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ども、ゆーになり。最近人生の中で一番本を読んでます。

といっても全部マニアックな本ですけどね~(´▽`)

だいたいが外来種関係か帰化植物、あるいは論文か専門書。

そんななかで、このあいだ読んだ本の中に不思議な外来樹木の話が出てきました。

それを紹介します。


読んだ本は、「帰化植物を楽しむ」っていう本です。2006年にトンボ出版から出されてます。
編者は近田・清水・濱崎さん。

内容は、帰化植物数種の紹介と、帰化植物の研究やふれあいなどをまとめたものです。

その帰化植物紹介のところに、樹木が帰化植物になって問題を起こした例が載っていました。

それが今回のタイトル、ゴロツキザクラ。学名がPrunus serotina。野生のサクラの仲間です。

樹高が35mになり、幹直径も1mにもなるらしく種子もよくつけるそうです。

1630年頃(!)に庭園樹としてアメリカからヨーロッパに導入されました。

その後、やせ地に生え、材木もよく、落ち葉が森林の土壌改良になり、防風、防山火事にもなるということでたくさん植林されました。

しかし、このサクラから発生した実生が、その速い成長で他の樹木を被圧しだしました。
マツ林で間伐すると、そこにこのサクラが生えて林業に被害を出したそうです。

さらに伐採すると萌芽し、その成長もすさまじかったそうです。


・・・。なんかやつらに似てるなぁ。

そう、トウネズミモチ!!さらにニセアカシア!!ついでにニワウルシ!!

やはり、乾燥に強く、成長が早く、萌芽力も強い、そして種をたくさんつける樹種というのは今も昔も厄介者なんですね。

このヨーロッパの事例は植林地などですが、現代は都市近郊・河川敷に外来樹木が多いんです。

その理由は乾燥しやすかったり、他の樹種が少なかったり、上流で緑化に用いてたり・・・。今ゴロツキザクラが日本に入ったら、どうなることやら。おそらく最初は綺麗でもてはやされるでしょう。そしてはびこり始めたときに科学者が警笛を鳴らすでしょうね。

あ、私が鳴らしてみましょうかね。


ときに、タイトルに何故「?」がついてるかわかりますか?

・・・google大先生でもyahoo!親方でもいいので検索してみてください。

検索しました?そう。無いんです。情報が無い。

てっきり国の検閲に引っかかって消されてるのかと、ちょっと本気で思っちゃったくらいに何もないんですね。

不思議ですよね。余計知りたくなりました。

まぁ、確かに日本に入ってきた樹種ではないので情報が無いのは当然なのかもしれません。

しかし、ここでは引き下がれない。

・・・どうしよう。・・・。

・・・!平目板!じゃない、閃いた!!

そう、学名で検索すればいいんですよねー。最初からやってればよかった。

というわけで、検索!

・・・・・・ありましたー。

なんと!ゴロツキザクラではなく、ブラックチェリー(Black Cherry)というらしいですね!

wikipedia師匠もご覧ください。暇があったらそのうち和訳してみます。そのときはまた記事にしますね。
ウィキ師匠!

ブラックチェリーはワイルドチェリー、セイヨウザクラ、セイヨウミズザクラともいい、有用な材として有名なようです。また、ハーブとしても人気があるようですね。
ちゃんとした標準和名はないのかな。。

ちなみに、セイヨウミザクラとは別物です。皆さんがよく食べるのがセイヨウミザクラ。今日の記事はセイヨウミズザクラあるいはセイヨウザクラ。ややこしやー、ややこしやー。

ブラックチェリーをみたら、あぁ、昔ちょっとオイタしちゃった外来樹木なんだな、と思っやってください。
ブラックチェリー自体は悪いことしたわけじゃないですけどね。


外来樹木ってあまり外来生物の世界では表立たないんですよ。影響の評価が非常に難しい上に、影響が出たと気づくまでのスパンも長いんです。
だから興味を持つ人が少なく、研究も進まない。最近ではニセアカシアなら人気ですけど。

過去のこのゴロツキザクラブラックチェリーの一件、皆さんが少しでも知ってくれると嬉しいですね。私ももうちょっと勉強してみることにします。それではまた!!
2008.05.20 / Top↑
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