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梅雨まっただ中!ゆーにです。

今日はニュースから。オオキンケイギク、特定外来生物です。

特定外来生物、要注意外来生物は草本に多く、過去に緑化種としてたくさん導入されたからなんです。他にも牧草用とかありますけど。オニウシノケグサはトールフェスクという名で流通しています。

緑化も選定種を間違えると大変なことになり、在来生態系を飲み込んでしまいます。お花畑としてはきれいなんですけれど、それが自然界に逸出しては問題なのです。じゃ、ニュースを見てみましょうか。


オオキンケイギク:特定外来、重信川などで猛威 生態系破壊の恐れ、対策苦慮 /愛媛

 緑化のために広く使われてきたオオキンケイギク(キク科)が、県内の重信川流域などに生い茂り、堤などを鮮やかな黄色で彩っている。国土交通省が「緑化対象種」に指定したが、一転、06年2月には外来生物法で特定外来生物に指定された。強い繁殖力のために固有の生態系を壊す恐れが指摘されているが、有効な対策は見つかっていない。【後藤直義】

 財団法人・自然環境研究センターによると、オオキンケイギクは北アメリカ原産で、1880年代に観賞用や緑化用として日本に輸入された。国内では河川敷や線路沿い、海岸などに幅広く分布。30~70センチほどの高さに成長し、5~7月には黄色い花弁をつける。

 野生化したオオキンケイギクによる生態系への影響は、全国各地で確認されている。同センターの調査によると、長野県の天竜川沿いでは、オオキンケイギクの広がりで、カワラニガナ、ツメレンゲ、カワラサイコなど河川敷固有の植物が減少・消滅した。また岐阜県の木曽川ではオオキンケイギクに絞って除去したところ、固有の在来種が回復したという。

 同省松山国道河川事務所は06年度から、重信川の河川敷の整備の際には、オオキンケイギクを伐採。今夏も先月末から、草類などと一緒に刈り取り、種子が外のエリアに広がらないように焼却処分している。しかし担当者は「根っこの部分まで取ることはできない」と話している。

 特定外来生物は生態系に強い影響を及ぼすために規制・除去の対象になっており、オオキンケイギクも原則的に栽培や輸入が禁止されている。

毎日新聞 2008年6月16日 地方版



オオキンケイギクはかなり繁殖力が高いです。ナガミヒナゲシと同様に見た目がきれいなので、誰かが植えたんじゃないかとうっかり思ってしまいそうです。

事実、1年前には自分の大学にも生えておりました。先生方が撤去したみたいですが。

かなり繁殖力が高いため、放っておくと生態系に大ダメージを与えてしまいます。
除去すれば在来種も回復するのですが、記事では有効な対策が見つかっていないとのこと。

ちょうど自分もトウネズミモチの有効な駆除方法を模索中なので、オオキンケイギクのことも考えてみましょうか。

まず、1番大事なのは生活史を把握していること。

いつ頃花をつけ、実をつけるのか。
実は何によって散布されるのか。
一年草か多年草か。
低日照には強いのか。
成長点はどこにあるのか。
栄養成長するのか否か。

・・・など、挙げればきりがないです。
しかし、これらを把握していることで、駆除に最も効果がある季節、方法を考えることができます。
たとえば、成長点が地上10センチにある植物ならば、地際で刈り取れば生えてきません。
成長点が地際でも、花を咲かせたあとならば植物体のもつエネルギーが少ないので刈り取りで十分枯死させられるかもしれません。
もしかしたら、年に2回の刈り取りで済むかもしれません。

生活史を考慮し、次に必要なのは効率です。
種によってはかなり広範囲で存在しており、国や都道府県などの行政単位では駆除できず、NPOや民間団体などに依頼しなければいけない場合もあります。
そのときに、団体は行政がもつような機材を持っているか、使えるかという問題も出てきます。
簡易で、誰にでもでき、さらに枯死させられる方法が駆除効率が良いといえるでしょう。

もちろん、行政が行って済むくらいの規模であればそれで十分ですけれどね。


オオキンケイギクとか誰か研究してそうなものですけれど・・・。分布調査とかしかやっていないのだろうか。
もし機会があって気が向いたら論文を探してみます。そしたらまた記事にします。

今は授業で知床をやっており、その中に出てくる外来種アメリカオニアザミが気になっております。
外来種ってどこでも問題。どこまで許容するかも問題になりますが、何より国として、そして世界としても生物多様性低下の一因に外来種を挙げておりますので、許容を考えるより先に問題になっている明らかな地域から、駆除を実行していきたいですね。


引用元:毎日新聞 2008/06/16 『オオキンケイギク:特定外来、重信川などで猛威 生態系破壊の恐れ、対策苦慮 /愛媛』
URL:http://mainichi.jp/area/ehime/news/20080616ddlk38040289000c.html
2008.06.17 / Top↑
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