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みなさんこんにちは。ゆーにです。エスカルゴって食べたことはありますか?
私はありません。おいしいのでしょうか・・・?
でも日本人はサザエとかツブガイとか食べてますから、きっとおいしいのでしょうね。

そのエスカルゴが大阪の団地内で大量に見つかったようです。
エスカルゴ料理店ができた、とかそんな話ではないですよ。
なんのこっちゃ、と思うかもしれませんが、とりあえずは記事を見てみましょう。

エスカルゴ、大阪の団地で大量発生 食用逃げた?
2009年7月10日

団地内で見つかったヒメリンゴマイマイ=日本自然保護協会・大阪連絡会提供
 フランス料理のエスカルゴになる欧州原産のカタツムリが、大阪府内の団地内で大量に繁殖していることが、滋賀県立琵琶湖博物館などの調査でわかった。国内での報告例はないが、このカタツムリは繁殖力が強く、海外では農作物に大きな被害を出している。住民らは12日、日本自然保護協会の協力で観察会を開き、駆除に乗り出す。

 外来のカタツムリが見つかったのは、大阪府門真市の府営門真三ツ島住宅。住民で日本自然保護協会・自然観察指導員の神田哲久さんが昨年10月に見つけた。中井克樹・琵琶湖博物館主任学芸員が鑑定した結果、「プチグリ」の愛称を持つ欧州原産のヒメリンゴマイマイとわかった。

 このカタツムリは数センチの大きさに育ち、フランス料理ではリンゴマイマイとともに、エスカルゴの材料になっている。繁殖力が旺盛で、様々な種類の植物を食べてしまう。米国・カリフォルニア州では、柑橘(かんきつ)類に大きな被害を出したと報告された。

 大阪の団地にどう侵入したのか不明だが、食材として持ち込まれたものが逃げ出し、繁殖した可能性がある。これまでに約2千匹以上を駆除したが、現在も約3万5千平方メートルの敷地内に点在する街路樹や庭木で大量に繁殖している。すでに団地内のアロエなど複数の植物に被害が出ている。

 住民らは12日の観察会で、日本産のカタツムリとの見分け方や、確実な駆除方法などを勉強することにしている。(田之畑仁)

   ◇

 千葉聡・東北大准教授(生態学)の話 ヒメリンゴマイマイが同時に大量に発見されたという報告は、国内では聞いたことがない。国内種に与える影響は分からないが、乾燥にも強いため、海外ではあっという間に広がり、農業害虫になっている。早急に駆除する必要がある。



というお話でした。
エスカルゴは、wikipediaによるとリンゴマイマイ(Helix pomatia)と、今回大量発生しているヒメリンゴマイマイ(Helix aspersa)・・・仏名petit-gris(プチグリ)の2種を加熱料理して食べるもののようですね。

プチグリって書いてありますが、ちっちゃい栗という意味では全くないんですね。petitはフランス語で小さな、grisは灰色、という意味なので小さな灰色ということでしょうか。

エスカルゴは穀物を与えて養殖したものか、あるいは葡萄畑でブドウの葉を食べている野生種をもちいるそうです。

ふと思ったのですが、日本ですでに問題になっているジャンボタニシ(和名:スクミリンゴガイ)といい、このエスカルゴ・・・は料理名ですからヒメリンゴマイマといい、何故名前にリンゴがつくのでしょうかね。やっぱり英語のApple snailから来ているのかな。

それはさておき。

誰が放したかも問題になりますが、それよりも駆除しきれるのか、の方が問題になると思います。

2000匹以上駆除、とありますが、数えたということでしょうか。
観察会と並行して駆除でしょうから、考えられるのは薬剤散布ではなく、手で取っていったということでしょうかね。

今、私は研究室に水槽を置いてありますが、その中にいるサカマキガイが非常に厄介です。
獲っても獲っても増える。雌雄同体でオスメス関係なく交尾できるようですから、すぐ卵を生みます。
また、結構小さな個体でも交尾行動をしておりますので性成熟が非常に早いようです。

なにより、手(網)ですくい取っているのですが、大きな個体でないと掬えない。小さいものは見落としてしまうのです。

おそらく今回大量発生したヒメリンゴマイマイも同様になるのではないでしょうか。
記事どおり、確実な駆除方法を考えたほうが良いかもしれません。

私は、今回のケースでは過激ですが薬剤散布を薦めたいと思います。

というのは、まず、団地内ということであまり在来種への影響が考えられないことが上げられます。
生息している生き物がどの程度かは皆目検討がつきませんが、自然の生態系よりも構成種が偏っており、生態系としておかしくなっているのが都市生態系ですから。

次に、薬剤散布だと目に見えないような孵化したての小さな個体にも効果があるでしょう。
さきほどのサカマキガイの例のように、水槽ですら人の手で根絶させることははなはだ難しいのです。
加えて屋外ですから、例えば葉の裏に潜んでいたらそれだけで見逃すことになってしまいます。

そして、自然生態系や農地に入り込んでは厄介だからです。
早急に対策を行わなければ、いつしか被害が出てしまうことでしょう。
カタツムリは種によっては鳥に運ばれることもあるようです。ヒメリンゴマイマイがそうとは言い切れませんが、しかし万が一ということもあるのです。
カリフォルニアで被害を出したことも考えれば、見過ごしていいものではないと思います。

ついでに考えますと、もしかしたら薬剤があるかもしれません。日本の既存の薬剤で対処できれば万々歳ですが、だめだとしてもカリフォルニアやフランスにあるかもしれません。


ところどころでは観察会を開きつつ、駆除をするのも環境教育として良いと思いますが、それ以外の場所では薬剤で封じ込め&駆除をやるのはいかがでしょうか。

もしすでに行われていたら、私は大いに応援・賛同いたします。

にしてもマングースといい、エスカルゴといい・・・。
外来種問題が認知されてこういう問題が取り上げられてきたのか、はたまた野外に逃がす人が増えているのか・・・。

日本が外来生物問題から開放される日はまだまだ先みたいですね。
これからも直線的に増えていきそうです。くわばらくわばら。

参考:Wikipedia‐エスカルゴ
引用元:朝日新聞 2009/07/10 『エスカルゴ、大阪の団地で大量発生 食用逃げた?』
URL:http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200907100027.html
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2009.07.17 / Top↑
こんにちは、ゆーにです。今日ゼミだったのですが、論文って、研究って難しいですね。
このままで研究の道に進めるのか、他の道を探した方がいいのか、未だにちょっと悩んでます。
就職・・・。

ま、そんな私情はさておき!!今日の記事は毎日新聞よりサキグロタマツメタガイについて。
とりあえず記事をご覧ください!そのあといろいろ調べてみましょう。

サキグロタマツメタガイ:アサリの天敵、卵塊を一斉駆除-万石浦 /宮城

石巻市と女川町にまたがる万石浦の沿岸各漁協で構成する「万石浦漁場整備開発促進協議会」は10日、アサリを捕食する外来種の巻き貝「サキグロタマツメタガイ」の卵塊の一斉駆除作業を行った。

 サキグロは、アサリの殻に穴を開けて身を食べ、死滅させる。中国などから輸入されたアサリの稚貝に混入して増殖。県内各地でも被害が増え、今年も万石浦や松島湾に面した東名浜海岸(東松島市)などで潮干狩りが中止されるなど被害が拡大している。石巻専修大理工学部生物生産工学科の大越健嗣教授によると、9月下旬から11月上旬に産卵期を迎え、約1カ月でふ化するという。

 この日は、県漁協石巻湾支所の組合員が、最干潮の午前6時から各漁場ごとに分かれ、駆除作業を開始。おわんを伏せたような台形状の卵塊を約2時間で計286キロ採集した。

 大越教授は「湾内に生息するイシガニがサキグロを捕食していることが確認されているが、駆除は人海戦術による親貝の採集と卵塊駆除しかない」としており、同協議会は今月中に再度、駆除作業を実施する予定だ。【石川忠雄】

毎日新聞 2008年10月11日 地方版



でした。

それでは、サキグロタマツメタガイとはなんぞや?ということで調べてみました。

・・・図鑑にも載ってない。wikipediaにも無い・・・。
こうなりゃyahoo大先生!お願いします!
・・・さすが電子情報網。ある程度は把握できました。近代化のすごさを痛感しております。


サキグロタマツメタガイは、タマガイ科の5㎝くらいの大きさの巻き貝です。サキグロタマツメタ、ともいわれますね。
学名はEuspira fortunei、あるいはLunatia fortuneiですが、前者のほうが一般的みたいです。

もともとの分布は中国や朝鮮、瀬戸内海や有明海だそうです。ですが、潮干狩りのときに播かれる安い中国産のアサリに混じって播かれ、外来種として定着しているのではないか、との見方が多いですね。

もちろん自然に分散してきた可能性もゼロではないですが、問題になっている宮城まで、例えば津軽海峡を越えて、あるいは紀伊半島を越えてやってきたとは少々考えにくいですよね。もしそうならば、日本各地の砂浜で確認されているはずです。
・・・と思ったら、三重県や千葉県の砂浜でも確認されているようです。海流に乗ってきたか?しかし、宮城で大問題になった後に報告が出ているようなので、やはりアサリと同時に播かれた説が有効ではないでしょうか。

名前のサキグロとは、貝の殻頂が黒くなっていることから来ています。在来種のツメタガイも多少黒くなるようですが、サキグロタマツメタガイほどでは無いようです。また、殻の内側がツメタガイで白色、サキグロタマツメタガイでは灰紫色だそうなので、ここも見分けるポイントになりそうですね。

記事にアサリを食害するとあるように、肉食です。アサリの他、オキシジミやシオフキ、バカガイも捕食するようです。捕食された貝には小さな穴が空いているので、食害されたかどうかわかりやすいです。

繁殖は記事の通り9~11月で、卵塊を作ります。一ヶ月で孵化しまずが、卵塊からは約2000~4000の稚貝が出てくるそうです。孵化するとすぐに自分と同サイズのアサリなどを捕食するようです。つまり、アサリの小さなやつから成長に応じて大きなものまで、分け隔て無く食べちゃうのです。そりゃアサリが減るわけですよ。

ただ卵は卵塊であり、干潟や浅い場所では見つけやすく、人海戦術による駆除は大変有効なようです。むしろ海域なのでそれ以外の方法はなかなか限られちゃいますけどね。

アサリ食害をもたらす在来種のツメタガイも、このサキグロタマツメタガイも食材として利用されるそうです。ツメタガイよりもサキグロの方が身が柔らかく、塩湯でした後に身を取り出し、煮貝にすると美味しいみたいですよ!人の手による駆除のあと、食事会を開いてみてはいかがでしょうか。


ちなみに、このサキグロタマツメタガイは日本各地で、特に宮城で大きな被害を出しているものの、要注意外来生物でも特定外来生物でもありません。

その理由の一つにはおそらくもともと有明海や瀬戸内海に生息しているから(今はほとんどいないらしいが)でしょう。
国外起源でないと外来生物法には適用されないのです。
もし○○外来生物に指定したいならば、瀬戸内海・有明海産の個体と中国・朝鮮産の遺伝的差異などを明らかにしなければなりません。

国内に同一種がいて、海外起源の同じ種が問題を起こす・・・。なんとも複雑ですね。国内にいたサキグロタマツメタはこのような問題を起こさなかったんでしょうか。
もし起こしていればほぼ同一の生態で遺伝子差も少ないでしょうが、起こしていなければ地域変異個体かもしれませんね。

にしても潮干狩り場が閉鎖されるほどの食害。どんだけすごいんでしょうか。漁業関係者は「干潟のブラックバス」なんて言っているそうですが・・・。ただバスよりも捕まえやすいのが救いでしょうか。

参考
盤洲干潟でサキグロタマツメタガイを多数発見
サキグロタマツメタガイの見分け方
サキグロタマツメタガイについて
EICネット[環境用語集:「サキグロタマツメタガイ」]

引用元:毎日新聞 2008/10/11 『サキグロタマツメタガイ:アサリの天敵、卵塊を一斉駆除-万石浦 /宮城』
URL:http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20081011ddlk04040289000c.html
2008.10.15 / Top↑
コニチハー、ゆーにです。今日は晴れたから洗濯ができました。

9月の12~15日くらいだったかな、山口大で哺乳類学会があるそうです!
外来生物の哺乳類に関しても発表が多いみたいなので是非行きたい!!

と思ったけど親戚の用事でいけない・・・。なんだかんだと忙しいものです。
どなたか行ってきて報告してください。。。うそ。。。


今日はちょいと前のニュースより、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の駆除に関する面白い取組みを紹介したいと思います。

では記事をどうぞー↓

バケツ1300杯分、人力で捕った! ジャンボタニシ駆除大作戦
2008年8月19日

 外来生物「ジャンボタニシ」による稲の食害に悩む安八町が今春、住民が捕獲したタニシを買い上げる助成制度を始めた。全国的にも珍しい試みだが、捕獲量は5リットル入りバケツで1300杯分を突破。一部の地域では、農業用水路に金網を張る防除対策も行われ、農家からは「今年はほとんど被害がない」との声も聞かれる。繁殖力の強さから「根絶不能」ともいわれるタニシと、人間の戦いを追った。

 ジャンボタニシの被害は、5年ほど前に出始めた。昨夏には、タニシが水路などを通じて町全体に広がり、被害が拡大。西濃農業共済組合(安八町)によると、昨年1年間で被害に遭った田は約4・2ヘクタールで、うち約1・1ヘクタールは収量が3割以下に激減。農業被害を補償する共済金の支払い対象になった。

 助成制度は、タニシの活動期の初夏から秋にかけて、市内各地区で捕獲したタニシの総量を町に申請すると、地区単位で助成金が出る仕組み。金額はバケツ1杯(5リットル)で300円。回収したタニシは町が処分する。

 8月4日現在、安八町24区中、19区が駆除を行った結果、計43回で6930リットル分のタニシが捕獲された。

 ジャンボタニシ研究の第一人者で、九州沖縄農業研究センターの和田節上席研究員(59)は「手取りでどれだけ効果があるかは不明だが、駆除に助成金が出るのは珍しい」と驚く。タニシの被害が多い九州では、田植え直後に水深を浅くしてタニシの動きを抑え、それでも被害が多い時は農薬を使う防除策が確立されている。

 しかし、安八町では、田の水を地域で一括管理する方式が採られており、個人で水位を調整するのは難しい。また、田に引き入れる水と排水が一つの水路で兼用されているため、タニシが田に侵入しやすいという問題点もある。そのため、昨年、被害が大きかった地域では、越冬したタニシを田植え前に駆除した上で、水路の取水口に金網を張って侵入を防いだり、農薬を使ったりしている。

 同町でジャンボタニシの調査・防除指導を行う農業普及員の鈴木隆志さん(47)は「タニシの根絶は不可能なので、うまく付き合って、稲への被害を最小にしていきたい」と話している。

 (小椋由紀子)

◆記者から
 5リットルバケツ1386杯分という量を聞いて驚いた。営農組合員数人で毎日駆除している地域もあるという。「来年に少しでも被害を減らしたい」という一心からだ。

 住民らは鈴木さんの指導を受けて、昨冬から手探りで対策に取り組んできた。鈴木さんは被害が減ったという声に手応えを感じつつ、「手取りがどのくらい効果があるのか、来年の結果が待ち遠しい」と話している。

 【ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)】 南米原産の巻き貝。田植え期に稲の苗を食べ、冬場は土に潜って越冬する。1981年に台湾から食用として輸入され、全国約500カ所で養殖されたが、需要が伸びず野生化した。国が84年、有害動物に指定。環境省の要注意外来生物リストに挙げられている。



でしたー。

何が画期的かといいますと、捕獲した外来種を町が買い上げる、というところですね。

やはり人間は基本損なことには動きたくなく、自分の得なことに動きたいものですから、農家のタニシ被害に遭っている方たち以外ではあまり積極的に動こうとしたくないものなんです。

どんな場合でもそう。もちろん、自分にも当てはまります。進んで損な役に立ちたいとは思いません。

ですが、そこにお金が絡んできたらどうでしょう。人は動いてしまうのです。不思議~。

このお金を出して外来生物を買い上げる試みは、沖縄のマングースの事例でもありますよね。あれはマングースを捕獲して冷凍保存し、尻尾を切り取って持っていけば良かったのかな?

マングースは養鶏業者に被害があったりしますが、小型で動物であることから、なかなか捕獲が難しいと思われます。捕獲方法がワナですから、設置や取り扱いもそんなに容易ではない・・・。

しかし、ジャンボタニシは所詮タニシですから(正確には違いますけど)、水田の中にしかいないし、素早く動き回るわけでもない。

網で掬えばそこまで、なのです。

駆除方法が簡単だと、特別な技能や知識が必要ありませんから、どんな人でも駆除作業を行えてしまうのです。

それがお金になるんだから儲けもの、って感じですよね。

すでに根絶が不可能と言われているようですが、このような取組みは例えば単に、ここで釣ったブラックバスのリリースは禁止です!などと言うよりはるかに効果があると思うので、是非とも続けて頂きたいと思います。


根絶不可能と言われているのは何故でしょうかね。年間ジャンボタニシだけに従事できる人がいないからでしょうか。
ずっとその生き物に従事できる人がいれば、実は根絶できないことはないんじゃないかと思います。

ただ、市や都道府県レベルの公共機関では、それだけに従事しているわけにはいかなく、他の仕事もやらなきゃいけないだろうし、大学の先生だって毎日見回って駆除作業するわけにもいかない。だって論文書いたり授業したり学生の面倒見なきゃいけないですもんね。

するとNPOなどの機関が必要となってくるのです。

社会一般で見ると、NPOは未だにボランティア団体っていう目線が強いそうです。

ですが、NPOはもはや会社と同じ!ただし、利益を社員に還元するのではなく、利益をさらなる目的のために投資するみたいです(活動資金とか必要資材の購入とか)。

今度NPOに体験しに行ってきます。


引用元:中日新聞 2008/08/19 『バケツ1300杯分、人力で捕った! ジャンボタニシ駆除大作戦』
URL:http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080819/CK2008081902000017.html
2008.08.27 / Top↑
どもども、こんにちは。ゆーにです。ちょっと久しぶりの更新。

今日は新聞記事より、外来貝類の話です。

外来貝類で問題になっているのはアフリカマイマイやジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)ですかね。

ですが、今回はコモチカワツボという貝が記事として上がりました。

というわけで、以下記事になりまーす。

御宝田遊水池でコモチカワツボ 爆発的増殖の危険性

安曇野市の御宝田遊水池で外来種を探した観察会  安曇野市明科中川手の御宝田遊水池で、ホタルの成育への影響が指摘されているニュージーランド原産の巻き貝「コモチカワツボ」の生息が確認された。民間の環境調査組織、野生生物資料情報室(安曇野市)は「貝を踏み、靴に付けたまま移動すると分布が広がる。生命力が強く、爆発的に増える危険性がある」と指摘している。

 同情報室が、外来種による影響をテーマに12日開いた自然観察会で確認した。県内全域から小学生を含む14人が参加。メンバーの長坂守芳さん(48)=安曇野市豊科光=が水路の底にある石を取り上げると、全長2ミリほどのコモチカワツボが表面に多数付着しており、参加者からは「すごい繁殖力だな」と声が漏れた。

 同室によると、コモチカワツボは水中のコケを食べるため、繁殖するとコケを食べる小動物の生息に影響する。外観がカワニナと似ているため、ホタルのエサとして知らずに散布している可能性も。食べたホタルの幼虫はカワニナを食べた幼虫と比べて成虫になる割合が低く、発光力も劣るという。

 県内では2年ほど前から、天竜川、女鳥羽川、梓川などの水系で見つかっており、同情報室も昨年夏、市内の拾ケ堰(じっかせぎ)で繁殖を確認していた。

 観察会は日本湿地ネットワーク(東京)が定めた「干潟を守る日」(4月14日)に合わせたイベントで、シンポジウムや講演会も含めて同室が開くのは10回目。


でした。

コモチカワツボはニュージーランド原産の淡水巻貝です。
それ以外の情報が不足しており、wikiにもありませんでした。

そんななかから、いくつかのサイトを参考に情報を集めてみました。

まず、コモチカワツボの生殖は無性生殖だそうです。アメリカの事例を紹介していたサイトを参考にさせていただきました。無性生殖であるのと、アメリカでは寄生虫や捕食者もいないため、爆発的に数を増やし、他の貝類や昆虫などの餌や住処を奪ってしまいます。アメリカでの事例を紹介されてましたが、おそらく日本も同様の危険があるということでしょうね。
また、栄養も他の貝類より少なく、餌資源として活用できないようです。また、水の無いところでも24時間くらいなら生きていられるようです。どんだけー。
(参考:パタゴニア・環境エッセイ

また、他のブログでも、2年ほど乾燥に耐え、海水へも適応し、雌雄同体でもあるということが書かれていました。日本ではカワニナと同ニッチに入り込み、生態を撹乱するようです。ゲンジボタルがカワニナの代わりに捕食することがあるそうですが、コモチカワツボはマグネシウムやセレン、ゲルマニウムなどのミネラル蓄積をすることなく、吸収してしまいます。ホタルの餌になるカワニナはこれらのミネラルを蓄積します。ホタルはこれを食べることにより、成虫になって光を出すことができるそうなので、コモチカワツボが爆発的に増殖したとき、ホタルはこれを摂食することになり、成虫になったときに光が弱いという影響が出てしまうようですね。(参考:ホタルのホンネ

これらのことから考えると、コモチカワツボの生態と脅威は以下のようになるでしょう。
生態
・無性生殖でふえる(雌雄同体であるが故)
・乾燥に非常に強く、水が無くてもある程度生存できる
・海水へも適応できる
・カワニナと比較すると栄養が少なく、ミネラルを蓄積しない

脅威
・爆発的に増え、在来種の生息環境・餌の阻害
・カワニナ捕食者への栄養的な阻害
・ホタルへの成長阻害
・カワニナとの競合

こんなとこでしょうか。

専門じゃないものを調べるのは難しいですね。あっているかの自身がない。

日本での現状はあまり詳しく知りませんが、注意が必要そうです。
特にホタル鑑賞会が頻発する中、カワニナと間違えてコモチカワツボを放してしまったという事態が起こりかねませんね。

そういえば、うちは東京ですけど、近くにホタルが見れる小川というものがあります。
カワニナがいるのか、コモチカワツボなのか。ちょっぴり気になりますねー。

でもどうやって見分けるのやら。見た目はあまり大差ないみたいです。


ネタ元:信濃毎日新聞 2008/04/15 『御宝田遊水池でコモチカワツボ 爆発的増殖の危険性』
URL:http://www.shinmai.co.jp/news/20080415/KT080414GCI090003000022.htm
2008.04.19 / Top↑
IMGPhokkai改
オイラはザリガニ。エビと一緒にすんな!こっちのほうがウマイんだぞ!?

というわけでゆーにですよ。今日はザリガニin北海道です。写真を友達にもらったので書くことにしました。

小さい頃、おそらく少年のほとんどが一度はやったことのある遊び。それはザリガニ釣り。

近所の川でよく裂きイカをエサに釣ったものです。すぐにつれて面白かった。自然と付き合う第一歩だったのかも。

でも、その一緒に遊んだザリガニは写真のコイツではなく、外来種アメリカザリガニ。ウシガエルのエサとして持ち込まれ、広がってしまったんだそうな。

じゃあコイツは何なのか?これは、ウチダザリガニ。初めて聞く人も多いかと思います。

日本にいるザリガニはおそらく全部で4種。北日本に分布しているニホンザリガニ、世界各地にいるアメリカザリガニ、滋賀県淡海池にいるタンカイザリガニ、そして北海道にもちこまれたこのウチダザリガニです。

在来種はニホンザリガニのみで、他3種は全て持ち込まれた外来生物です。タンカイザリガニはウチダザリガニの亜種とされ、この2種は食用として持ち込まれました。


もともとニホンザリガニの分布が北のほうだったので、アメリカザリガニが移入されたことによるニホンザリガニとの競合というものはほとんどありませんでした。

しかし、現在ニホンザリガニのいる北海道にウチダザリガニが持ち込まれ、競合が懸念されています。ウチダザリガニの気は荒いらしく、在来種を圧倒するのはたやすいことでしょう。さらに、ザリガニペストの感染によって間接的にニホンザリガニに影響を与えることも考えられています。

一部ではめちゃくちゃ生息しているようです。ホラ↓IMGPhokkai2改

全部ウチダザリガニらしいです。おそろしや。。。

北海道では捕獲して防除しているだけでなく、阿寒湖などで食用にされているそうです。

・・・うん、北海道いってみたい。


ところで、なんでこれがウチダザリガニ?ニホンザリガニかもよ?と思った方。いますよねー?

見分け方を調べてみました。

まず、成体の体長・体色が異なります。
ウチダザリガニ(15㎝以上・こげ茶)>アメリカザリガニ(赤)>ニホンザリガニ(10㎝未満・こげ茶)
です。

じゃあ幼体だとわからないじゃん?アメリカザリガニもちっちゃいとき茶色いし。
そこで、ハサミを見ます。

はさみにトゲ→アメリカザリガニ
はさみに青白い模様→ウチダザリガニ(下の写真参照)
はさみにトゲ・模様なし→ニホンザリガニ

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ハサミの、いわゆる親指の付け根に模様。

これで判別できると思います。ちなみにこの青白い模様からついた英名はsignal crayfish。

ハサミを動かすと青白い模様も動き(あたりまえ)、それが信号を送っているように見えるらしいです。ほら、飛行機の発着とか。

外来生物の防除には判別の仕方が重要になってきます。判別できないとどれを防除したらいいのか分かりませんもんね。間違って在来種を駆除しちゃったら大変。

意外としっかり区別できる人は少ないようです。自分も専門外ながら、ある程度は確実に見分けられる能力を持ちたいものです。がんばるぞ!ではでは。
2007.12.30 / Top↑

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