上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
IMGP3401.jpg
秋の七草の一つ。緑のなかの紫がキレイ。


ども、こんにちは。台風がぜんぜん来ないですね。
台風一家は今年は日本に旅行に来ないのでしょうか。

本日のテーマはクズ!マメ科の多年性つる植物です。
つる性草本とも、つる性木本ともいわれます。

IMGP3403.jpg
この3枚の複葉は特徴的ですね。

クズは秋の七草(花を楽しむ秋の草)の一つであり、食品としても葛餅や葛湯、葛切として楽しまれる植物ですね。
カネ○ーカンポーかっこんとう♪のかっこんとは葛根、クズの根に含まれるでんぷんを精製し、湯に溶かして飲むので葛根湯なのです。

根に良質のでんぷんを含み、食品として利用されておりますが、精製の際に非常に手間がかかることから、100%の葛粉は本葛と呼ばれ、まるで金のような扱いを受けたこともあるようです。

現在の葛食料品は多くが馬鈴薯、つまりジャガイモのでんぷんが混ざっていたりするので、100%の葛食品を食べたことがある人は少ないのではないでしょうか。

現在売られている本葛も、サツマイモや小麦のでんぷんが混じっていたりするらしいので、本葛の生産量がいかに少なく、高価なものかは想像できるのではないでしょうか。


さて、昔から食用にされ、親しまれてきた日本在来のクズ。
なぜこのブログで取り上げるのかといいますと!

なんと、アメリカで外来種として猛威を振るっているのですね。

外来種は何も海外から日本に来た種類だけでなく、日本から海外に行って外来種になるものもあるのです。
クズのほかには同様につる植物のスイカズラ、哺乳類ではニホンジカが欧州で、海域ではワカメなどが日本からの外来種として厄介者になっています。

クズは、アメリカでは主に畑などを埋め尽くします。
地下にある太い根からつるを伸ばし、どんどん葉で覆っていってしまうのです。

日本で見られるクズも同様に、樹冠を覆うこともありますよ。
IMGP3400.jpg
ちらほら見える紫のが花で、樹木を覆っております。
地下から伸びたつるが木に巻きついて登り、日の光を得られる樹冠近くまで行って光合成を行うのです。

今のは日本の写真ですが、ネットで探せばアメリカでの現状も見られるかもしれませんね。

畑に広がると、野菜が育たないだけでなく、植えられないし、つるがトラクターなど農業機械に絡まってしまいますね。
つるを切っただけでは地下にある太い根からつるを再生してきてしまいますので、駆除にならないのです。

あまりにも駆除できないので、日本ではケイピンという製品が開発されました。
ケイピンは針の形をしており、そこに除草剤のようなものがくっついております。

クズの株にケイピンを差し込むと、薬効成分が広がって枯らせるというものです。
差し込むだけなので、そんなに面倒ではなく、日本ではよく使われております。

アメリカでどのように駆除しているのかは調べておりませんが、もしかしたらケイピンが使われてるかもしれませんね。

日本ではもったいない精神があること、クズを食する文化があることから掘り取ったクズを利用することがあるかもしれませんが、アメリカでは単なる邪魔者扱いでしょう。

アメリカで掘り取ったクズを超格安で買取り、精製して本葛にしたら新たなビジネスができるかもしれません。あるいは現地で日本食の一つとして売り出すことも可能でしょう。

海外ではもったいない文化がありません。
おそらく駆除した外来生物を食用にしたり、製品として利用している国も数少ないのではないでしょうか。

単に駆除するだけよりも、その命を何らかの形で生かせればいいと思いますね。
外来生物だってただ単に生存・繁殖しようとしていただけですからね。
2008.09.08 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://ligustrum.blog21.fc2.com/tb.php/97-ffa80fd2

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。