上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
梅雨になりましたゆーにです。曇りだとテンションが下がるのであまり好きくないです。

今日は、けっこう前に読んだ漫画の中からネタを発見したので記事にしようと思います。

タイトルで漫画の名前がわかったあなたは相当なマニア。そう。「もやしもん」ですー。


フィロキセラ害虫は、日本語では「ブドウネアブラムシ」といいます。

アメリカ原産の害虫です。

昔19世紀中頃、ワインはヨーロッパが主流で(もちろん今もですが)、ワインにするブドウの品種も中央アジア原産のものを用いてました。

ちょうどアメリカが独立して約100年、南北戦争のあたりの頃に、当時のブドウ研究者がアメリカに自生する品種をヨーロッパに輸入しました。新大陸にあるブドウはワインに使ったら美味しいのか!?っていう気持ちでしょう。よくわかります。

結局ワインに向かない種だったのですが、このブドウがヨーロッパに持ち込まれる際、フィロキセラも同時に輸入してしまったのです。

大陸一つ隔ててますからね。ヨーロッパのブドウはこの害虫への抵抗性をもっていませんでした。そのため、ヨーロッパのブドウの木に壊滅的な被害を与えました。

その後、世界各地に広がりましたが、人間の知恵といいますか。
フィロキセラに抵抗力のあるアメリカ原産ブドウにヨーロッパのワイン用ブドウを接ぎ木することで難を逃れ、今に至るということです。


さて、疑問点。

ブドウネアブラムシとはいったいどんな生き物なのか?

どんな方法で枯らすのか?


ブドウネアブラムシの生態は、まず樹上に産み付けられた卵が越冬し、春に孵化します。
孵化した幼虫は若葉に定着し、虫こぶをつくって成長します。
これが成長すると虫こぶ内で単為生殖で産卵します。
そこから孵化した幼虫は新たな葉に移ったり、地下に降りて根こぶを作ります。
(引用:ブドウネアブラムシの発生について

幼虫・成虫共に根や葉を吸汁します。吸汁した部分がこぶとなり、開花不良や、無核果、葉色減退の被害を出します。根では細根がふくれて水分吸収ができなくなります。このように樹勢を減退させ、最後には枯らします。

根に降りる根こぶ型と葉にこぶを作る葉えい型の成虫がいるようで、
根こぶ型は卵と幼虫の期間は11日間で、雌は28日間生存し、約100個以上の卵を産むようです。
葉えい型は卵が8日、幼虫は11日で、成虫は約25日生存し、約200の卵を産むようです。
(引用:ブドウネアブラムシ
形態は上のサイトをご覧ください。

ブドウネアブラムシがいるかどうかは葉の裏に虫こぶがあるかどうかを見ればよいようです。
ブドウハモグリダニは葉の表に虫こぶを作るようなので、見分けられそうですね。

最初に引用したサイトでは、平成17年に日本で被害が出てたようです。
もちろんかなり昔からあった害虫でしょうけれど、ウリミバエなんかとは違って未だに発生するみたいですね。

フィロキセラが発生したら薬剤を散布すれば大丈夫なようです。
また、抵抗性の台木を使っていることが多いので、抵抗性をもっている木が多いみたいです。
ただし、中には実生から育てていたりする人もいるようなので注意は必要ですね。

けっこう昔の話なのでもう絶滅したとか根絶したとか考える方もいらっしゃるかもしれませんが、まだまだ生きてます。2001年くらいにはニュージーランドでも発生したみたいですね。(引用:ニュージーランドにフィロキセラ)2006年にはオーストラリアでもあったようです。

ウリミバエのように、不妊化昆虫を放して根絶する・・・という方法は不可能でしょう。
というのも単為生殖するからですね。

このように、外来種になった生き物たちは生態系だけでなく人間の農作物にも大打撃を与えることがあります。外来生物法は、最近の風潮では生物多様性保全に重きを置いているように見えますが、特定外来生物は生態系・人の身体・農林水産業へ被害を与えるものから指定されます。

日本に入ってきた時期がどうやら明治以降のようで、外来生物に含んでもいいような気がしますが、如何せん他人の庭といいますか、農業分野まで外来生物に含めて考えると、外来生物量が膨大になっちゃいますね。

根絶はできなくても、対処療法があるからいいのかな。ブドウネアブラムシが野外に逸出して在来のブドウ科樹種につかなければ大丈夫なのかな。

爆発的に増えてしまい、大論争に発展したマツノザイセンチュウやブラックバスとケースが異なるのでしょうね。

こういう部分って難しいですよねー。検疫がされても100%阻止できるわけじゃないですし。
人力の限界ってあります。そんなことにならないよう、日頃から注意が必要ですね。
2008.06.02 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://ligustrum.blog21.fc2.com/tb.php/71-8ecea4bd

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。