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こんにちは!ゆーにです。
現在日本生態学会が東大駒場で開催されておりますねー。

連日参加中です!!ほとんど外来種の発表やシンポジウムに張り付いております。

さて、今日もニュースのご紹介。

新潟県にある佐渡トキ保護センターで、順化ケージに入っていたトキ9羽が襲われたのは記憶に新しいと思います。
そのトキを襲ったのはテンだとか。

そのテンをいかにするかということで、論争が巻き起こっているようです。
記事をご覧ください。↓

トキ:9羽襲撃死 テン駆除、生態系壊れる?--専門家が論争
 新潟県の佐渡トキ保護センターで国の特別天然記念物トキがテンに襲われた事故で、小沢鋭仁環境相は15日、トキを外敵から守る検討会を設置する方針を固めた。だが、テンは半世紀前に持ち込まれ、生態系の一部となった。専門家の間でもテンを島から駆除するかどうかの答えはみえない。環境省によると、テンは14~15日にトキが襲われた訓練施設「順化ケージ」内外で計10回、確認された。ケージの金網の網目より大きなすき間が263カ所あった。

 テンはノウサギ駆除を目的に1959~63年、24匹が持ち込まれた。03年には推定2000匹にまで急増した。テンの生態に詳しい佐渡市の矢田政治・元両津郷土博物館館長は6年前、自宅でヒヨコ18羽がテンに襲われた。「3センチのすき間で侵入する。放鳥したトキを守るため、駆除すべきだ」と主張する。

 新潟大の箕口秀夫教授(森林生態学)は「佐渡に定着して50年。生態系の中に組み込まれた。駆除すると、地域の食物連鎖が壊れる」と否定的だ。

 人が生態系に手を加え、悪化した例は多い。沖縄本島の鳥ヤンバルクイナは、ハブ対策のマングースのために激減。米イエローストン国立公園ではシカ駆除のために、オオカミを持ち込んだが、その功罪で論争が続く。【足立旬子、畠山哲郎】


ということでした。

いやぁ、佐渡のテンが国内外来生物だったとは。知りませんでした。
確かに外来生物なんだったら、駆除しても良さそうな気がしますね。
多分愛護団体から抗議されるでしょうけど。

ただ、導入目的がノウサギの駆除を目的だったと。
このテンは夜行性で、ウサギも半夜行性(夕暮れや明け方なども動くようです)なので、ウサギの個体数抑制には一役買っていそうです。
私はハブとマングースのような事例とは少々違うのでは、と考えます。

テンを駆除しても良いとは思いますが、いきなり駆除するとウサギの数が膨れ上がり、植物への影響が大きくなることをリスクとして考えなければいけません。

ウサギはもともと在来なのでしょうか?もし外来ならば、こちらを駆除して個体数制限してからテンを駆除すればいいと思います。
・・・って調べてみたら、佐渡のウサギはレッドデータに記載されている準絶滅危惧種じゃないですか!!
サドノウサギという日本固有亜種です!!

・・・トキのためにもサドノウサギのためにも、テンの駆除を考えてもいいかもしれませんね。

テンを入れたのは、もともと杉の苗木をウサギから守るためだったと聞きます。
その杉が天然の杉なのか、人工の杉なのかでも杉の必要性は変わってきます。

観光資源の杉なのか。利益の出ない人工林の杉なのか。

そのような、単にテンとトキ・ウサギ以外の要因も含めて、総合的に検討してみたらよいのではないでしょうか。
外来生物を駆除するとき、一種根絶すればOKというわけではない。
今回の学会でそれを学んでおります。


引用元:毎日新聞 2010/03/16 『トキ:9羽襲撃死 テン駆除、生態系壊れる?--専門家が論争』
URL:http://mainichi.jp/life/ecology/news/20100316ddm012040069000c.html
2010.03.16 / Top↑
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