじまず、そのあとヨーロッパウナギの輸入は減っていったようですね。(参考:いらご研究所

ただ、上記の参考サイトによれば、他の水系でもヨーロッパウナギは確認されている模様です。
島根県の宍道湖ですとか、愛知県の三河湾ですとか。
その他多くの水系でも確認されているようです。

ですからこのニュースでは、ヨーロッパウナギが福島県で初めて確認されたことに驚いてくださいね。記事にもありましたが、他の地域ではすでに確認されてたのです。
東北で確認されたこと、つまり寒い地方で確認されたことが何を意味するのかはわかりませんが、そのことに留意しましょうね。

そして、記事を読んで間違ってはいけないことが一つ。

外来種だから日本の生態系に大きな影響を与えるのではありません。
外来種の中に生態系に大きな影響を与えるものが多いだけです。


一見同じことに見えますが、大きな違いがあります。

外来種だから大きな影響を与える可能性がある、というのは間違いではないかもしれませんが、これは外来種=危険という感覚を植えつけてしまいます。
外来種は危険なんでしょうか?トマトやジャガイモは危険ですか?
中国から贈られて放鳥されているトキだって、言ってしまえば外来種ですよ?

だから、外来種には危険なものもいる、という考え方をしてくださいね。

細かいことかもしれませんが、記事のその文章は
外来種には生態系に影響を及ぼす種もいるため、注意が必要である。
くらいにしといて欲しいと思います。

アンチ外来種なブログかもしれませんが、何も生き物を悪にしたいわけではないのです。
なるべく正確な情報を伝えて、真に外来生物問題に向き合っていきたいのです。

さて、ウナギの話に戻りますが、ちょっと疑問がわいてきます。

ヨーロッパウナギは大西洋やヨーロッパに分布しております。
それが日本に持ち込まれたとなると、産卵はどこに行くのでしょうか。
ニホンウナギと同じ場所で産卵するのでしょうか?

そうなると稚魚はどのように日本へ戻ってくるのでしょうか。
福島で確認されたヨーロッパウナギは、放流したのが大きくなったのでしょうか、それとも放流したものが産卵して、その子供が遡上してきたのでしょうか。
もしそうならば、ニホンウナギと競合してしまいますので危険といってもいいでしょう。

成体が逃げ出して、それが視認されただけでは侵入とは言い切れません。
その後生き延びれずに死亡する可能性がありますからね。そうしたら、在来生態系への影響はごくわずかですから。

外来生物は、その地域で子供をつくり、世代交代できるようになってしまって、定着したといえるのです。
つまり、その時点で侵入なのです。

このヨーロッパウナギは果たして定着なのか、それとも一時的なものなのか。気になるところです。

ウナギの生態は未解明な部分が多いようですが、解明できれば、このヨーロッパウナギをどう取り扱っていくか考えることができそうですね。


ちなみに私個人的には、ヨーロッパウナギを捕まえたら食べるを繰り返せばいいと思います。
もとより養殖のために放流していたのですから、ちゃんとその責任はとりましょう!

ウナギおいしいです。
ヨーロッパウナギの予防対策を考えるならば、漁をして食べるのが手っ取り早いかと思います。
・・・ちょっと安易過ぎますかね?


引用元:毎日新聞 2009/12/08 『欧州ウナギ:県内初確認、四時川のアユ簗場で アクアマリン、影響調査 /福島』
URL:http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091208ddlk07040279000c.html
参考:株式会社いらご研究所
URL:http://www.irago.co.jp/index.html
2009.12.10 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://ligustrum.blog21.fc2.com/tb.php/192-61c9b4af

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。